ワールドユース オーストラリア戦

日本はここまで大会通してネ申セーブを見せていた西川が、クロスを取りそこない、失点。しかし後半から投入した前田が見事ループを決めて、同点に追いつき、得失点差で決勝トーナメントに進出しました。

得点

  • 日本 前田(87分)
  • オーストラリア タウンゼント(75分)

警告

  • 日本 家長昭博(33分)、前田俊介(79分)
  • オーストラリア ザドコビッチ(6分)、ベソロブスキ(52分)、ミリガン(59分)

出場選手

  • 日本 GK西川、DF水本、小林、増嶋(81分 森本)、柳楽、MF梶山、中村、兵藤(67分 水野)、家長(58分 前田)、FW平山相太、11 カレン・ロバート
  • オーストラリア GKパスフィールド、DFミリガン、マクレナハン、ティンパーノ、タウンゼント、MFムシャリク(72分 セレスキー)、タドロッセ、ディレフスキ(64分 サーキーズ)、ザドコビッチ(56分 ワード)、ベソロブスキ、FWルーカス

日本は使い慣れた3-5-2で4-5-1を敷いてきたオーストラリアに対します。日本は前半幾度となく平山がDFラインの裏に抜け出しますが、シュートが枠を捉えることが出来ません。
守備陣も幾度となく最終ラインを突破されますが、西川のネ申セーブでピンチを防ぎます。そのままスコアレスで前半終了。


後半も平山の抜け出しからゲームが始まります。梶山、平山を中心に攻勢に出るも枠を捉えきれず、前田を家長に代えて投入。さらにここまで使い続けながらいいところなかったキャプテン兵頭をついに交代させ、水野を投入。


しかし後半30分、西川が右からのアーリークロスをキャッチすると思いきや、そのまま下にポロリ。これをタウンゼントに詰められて、なんと日本が失点。
すると日本は増嶋に代えて森本を投入。
40分には平山がGKを置き去りにしてフリーでシュートを放ちますが、これは枠内でDFがなんとかクリア。
敗色濃厚な42分、交代出場の前田がGKの様子を見ながらループシュートGKがはじいたものの、そのままなんとかゴールネットを揺らし、同点に追いつきます。
そのまま後半ロスタイム3分は双方チャンスを作りながら無得点に終わりました。
そして試合終了から数分後、ベナンの敗戦が伝えられ、日本の2位での決勝トーナメント進出が決定しました。

1.オランダ 3勝0分0敗 6得点1失点+5 勝ち点9
2.日  本 0勝2分1敗 3得点4失点-1 勝ち点2
3.ベ ナ ン 0勝2分1敗 2得点3失点-1 勝ち点2
4.オージー 0勝2分1敗 2得点5失点-3 勝ち点2

と一人勝ちのオランダを除き勝ち点2で残りの3チームが並びましたが、オージーが得失点差で脱落、総得点で1得点多い日本が2位となり決勝トーナメント進出を決めました。


決勝トーナメント第1戦はC組2位のモロッコです。スペインには敗れたもののチリ、ホンジュラスを一蹴したチームです。それに勝ったらアメリカorイタリアです。

1勝もしないで決勝トーナメント進出を決めた日本ですが、ここからが本番です。兵頭、家長等課題が修正されていない選手はたくさんいますが、精一杯自分の力を出し切ってほしいですね。