J2第18節 対愛媛FC戦@三ツ沢

tatsumine2006-05-27

横浜FCはホームで1節に0-1で唯一黒星を喫している愛媛FCと戦い、試合開始早々に数的優位を得ながらも苦戦しましたが、交代出場の吉武の活躍で2-0で勝利、2位の座をキープしました。
勝ったとはいえ、その内容には大いに不満の残るものでした。

横浜FC 2(0-0)0 愛媛FC

  • 14:04キックオフ 横浜市三ツ沢公園球技場 入場者数:2753人
  • 得点
    • 横浜 吉武(76分)、アウグスト(89分)
  • 警告
    • 愛媛 井上(3分距離不足、5分ラフ)、森脇(22分異議)、高萩(57分ラフ)
  • 退場
    • 井上(5分警告2枚)、金守(88分得点機会阻止他)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF小野、トゥイード、早川、中島、MF吉野(71分 吉武)、山口、鄭容臺(61分 北村)、内田、FWアウグスト、三浦(76分 富永)。 <サブ>GK小山、DF室井、
    • 愛媛 GK川北、DF森脇、星野、金守、松下、MF井上、高萩、濱岡、菅沼(71分 江後)、FW田村(9分 石丸)、田中(76分 猿田)。 <サブ>GK川本、FW川井

出発時、荷物用ゴミ袋も持った、雨だれ避け用のキャップも持った、カメラはぬれたらやだから持ってかんどこう、と万全な準備をして出かけたら…、
ポンチョ忘れた…。
青色ポンチョ無地バージョンを買いました。
試合前にはスティーブンへの寄せ書きを、僕の分と奥さんの分まで
「Fight It Out, Steven! We love you!! Tatsu」と
「Thank you for your great job!! Nao xxx」

前線でくさび役を泥臭くつとめていた城が出場停止の横浜は、ルイスを前線に上げてボランチ吉野を右、同じく内田を左に配するクアトロボランチ。どういう組み立てをするか興味深いところでした。序盤は緊張感高くいい試合を期待させましたが、しかし試合は5分で壊れてしまいます。
まず、開始2分、ゴールエリア2mほどのところでルイスが倒されて得たFKで壁を下げなかったとして、愛媛・井上にイエロー。さらに5分中盤でその井上がカズを削り2枚目のイエローであえなく退場。不注意なファールで横浜は数的優位を得ます。
しかし、数的優位を生かせないのがいつもの横浜、9分早くも前線の田村に代え右サイドに石丸を投入してきた愛媛に対し、横浜はその余裕からか雑なボールプレーに終始。

11人で戦う横浜はルイスにボールを集めますが、トップに入り真ん中でボールを受けたがるせいでサイドからの攻撃が手詰まりで、雑なクロスをGKにキャッチされる展開。
18分のルイスの右サイドクロスをカズ、21分の右サイドCKの流れからうっちーの低いミドルはどちらもGKが気迫のセーブ。
試合を通じて2本しかシュートを打たせなかったDFは全く危なげない展開でしたが、32分早川がいつもどおりの相手へのパス。左へ展開されつつも最後はトゥイードがクリアしましたが、危ないプレー。

前半特に目立ったのは左サイドに張ったうっちーの消極的な姿勢。中へ絞ってシュートが打てる体制でも横へのパスに終始し、スタンドをいらつかせます。
このまま消化不良で前半終了。中盤の誰かを代えてくればペースも代わるかと思いましたが、メンバー交代はなし。

後半からはうっちーも中へ絞って積極性を増してきましたが、5分にはカウンターからうっちーのシュートのこぼれを中でルイスキープもシュートうちきれず、さらに6分には左からなかじのクロスをヤマがファーで合わせるも枠右へ、ともどかしい展開が続きます。

さらにサポのイライラの極めつけは10分ルイスが左サイドでGKと1vs1をかわして中のフリーで待つカズへ。確実に1点決められる展開でしたが、これをなんと左へはずしスタンドはため息とズッコケ。

16分中何4人の中では一番良かったと思われたヨンデに代えてきたむ。しかし、この交代で動きが変わります。さらに26分に吉野に代えてツヨを投入。その吉武、交代10分で結果を出します。

37分左サイドからのカズのFKにニアに飛び込んだのはツヨの頭!苦しみながらもやっと横浜が先制します。
もとより愛媛に反撃する余力はなく、42分ツヨのキープからきたむのシュートもあり、43分には中を突破した吉武が愛媛・金守に倒されてPKゲット、金守は得点機会阻止で一発レッド。これをルイスが確実に決めて2-0、これで勝負ありでした。

結果、愛媛の放ったシュートはわずか2本、対する横浜は18本でしたが、中盤でのゲームの組み立て、得点への姿勢を含めて横浜には課題の残るゲームでした。うっちーへのブーイングは期待の表れ、うっちーにはみんながんばって欲しいんです。一緒にがむしゃらにJ1を目指したいんですよ。

さて採点。

菅野 6.0:不安なし
小野 6.0:ルイスとのコンビネーションの悪さには苦しめられたが、空走りはすばらしかった。
トゥイード 6.0:不安なし
早川 5.0:守備では完璧も不安なパスミスがあった。
中島 6.0:守備面では不安なく、攻撃面では積極性があった。
吉野 5.5:相手のプレスに一人苦しんだ。
山口 5.5:積極的にシュートを放つ姿勢はなかった。
鄭容臺 6.0:守備的ボランチとしては申し分なし。
内田 4.5:勝負せず。大いに不満が残った。
アウグスト 5.5:ボールは集まったが、フィニッシュの精度、フィニッシュへの意識が低かった。
三浦 5.0:FKはお見事。しかし、アウグストからの無人のゴールへのクロスは決めて当然
吉武 7.0:途中出場で先制点、PKゲットと大車輪の活躍。スタメンでは空回りが目立ったが、サブで結果を出した。
北村 6.0:途中出場で流れを変えた。
富永 5.5:ゲームを終わらす役目か、しかしターゲットとしてはまだ物足りない。