ハギス。
スコットランドから遊びに来た友人、
デレク&キャサリン夫妻が
お土産だと言ってハギスを持ってきました。
出たよハギス。好き嫌いがはっきり分かれる内臓系。
思えば、私のハギス体験は
はるか昔、東京流通センターでどーんと開催されたトラッド音楽祭で
(いつの話だ。あの現場にいらしてたみなさん、お元気ですか。)
恐る恐る試したのが、最初にして最後。A^^;
もともと内臓系はあまり得意ではないし、
十数年を経て予期せぬ二度目の遭遇となったわけです。
でも、こんなに意気揚揚とお土産に持ってきてくれたのを
食べないってわけにもいかないし。
「スコットランドでは、ハギスは必ず
マッシュしたスウィードと一緒に食べるんだよ」
と、地元産のスウィードまで持参してもらっちゃいました。
スウィードは、アイルランドではふつうターニップと呼ぶけれど、
鮮やかなオレンジ色をした、甘みのある蕪。
これをつけあわせにし、茹でた(または蒸かした)じゃがいも、
それに苦みのあるエールを添えて食べるべし。
なのだそうです。
だもんで、やってみました。
ホイルで包んでオーブンで蒸し焼き。
お土産用の、オーブンで焼けばいいだけになっている塊なので
調理自体はぜんぜん難しくありません。
でかいけどね。あと見た目よりずっと重いけど。(^^;)
ぱくっと二つに割ってみると…
うわああああ、すごい量!
あと、大量の香辛料の匂い。
内臓系の匂いはまったくありません。
あれ、こんなだったっけ?
ただやっぱり凄かったのは、見た目以上のどっしり感。
全体の半分を4人で分けて、
1皿このくらいの量だったにも関わらず、
食べたらもう次はいらない、というくらい
おなかいっぱいになってしまったのです。
さすが、やっぱり羊の内臓なんだわ。
ただまあ、見た目も匂いも、内臓らしさはほとんどなかったので、
「ハギスってもっと臭うものだと思ってた。これならいけるね」
と素直な感想を言ったら、キャサリンに
「まあこれはお土産用だから。
今度スコットランドに来たときには、
本物のハギスを作ってあげるから、必ず食べてね!」
と、力をこめて言われてしまいました。
果たして第三次遭遇は実現するのでしょうか。
「本物の」ハギス、試したいような、試したくないような。A^^;
機会があったら。そのときはぜひ。