三色スミレの成長日記〜LA PENSEE SAUVAGE このページをアンテナに追加 RSSフィード

Antropologista sum; antropico nihil a me alienum puto.
われ、人類学者なり.こと人類に関するものにしてわれに無縁のものなしとす.

思想とは要するに趣味の問題である。思想の鍵を握るのは、言語学者である。
歴史家は常に、行動する者の背後にしか居れない。悪魔は、傑れた歴史家であり、社会学者である。
歴史家が語ることは、どれほど注意深く純粋に記述的な言語を使用としても、遅かれ早かれ彼の態度を伝えてしまう。
距離をおいた態度をとること自体一つの道徳的立場である。
言葉で片附ける、といふことは常に許容と、自慰とがある。もつと謙虚になることだ。
思索とは表現の可能性に対して行はれる精神の賭博である。可能性を掘り出すこと、それは賭博をすることだ。
言語とは思想家のためのルーレットである。                  Mixed Berlin×Tozo 

2005-06-03 戦場のハローワーク〜ニートには戦場か落語

[]迷えるニートは戦場にイけ!?

タイガー&ドラゴン・銀次郎(塚本高史)も

内田樹さんも

加藤健二郎さん(東長崎機関)も

みんな「ニート」を口にする。学校へも行かない仕事もしないニート

仕事に目を向けて見ると、『塀の中も仕事不足 法務省HP、企業に「売り込み」』(朝日新聞・夕刊.2005年6月3日 15面 法務省)の記事がある。

じゃあ勉強てぇと見てみると、

われわれが子供時分には、「学問よりも人間をこしらえるのだ、学問のできるりっぱな人より、何にも知らぬ苦労した人といって、かわいい子供に旅をさせろ、と奉公に出しました。 「藪入り」 三遊亭金馬

古典落語 金馬・小円朝集 (ちくま文庫)

古典落語 金馬・小円朝集 (ちくま文庫)

と、ありゃあ。落語にゃ、ニートみたいな人も沢山出てくる、今に始まったことじゃあない。まあ、しかし困ったことだってんで、色んな人が知恵を絞って、あーだこーだおっしゃっている。で、内田樹さんは「ビッグコミックスピリッツ」つー雑誌がその一つの処方だとおっしゃる。

内田樹研究室より

『スピリッツ』療法

(前略)

精神科医である名越康文先生がどうして『殺し屋1』や『ホムンクルス』のような「物語」をマスメディアを通じて提供するという作業をしてきたのか、なんとなくわかったような気がした。

(中略)

『スピリッツ』読者数十万人(『スピリッツ』の読者層はほぼそのまま名越先生の患者の年齢層に相当する)を「まとめて診療する」というスケールの大きい暴挙(つうか快挙)に一気に出られたのでは、とひそかに忖度するのである。

(中略)

つまり、十八歳から二十四歳くらいまでの就活中、NEET、引きこもりなど、将来が決まらないでうじうじしている男性読者をメインターゲットにした雑誌なのである(そんな雑誌があるんですよ。驚くでしょ)。

内田樹の研究室 2006: 『スピリッツ』療法

で、お次は荒療治。21世紀の奉公は戦場。かわいい子供には旅をさせろ=戦場へってことになりますぁあな。(戦場の仕事=軍隊ではない。)

迷えるニートは戦場に行け!!イラク戦争で人間の盾になった国境なき軍事ジャーナリストの転職講座。そうだ戦争行こう!気鋭の軍事ジャーナリストが、迷えるニート世代に送る国境を超えた転職講座である。「何をして良いのか分からないけど、何かオモシロイことがしたい」「英語はできないけど海外で働きたい」「どうでもいいけど、日本はウンザリ」などなど・・・。そんな都合の良い現代的な悩み、葛藤に「北朝鮮に初めて?密入国した日本人」「チェチェンの反政府ゲリラに気に入られ」、そして「イラク戦争で初めて日本の盾になった」国境なき戦争屋、加藤健二郎がこの1冊で全て答えます!!  

戦争ほど危険=面白い旅はない!!

戦場のハローワーク

戦場のハローワーク

戦場には軍隊がつきもの。で、連日、何かと話題の靖国問題

PreBuddhaさんは、5月17日に哲学者高橋哲哉さんの『靖国問題』(ちくま新書)を紹介し、その補足で以下のようにおっしゃっている。

補足(2005年5月25日)

小泉首相の「靖国参拝」が、日中の外交問題のみならず、経済問題に波及している。このままでは済まないだろう。「靖国問題」は、「憲法の改正」につながり、「自衛」という名目の「軍隊」を持つ。すると、現自衛隊が、まず戦場へ行くことになるが、次は誰か。考えるまでもない。フリーターニートひきこもり青年が、軍隊予備群にならざるを得ない。まさしく、私たちの生死にかかわる問題だ。いったい、「自衛」という名の「正義の戦争」は、存在しうるのだろうか。日本は、いま「ワイマール帝国」時代と相似している。

http://d.hatena.ne.jp/PreBuddha/20050517

とりあえず、ニートには落語を。本日のタイガー&ドラゴンの「出来心」は、

落語百選―夏 (ちくま文庫)

落語百選―夏 (ちくま文庫)

に収録あり。

近いうちに、朝日新聞柄谷行人に、『戦場のハローワーク』の書評を書いてもらいたい。戦争放棄憲法に言及しつつ。

内田樹さんの記事へのコメント(反論を含む)は以下になります。

暁の二項対立

スピリッツはNEET雑誌か

http://d.hatena.ne.jp/cyano/20050603

werebearの日記 - a devout heretic –

『スピリッツ』療法

http://d.hatena.ne.jp/werebear/20050602/p2

amenotorifuneamenotorifune 2005/06/07 21:01 「ニート」って、名付けの囲い込みで、多様なものをべったり均一にならして、解き方を単純にして節約しようって感じがします、あ゛ーっまた言ってることわかんなくなっちゃった。「アースダイバー」はとても読みやすくて楽しいです。で、なんてかやっぱりスマート。今日、その中の「四谷怪談」のところを読みながら思ったんですが、tatarさん、「落語」と「アースダイバー」二本立てで読むの、かなりよいかも…。

tatartatar 2005/06/08 23:59 「ニート」も「ひきこもり」もそのレッテルを貼る方の問題を見えなくするにはイイですよね。(実りある社会とは?)
言わんとするところはわかりますよ。
アースダイバー×落語=ネオ対称性人類学?(笑)ではさっそくアースダイバーを明日には購入するとします。