入門ユダヤ思想

問題提議の立て方や人名などの用語の見慣れなさからいって、これは入門というより応用編だと思う。書いてある内容に着いていけたとは言いがたい自分はとりあえず、常に自己像を改新し、あえて観念の境界に身を置くのがユダヤ民族なのだという気付きのみ得た。

テルリア

テルリア

テルリア

脳に打ち込むと意識の変容をもたらす奇跡の物質テルリアをめぐる、現実と夢想がまざりあった連作短編集。イメージの奔放さをより生かすには、もっと章同士の連続性や連携があった方が良いと思う。