ウォッシュとローラ。

tatsuamano2008-11-16

ようやく英語トーク三昧もひと段落し、気づけば3か月が経とうとしています。世の中は完全にクリスマスムード(とそれに伴って休暇ムード)が漂い始め、何だか若干焦らされます。。
とはいいつつもようやくシギチやガン類の渡来地として有名なザ・ウォッシュへ。ケンブリッジからはほど近く、車で2時間弱です。ザ・ウォッシュといっても広大なので、ひとまず安直に考えてRSPBのリザーブ、Freiston shoreというところへ行ってきました。ここのところ天気がぱっとしないのですが、この日ばかりは快晴に恵まれました!
駐車場のすぐ近くには人工的に整備された湿地帯があって、カナダガン(移入種)・ハイイロガン・コクガン・カオジロガンと、いきなりガン4種のランデブーを拝みました。シギチはredshank, curlew, black-tailed godwit, lapwing, oystercatcherなど、ハイドから観察できました。


ガン類をバックに採食するオグロシギ
その裏にはマーシュというんでしょうか、広大な湿地が広がり、こちらでもシギチがちらほらと見られました。その脇を数キロ歩くといよいよもって干潟沿いに建てられた観察小屋に到着します。ここから望める干潟の規模にはただただ圧倒されました。

歩き続けてようやく見えてきたハイド
潮が引いていたこともありあまり近くでは鳥は望めませんでしたが、見渡す限り(フィールドスコープで…)広がる干潟とそこに散らばる無数の鳥類。乱舞するgolden ploverとlapwing、採食するコクガン、ツクシガモ、ミヤコドリ、その他のシギチ(遠くてコメ粒…)。

シギチをバックに干潟で採食するコクガン

コクガンは時々農地方面へ飛び去っていく

遠方にはこちらでも物議をかもしたらしい風力発電の風車が見えたり、干潟から農地へ採食地を変えていくコクガンや必死に餌を探すオグロシギを見たりして、ここに渡来する鳥たちの生活史や、それに取り組んだ研究にまで思いをはせたりなどしました。
ザ・ウォッシュはまだまだ訪れるべきところがたくさんあるようで、また行ってみたいと思っています。

話変わって、同日夕方のケンブリッジ中心街。前日の新聞で発見したのです!X-factorというこちらでドつぼにはまって欠かさず見ている歌手オーディション番組で、圧倒的な歌唱力を誇りながらも半ばにして落選してしまったローラ・ホワイト。彼女がケンブリッジのクリスマスイルミネーション点灯式に来るというので、ミーハー心丸出しで見物。国内で圧倒的な視聴者数を誇る人気番組の出演者ということもあって、ステージ周辺はあり得ない混雑ぶりでしたが、ローラの顔も歌も拝んできました。にしてもケンブリッジ市もなかなかミーハーな演出をしますね。。

時の人を前にイギリス人も必死で写真を撮る(左端は携帯を使う日本人)。

ローラの退場後いよいよ真打ちのサンタが登場して歌い始めるも、そそくさと帰路につく市民。