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迷譚亭日乗 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2011-12-09

ぶるぶる冬空の下ではぶらぶら歩きもままならない。(12月7日→12月9日)

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新・日記,読書記録,購入記録

■12月7日(水)――――▼

 ケータイの歩数計によると今日はトータルで16000歩も歩いたことになる。例によってお寺を訪問しまくったおかげだ。まず午前。ハロワに行く。新着だけチェック。収穫なし。このあとは、ハロワのついでに銀行に行ったことを何度か書いているが、その銀行よりさらに南にすすんだ方角にある寺を巡ることにしていた。N会館という市の施設(もともとは大型商業施設)の駐車場にクルマを駐めて歩く。まず、「無量山常光寺」。浄土宗のお寺である。

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 続いて、「取出町百番観音」である。案内版によると「八面山観音堂」とも言い、「百番出世観音」を祀っているとのこと。このお堂の中に「本尊阿弥陀仏並びに、観世音の仏像百体を三段の須弥壇に安置している」そうな。思い切り逆光でベストポジションからはうまく撮れなかった……。

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 つづいて常光寺とは道路をはさんだ反対側に位置するお寺に移動した。真言宗智山派のお寺、「長栄山專立寺」である。本堂前の仁王像が謎。

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 クルマに戻り、そこから遠回りの帰路につく。「平賀神社」に立ち寄る。

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 絲山秋子の小説『末裔』で、主人公が最後に辿り着く神社がここで、作品中でも描かれるご神木の欅も周囲をぐるっとまわって眺めた。急な階段をえっちらおっちら昇って手を合わせ、下りは手すりにしっかりつかまって、こわごわと降りた。近くに住宅みたいな小さなお寺があった。「龍頭山中善寺」である。曹洞宗のお寺。

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 市立図書館にも立ち寄ってから帰宅。午後も外出*1。今日は文芸誌の発売日なので蔦屋書店に行く。事前に各文芸誌のサイトで内容を知っていた。「群像」では大江さんの小説の連載が始まるし、「新潮」も魅力的なラインナップだった。両誌を買うつもりだったのだが……今月はただでさえ通常月より出費が多いうえに買いたい雑誌もムックも本も目白押しなのである。来年の読書計画とも相談し、ミステリシフトで優先順位をつけたら、「群像」も「新潮」も今日のところは、こらえてしまった。失業者なので時間はある。書店に通ってあの対談も例の連載も立ち読みですませるという手もある。とはいえ、「現代詩手帖」12月号はだけは年鑑なので、どうしても入手しておきたい。O書店にはあったけれど、2900円もする。bk1のギフト券が出たらポイントと合わせて注文しよう(ただし3150円以上の注文でないとギフト券は使えないから、あと250円以上を他の何で埋めるかが問題)。

 そのあと、事前にネット地図で調べてあった、蔦屋書店の先にある「平原」という地域に向かう。先日、一度通過しているのだが、駐車場所に困ってどこにも立ち寄れなかった。今回は、段丘状の地形の崖ぎわに横に長くひろがる平原地区の真下、国道18号沿いにある某珈琲専門店に駐めさせてもらい、そこから歩いて向かった。のぼりきったところで、浅間山をのぞむ景色を撮っておいた。

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 最初に目指したのはgoo地図に載っていた「善弘寺」というお寺。あとで確かめたらゼンリン地図には載っていなかった。ふだんはgoo地図を優先させている。載っているからそこにあるものと考えていた。ところが、ないのである。地図を見誤ったのかと思い、その場所をよく観察してこなかったのだが、たしかにその寺があるはずの土地には、ただの更地なのか畑なのかよく分からない広い空間があった。goo地図には今年部分開通した新しい高速道路も載っている。情報が古いとは思えない。また寺の名と市の名前で検索すると住所もヒットする。その寺に何が起こったのか? 例えば後継者がいなくて廃寺になり解体されるなんてことが、あるのだろうか? 謎である。

 仕方なく次のお寺を目指す。途中、出来れば立ち寄るかと思っていた神社へ。白山神社と稲荷神社が並んでいた。

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 その裏に、こんなお墓があった。どこかの坊さんと尼さんの墓のようであるが、年号に注目していただきたい。この年号に亡くなった夫婦(?……両者の没年には30年の開きがあるが)の墓をこんな新しい墓石で祀っているとは――いったい何者なのか。

 続いて「医王山光明寺」である。居並ぶ石像が不思議な空気を醸していた。

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 このへんからトイレに行きたくなって困った。どっちもしたかった。地図で名前だけ見て、お寺なのかなんなのか分からなかった、でも歴史的には重要らしい、と思われた一カ所を飛ばして(でもあとで調べたらこの一帯ではいちばん訪れておくべき場所だった!)、続いて「金鳳山長龍寺」へ。

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 つづいてラスト、「金山神社」。なぜか、ここまで来ると排泄欲求は弱まっていた。

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国道18号に出て、西に向かってひたすら歩く。途中、崖下の田んぼや畑がひろがる狭い一帯にのびる、陽の射さない歩道を歩いて、やっとクルマに戻った。一時間近く歩いて汗ばんでいた。帰宅してトイレに駆け込んだ。

 夜、寝床で読み終えた。道尾秀介の語り(騙り)のテクニックに気持ちよく翻弄されて、二度も「マジかよ」と呟かされた。

ラットマン (光文社文庫)

ラットマン (光文社文庫)

70.道尾秀介『ラットマン』(光文社文庫

71.………読書中………(12/7現在)

 騙されている最中は、「事件」がいつまで経っても起きずいらいらし、起きてから「倒叙もの」なのか、と思いつつ「犯人」だと思っていた男の「動機」に納得が出来ず、途中で読むのを中止しようかと思いかけたが、最後まで読んで正解。こういう書き方が出来る道尾秀介という小説家は、ほんとうにどういうふうに出来上がってきたのか、小説家・道尾秀介ができるまで、を今まで以上に知りたくなってきた。今年、デビュー作から既刊文庫で読みはじめて、これで7作品目。次は新刊で買った(これまでの7作品は古本)『カラスの親指』だが、そのまえに翻訳ミステリをはさまなければ。

■12月8日(木)――――▼

 真珠湾攻撃から70年が経過する(ジョン・レノンが射殺されて何年?)今日は朝から一日中いまにも雪が降り出しそうな空模様で、そして昨日いささか歩きすぎたせいか腰に疼痛があるので、お寺や神社をもとめてぶらぶら歩きをするにもぶるぶる震えながらではなんだから、やめておこうと朝から思っていた。歩かないということは運動しなくなるということだから、ある意味では肉体的には深刻なことなんだが……。

 午前11時前には郵便局のバイクの音が聞こえるはずなので、それを待ってから出かけるつもりだった。我が家の前で停まり、郵便受けに入れていく音が聞こえたので階下に降り、玄関からサンダル履きで外に出た。目当てのものはなかった。いや、あったとしてら書類選考に落ちて履歴書などを送り返されたということだから、ないほうがいいのだが……。ハロワに行って新着だけチェック。元気でなおかつ晴れていれば歩いただろうが、クルマで移動して「水除稲荷社」に立ち寄る。

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 おれが卒業した高校からいちばん近い神社(いちばん近いお寺は先日訪れた金台寺)で、そして通学路からも見えていた神社であるのだが、行動範囲が限定されていたのだろう、いやぜんぜん興味がなかったのだろう、近づくこともなかった。立派な樹もあり、季節ごとに顔付きも変えただろうに、もったいないことをしたものだ。そこから元通学路を移動して、途中から通学路をそれ、まえに祖母たみちゃんを見舞うときには必ず走行していた道を進んだ。福寿院というお寺を目指したのだが、高柳という地域へ入ると、まず地図には明記されていなかった神社があったので、立ち寄った。「正三位諏方大明神」とある。

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 同じ名前の神社はあちこちにある。さて、住宅地のあいだを縫う細い道を進んで、くだんのお寺の門前近くにハザードをつけてクルマを停止させる。「福寿院」である。

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 真言宗智山派のお寺らしいのだが、狭い敷地に住居と並んでいて、どうも小さなお寺を訪れるときドキドキしちゃうのだが、見知らぬ他人の家の庭に侵入するようで(そして勝手に撮影するのだが)、気が引けるときがある。何カットか立ち位置を変えて撮影し、手を合わせてクルマに戻ると、さっき出てきた方向にオッサンが立って胡散臭げにこちらを見やっているから、余計にドキドキした。風体からしてお寺の人ではなさそうだが……。

 西友でレギュラー珈琲とこの珈琲の粉をつかっているうちに無くなるはずのフィルターペーパーを購入してから帰宅して、午後また外出。ドライブがてら、これから寺院・神社巡りで歩くつもりのルートをまわる。最後の派遣先への通勤ルート(の裏道)にあるお寺の前では、何の工事なのか工事業者と警備員らしき人が準備を始めるような雰囲気のところに出くわして素通りし、昨日歩いた旧い街道はやはりクルマを駐める場所に困って、そして……と各地で課題も多い。それでも、なんというかお百度を踏むようなところもあり、あちこちまわって、そのたびに手を合わせていると、色々と発見できそうで、とうぶん続きそう。

 なるべく無駄遣いしないように買い食いを避けてきたのだが、なんか食いたくなって通りがかりのサークルKで、新発売の〈モチクリーム生キャラメル&マロンプリン〉などを買って帰って久々に「スイーツ中年」。風呂本でディック・フランシス『利腕』を読みはじめた。

■12月9日(金)――――▼

 朝、1センチほど雪が積もっていたが、10時頃には陽が射して、昼間のうちにあらかた融けた。けれど明日までにまた冷え込むらしく、もしかした明朝、今朝よりも降り積もっているかも。

 今日も郵便屋さんのバイクを待ってから行動開始。一通、届いた。返送されてきた。11月29日に1番人気、12月2日に2番人気、12月5日に実は大本命に応募した。2番人気の、この3社の中では「ついで度」高く、「どうしても度」が最低の会社であったから、まあショックはないのだが、それにしても……履歴書と職務経歴書の書き方を工夫したほうがいいかもな、と改めて思った。自慢できる経歴じゃないし、採用する方としてはツッコミどころもあるから。と思ってハロワは午後にして履歴書を買いに出かけた。たとえ1ポイントでもポイントを貯めようと蔦屋書店へ。同じメーカーのものしかなかったので、今までのものとは大きさも形式も多少違うものにした。帰り、浅間山を撮っておいた。

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 午後、ハロワへ。一社、最後の選択肢にとってある食品会社の求人票を念のために印刷しておいた。あと2社からの連絡待ち中だが、最悪のケースも想定しておかなくては。で、今日はやはり寒く、寺院・神社巡りどころではないし地図のチェックもしてこなかったので、まず市立図書館に行った。「新潮」一月号の大江・朝吹対談と古井・又吉対談を読みはじめてみたのだが、雑念が多すぎてぜんぜん頭に入ってこないのだった。

 図書館を出て、公園内を散歩したが、少し風もあり、寒くて、上着についているフードをかぶり、手は袖の中に入れて歩いた。たいした距離にならないし、それでも一カ所くらいは行っておこうと、寺院・神社巡りをはじめる以前から、この日記にも何度も出てくる地元最大の神社に行くことにした。「鼻顔稲荷神社」である。「鼻顔」は「はなづら」と読む。以下、画像を何枚も並べる。まだ新しいケータイのカメラを使いこなせていないので、よく撮れていないけど。

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▼御神楽殿

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▼急階段は封鎖されている。

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▼女坂をのぼっていく。

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▼御姿殿

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▼参籠殿・社務所・拝殿本殿とつながっている。

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▼裏に旧本殿がある。

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男坂を下るとさっきの鳥居に出るが、ここは左手の坂をのほっていく。

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▼のぼりきった上にひろがる公園の隅に、「大神宮神社」がある。

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▼紅葉の散り敷かれた男坂をくだる。

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▼近くの橋から撮影。

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 歩いたのは、たいした距離にならなかったが、動かないよりはマシというものだ。いよいよ雪も降り、運動不足解消も兼ねたぶらぶら歩きも大変な季節に突入した。ヒートテック、買おうかな。

 夜、「現代詩手帖」12月号をAmazonに注文した。

現代詩手帖 2011年 12月号 [雑誌]

現代詩手帖 2011年 12月号 [雑誌]

 毎度のことながら高すぎる(納得の充実ぶりだけど……先日O書店で手に取ったから知っている)のでbk1のメルマガについてくるギフト券と今までの購入ポイントとを合わせて購入するつもりだったが、この日記をまとめているときにサイトを見たら「購入できません」になってたので仕方なくというか勢いでAmazonで注文してしまった。もしかしたら一時的なもので、数日後には復活しているかもしれないが、まあいいや。どうせ買うのだから。真剣に定期購読を検討したいが、再就職できてからの宿題だな。

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*1:給油もした。ヤバいな。ハロワ通い以外にも寺院・神社巡りで思いのほか移動距離が長いのだろう。ふつうに通勤しているときよりも給油の間隔が短いぞ。