北京オリンピック2008 2次予選 対香港戦

アジア男子サッカー2008と題された北京オリンピックサッカーのアジア予選がついに始まりました。
日本の初戦の相手は香港。相手の実力から考えても最低3-0のスコアでは終わらなければいけない、と思っていたら、ホントに3-0でやんの…。

選手の個々の実力というのはこれから一気に上がっていくわけではありません。
2次予選が6月までに6試合、アジアカップをはさんで最終予選が8月から11月までに6試合と長期にわたる予選。長い戦いの中でブラッシュアップさせる今回の予選方式で本当に良かったと思わせる戦いでした。

U-22日本代表 3(1-0)0 U-22香港代表

  • 2月28日(水)19:20キックオフ@国立競技場
  • 得点
    • 日本 平山(11分)、梶山(66分)、増田(83分)
  • 警告
    • 日本 水野(88分)
    • 香港 トン・キンマン(31分)、リョン・チョンポン(63分、85分)、ウー・ハオパン(71分)
  • 退場
    • 香港 リョン・チョンポン(85分2警告)
  • 出場選手
  • 日本 GK松井(磐)、DF青山直(清)、水本(千)、伊野波(ガス)、MF青山敏(広)[84分 上田(磐)]、本田圭(名)、梶山(ガス)、水野(千)、FWカレン(磐)[66分 増田(鹿)]、平山(ガス)、李(柏)[HT 家長(脚)]
    • 香港 GKリー・ジェン、DFリン・ジュンシェン、トン・キンマン、ウー・ハオパン、リー・ハンウィ、MFリョン・チーチョン[81分 チェン・ハイヒン]、ラム・カーワイ[52分 チャン・マンファイ]、シャム・クォッキョン、リョン・チョンポン、FWチャン・シウキ、ユアン・ヤン[HT クォ・キンポン]

アメリカ戦であれだけ機能しなかった李、カレンの2シャドーを相変わらず意地のように続けた反町監督の真意は測りかねますが、早い時間に平山の突破でゴールを奪えたことで、今日は安心できる試合のはず、と思ってみていたら…。

追加点が入らない…。相変わらずシュートがポストを叩くシーンが多く、さらに平山、カレン、李らがボールを持っても、なんだかきれいに点を取ろうとしている様な、一瞬の時間があり、そのおかげでDFに身体を寄せられたり、と前半は先制点以外には点が入らず終了。


まさかこのまま3トップをいじらずに来るわけはあるまい、と思っていたら、後半頭から李に代えて家長。これでやっと、まともな布陣に。その家長はさっそくドリブル突破でチャンスを作り出し、ポジション的にかぶることも懸念された本田圭との関係もバッチリ。シュート、クロスを積極的に放ってきます。すると後半21分、右サイドで粘り強くボールをキープした水野が、エリア内に切れ込んでゴール中央の梶山へ、これを落ち着いて決めて日本がやっと追加点を奪います。


この直後、今度はカレンに代えて増田を投入。
やはり、中盤とトップの間の関係性がぐっと良くなります。
そして後半38分、家長から平山へと渡ったパスからゴール前混戦に。これを最後は左サイドでGKをひきつけた家長がフリーの増田にパス。これを落ち着いて決めて3-0とします。

正直最初から増田か家長のどちらかを2シャドーの一角で使っていればよかった話なんですが、いくらなんでも反町監督は次からそうしてくるでしょう。まだまだ、李、カレンの2シャドーを引っ張るようじゃ…、きびしいな。