らき☆すた #1 つっぱしる女
原作未読。なんだか仕事帰りのオヤジたちが飲み屋でクダ巻いてるような会話を延々と垂れ流している、ファースト・インプレッションはそんな感じ。話の流れに必然性がなくて流れに乗りかけたと思ったところでぶった切られる違和感。原作は4コマ?だとしたら「あずまんが大王」「ぱにぽにだっしゅ!」「ひだまりスケッチ」あたりと比べてあまりうまい構成とは思えない。作画レベルは高いのだけど全体的に省エネで京都アニメーション制作にしてはあまり手がかかっていない印象。
野球中継があると深夜アニメの時間がずれるっていうネタを選挙特番で時間がずれた初回にやるのは何という偶然。L字型の選挙速報、一瞬「ぱにぽにだっしゅ!」のような演出かと思いましたよ。EDは「キョーダイン」。その発想はなかった!(汗)
らき☆すた #1 つっぱしる女
あ〜、なんかいろんなところが危ないアニメだな。もういちいち突っ込めないぐらい(笑)反して本編はいたって危なげなく日常ほんわか系。普通に面白い。いや、ソフトクリームのアイスはコーンに押し込むでしょう、うん。焼き鳥を大勢で食べるとか、ネギタン塩はすぐ焦げるとか、高校生の会話じゃないってば(笑)会話をしているとすぐにゲームの話に突入するこなた@平野綾、うん、そういうやついるよな……てか、自分を見ているようで痛い。で、ユル楽しい話で油断していると忘れた頃に冒頭の話題に戻ったり。侮れないアニメだ。
EDのキョーダインには笑わせてもらいました……次回はどうなることやら。
ヒロイック・エイジ #2 忘れられた子供
普通の男がディアネイラ@石川由依に近づくと気を失うのか。すげえな姫様。
ドがつくほどの田舎で見いだされていきなり人類の救世主と担ぎ出されるエイジはまさに王道。エイジを『サル』と呼ぶ人類だが、誰もいない場所で一人きりで育ったのだから言葉が通じるだけでみっけものだと思うのだが。エイジを『サル』と呼んだり、自分の型にはめようとしたり、身勝手な契約を押しつけようとしたり、その力をみたとたん掌を返したような態度になったり、ディアネイラの手柄は横取りされるものとされていたり、人類も決して無垢で純粋な種族ではないように描かれているのは好感もてる。
精霊の守り人 #1 女用心棒バルサ
話より何より、TVアニメでこれだけの映像って正直感嘆する。濃いめの人物は好みの外側(笑)だが、リアルに描かれた風景、細部までこだわって設定された街や諸々の小道具。説明されずともそのひとつひとつに念入りな考証が入っていることは間違いないとわかる。特に萌えキャラはにゃ〜んなだけで背景とか設定にまったく凝っていない深夜アニメばかり見ている人間には(笑)このレベルの作画は驚異。さすがNHK、金に糸目はつけてない。似たような位置にあると思える同じNHKのアニメ『十二国記』はかな〜り手抜きくさい作画だったが、こちらは相当気合い入っている印象。緻密な景観をゆったりと描きながら物語が進んでいくため一見して長閑な印象を受けるが、主人公バルサ@安藤麻吹の明朗なキャラクターと切れのいい会話の妙で、適度な緊張感をはらみつつ実はテンポよく展開する脚本が見事。このクォリティが持続すればかなり楽しめそうだ。