嘘大げさ紛らわしい

バカの相手するのもバカだと思うんですが、バカでいいや。
相手方のブログエントリがサポティスタにもリンクされているので、欺瞞は欺瞞と言っておこうかと思います。
サポティスタに引用されているのはトリパラブログとかいうブログ

「一昨年より「東京」に本社を置く(株)フィートエンターテイメントがクラブの株式の50%以上を取得し文字通り筆頭株主になっている」

「買収したのも地域密着の理念からなどでなく、自らのビジネスの為」

「その証拠に彼らの関連企業(株)レオックは数年前にヴェルディーのスポンサーにもなっている」

について、
第三者割当増資時のプレスリリース

J1への挑戦〜第三者割当増資による新株発行について〜 [ 横浜FC ]

横浜FCは、J1昇格へ向けて財務を健全化するとともに、経営の安定度を高めるために第三者割当増資を下記の通り実施いたします。

  • 1. 発行新株式総数:普通株式 2,995株
  • 2. 新株の発行方法:発行する新株の引受先
  • 3. 発行価額:1株につき金5万円
  • 4. 払込日:6月10日に行われる取締役会で決定
  • [株式の状況]
    • ■発行する株式の総数、発行済株式の総数および株主数
      • 発行する株式の総数…(普通株式)2,995株/(種類株式)0株
      • 発行済株式の総数…(普通株式)2,995株/(種類株式)2,904株
      • 株主数…36社/538人
      • 三者割当増資による2,995株の普通株式発行(1株5万円)を行い、資本金が149,750千円増加し、228,640千円となります。また、増資後の株主構成は株式会社フィートエンターテイメントの出資比率が50%になります。

を読んでいただけば分かるとおり、第三者割当増資の結果、小野寺社長が得た株式の横浜FCの、全発行株式に占める割合はちょうど50%です。
小学校辺りで学ぶ、「以上」、「より大きい」などの使い分けで考えると、以上というのはその数字を吹くんだ数字です。
「だから50%以上で良いじゃねえか」というブログ主の嘲笑が見えるようでありますが、話の筋から考えて、ここはわざわざ「以上」という表現を加えて、さもフィートエンターテイメント過半数の株式を保有しているというご認識を与えようとしていると考えざるを得ないでしょう。
なぜならば、商法の規定

商法施行規則第二条1項22号の条文(関係のない部分は略と記載しています)
商法施行規則 第二条
中略
二十二  支配株主 計算書類作成会社の総株主の議決権の過半数を有する者及び商法第二百十一条ノ二第三項 (有限会社法第二十四条第一項 において準用する場合を含む。)の規定により計算書類作成会社の親会社とされる株式会社又は有限会社をいう。

によれば、過半数の株式を有する法人もしくは個人は支配株主つまり親会社なりオーナーとなってしまうからです。


それを防ぐために、フィートエンターテイメントへの第三者割当増資株式数は50%ちょうどに押さえられているのです。
おそらくブログ主はこのことを知っていてそのために「50%以上」という表現を使ったものと考えられます。筆頭株主であることに代わりはない物の断じて支配権を有するものでも親会社でもない。

各スポーツ紙にも小野寺氏のことを「オーナー」と表現するものもありますし、そう思っている横浜FCファンもいることでしょう。
しかし、事実は違うわけで、こういう欺瞞を用いてまで横浜をおとしめたいと考えている鞠サポには
「必死だな」
との感慨を抱かざるを得ません。
横須賀市もホームタウンとしながらジェフのように潔く

横浜横須賀 F・マリノス

と名称変更しないクラブ同様恥ずかしい人たちだと思わざるを得ません。

また、地域密着についてもフィートが株主になる前と後で学校訪問や市民招待などでどれだけ地域密着の機会が増えたかを考えれば、おのずとクラブとフィートエンターテイメントが地域密着を目指しているかは明らかになると思います。
小野寺氏のこのクラブを横浜に根ざした立派なクラブにしたいという夢には多くのサポーターが共感を持っていますし、僕は小野寺氏の事はオーナーというよりも、同じ夢を持つ同志であると考えています。

最後に。わざわざフィートエンターテイメントの所在地を記して地域密着という理念からの乖離を印象づけようともしていますが、マリノスの「親会社」である、日産自動車株式会社の所在地は、

〒104-8023 東京都中央区銀座六丁目17番1号

アホくさ。
明日が楽しみだ。
サッカーの話だ。バカとやり合うのはスタジアムの中だけで勘弁してもらいたい。