魔法少女リリカルなのはStrikerS #8 願い、ふたりで
ごめん、『優しいなのはさん(byスバル)』がどうしてキレたのかよくわからなかった(笑)模擬戦で危険な戦法に出たティアナ@中原麻衣とスバル@斎藤千和を諫めるためにティアナをボコボコにしたのはわかる。でもどうしてそこまで……(苦笑)あんた、鬼だ。
冷静に見れば、いつも通りの(笑)訓練が終わり、平和で穏やかなひとときを描いた前半はまとも。まぁ、Aパート全部使って語る物語ではないが。作画は(このアニメとしては)頑張っていると言えるんだろうな、うん。でも絵柄が違いすぎる。一人で煮詰まって、ひとりで過剰な練習に精を出すティアナ@中原麻衣。こういう突っ走りは周りの雰囲気を悪くするのでよろしくないね(苦笑)で、前半と後半をつなげると、このエピソードで言わんとしていることが……見えてこないな(苦笑)ティアナの焦りと、そこから来る暴走を自省する姿を描いたエピソードってことなのだが、模擬戦でそこまで突っ走られても、模擬戦でそこまでキレられても、って感想を持ってしまうところが実戦を描いていないこのアニメの弱点ですよ。
神曲奏界ポリフォニカ #5 アッファンナート 裏切りの絆
ヤーディオ@檜山修之、うるさいなぁ(笑)しかもいきなり出てきてるし。精霊の裏切りを調査する話は新曲楽士と精霊の関係の一側面を補完するエピソードとして興味深いところだが、見せ方に緊張感が無くて面白くない。もうちょっと謎めいた雰囲気を残しつつ、視聴者にも推測の余地を残していただけると楽しめる気がするのだが。その上でちょっと破天荒なヤーディオが登場して『精霊ってのは〜こういうもんなんだ』って感じでサジェスチョンを与えるなら納得できる構成なんだけど。予想通りの展開とありきたりの設定を見せただけで1話消費した感じだよ。それはともかく、音楽が物語の中核を為している割りには全然動かない楽器演奏シーンが泣けるアニメだ。
精霊の守り人 #9 渇きのシュガ
チャグム王子@安達直人を失ってから塞ぎ込んでいた星読博士のシュガ@野島裕史の話。冷静な粧いのシュガだが、チャグムのことを気に病んでいることと、乾の相が消えないこととが重なってかなり取り乱している様子。そのヘタれ状態が、サグムの密かに弟を偲んでいる気持ちに触れて一掃される様子は見ていて納得できる心情の変化。丁寧な描写に好感が持てる。一方のチャグムがただの子供として不器用に他の子供と交わろうとする姿もまた共感できるところ。そんな描写を重ねたところにシュガとタンダ@辻谷耕史の接触を持ってくる展開もうまい。2人に共通して自然科学に関する知識があるっていう設定も物語を面白くしている。そしてチャグム王子生存の可能性を捨てきれない結論へ達するシュガ。彼がどうやってチャグム王子のもとまでたどり着くのか楽しみになってくるよ。