J1第13節 対大分トリニータ@三ツ沢

tatsumine2007-05-26

横浜FCはホーム三ツ沢で同じく下位グループに沈む大分トリニータと対戦。
試合開始から主導権を奪い、前半のうちに先制ゴールを奪うと、後半も苦しい時間帯に追加点を挙げ、最後は集中力高く相手の反撃を1点に防ぎ、3勝目を挙げました。

横浜FC 2-1 大分

  • 13:03キックオフ 横浜市三ツ沢公園球技場 入場者:4935人
  • 得点
    • 横浜 21分カズ、73分内田
    • 大分 78分松橋(章)
  • 警告
    • 大分 10分三木、38分プラチニ
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF和田、早川、太田、中島(89分 藪田)、MF内田、鄭、根占、滝澤、FWカズ(65分 難波)、平本(84分 小野)。 <サブ>GK岩丸、DF小村、MF山口、アドリアーノ
    • 大分 GK下川、DF三木、深谷、森重(59分 西山)、MFジュニオール、根本、高橋、プラチニ(HT 宮沢)、山崎、FW松橋章、セルジーニョ(82分 松橋優)。 <サブ>GK西川、DF福元、MF梅田、FW小手川

五月晴れでカラリとした日差しとなった今日、選手のスタミナも勝負の分かれ目となりそうな天気。

試合開始前には新加入の韓国ユース代表キャプテン、ぺ・スンジンの腰の低い挨拶もあり、気合いの入るゴール裏でありました。

選手たちもナビスコ敗退を吹っ切っているのは明らか。
久々スタメンの根占、そしてトップに入ったカズがいかに平本をフォローできるかも鍵のゲームでした。

試合はアウグストを欠く大分が中盤での組立に苦しみ、最終ラインからゆっくりと展開するという形で来て、こちらは根占、ヨンデがボール奪取から素早くサイドに散らす、というなかなか今までやりたくてもできなかった展開で試合をリード。

2分のカズの試合最初のシュート、9分中から左への展開からあがったクロスにうっちーのシュートと惜しいシーンが続きます。

極めつけは、11分平本のドリブル突破からの左のうっちーへの展開、その折り返しを根占がシュートも、その跳ね返りをカズが詰める、という、まさに今日のキーマンと期待された3人の活躍で決定機を演出。


その後も根占を起点として左でタッキーのクロスを中心に攻撃する横浜が、21分ついに先制。
タッキーの左からのクロスをニアでうっちーがスルーし、そこに詰めたカズがJ1最年長ゴールを更新するゴール!
分厚い攻撃がついに実った瞬間です。


その後も平本―ネジの素晴らしいワンツーなどで攻撃をリードする横浜。
サイドからの攻撃はなかじ、和田がしっかりつぶし、大分前線のいらだちを誘います。

40分近辺の相手の反撃はセットプレー時の平本のディフェンスや、スゲのファインセーブで防ぎ、右サイドでたんたんと内田がカウンターのチャンスをねらいます。

結局前半は今まで大分に0勝10敗の横浜が1点リードして終了です。


後半序盤も横浜がボールを支配。大分はナーバスになっていたプラチニに代えて宮沢を投入しますが、あまり効果的ではありません。

11分には左からの低いクロスに平本が反応。23分和田のクロスに内田の中央突破と惜しいプレーが続きます。
カズに代わり難波を20分に投入し、そして押し気味のままの28分。ほしかった追加点。左からのクロスをファーでDFに競り負けたと思われたうっちーがぎりぎり前に出たヘディングシュートは逆サイドのネットに突き刺さり横浜が0-2でリード。
横浜熱狂です。

ここからは、疲れから足が止まり押し込まれる時間が増えたものの、33分右からのカウンターから松橋章太に1点返されますが、39分平本に代えてトモキチを投入しディフェンスを安定させると、足のつったなかじに代えて薮田を投入。
最後はいらだった大分の選手にディフェンスに入り最後までキープし続けた難波がお尻ペンペンされるシーンなどもありつつ、まさに全員で守り抜き、シーズン3度目の対戦で大分から初勝利。J2時代からすると2001年の初対決から11戦目にして初勝利を挙げることができました。


ゲーム展開からすると、間違いなく今シーズン一番の試合。
大分は4-3-3とシステムを変えてきたこと、そして選手たちの間にそれがうまく機能せずにタッキー、うっちーにサイドを支配されまくってしまったことに対する苛立ちのようなものが感じられました。
少なくとも、今まで10戦してきた大分とは別チームでしたね。気付きませんでしたが、うちの先制点からは応援拒否してたらしいです。


いい形で1週休みに入る横浜ですが、平本を中心にセカンドトップ、両サイド、セグンドボランチが積極的にフォローにいくかたちは、本当に素晴らしい展開でした。

是非この形を継続したいものです。
さて採点

  • 菅野 6.5:ファインセーブで危機を救った。
  • 和田 5.5:右サイド攻撃面では大分をリード。守備面には軽さもあった。
  • 早川 6.0:久々に危ういパスミスはあったが中のディフェンスはばんじゃく。
  • 太田 6.0:ボールの持ち替えなど危うさはあるもののポジショニングなどにかなりの成長。
  • 中島 6.5:左サイドで落ち着いたディフェンス。よかった
  • 内田 6.5:右サイドからの勢いある飛び出し、そして追加点も見事。
  • 根占 7.0:平本とのコンビから幾度となくチャンスを作った。今日のマンオブザマッチ
  • 鄭 6.5:ぎりぎりのディフェンスで相手をつぶしながら警告なしは立派。
  • 滝沢 6.0:疲れながらも最後まで左からチャンスを作り続けた。
  • 三浦 6.5:前線からのプレス、そして先制ゴール。素晴らしい40歳
  • 平本 7.0:起点となり周りを生かす動きを続けた。横浜のラストピース。
  • 難波 6.0:カズに代わり前線をかき回し、献身的にキープした。役割遂行。
  • 小野 6.0:サイドを落ち着かせた渋いプレー。もっとながく袖まくりを見たいもの
  • 薮田 6.0:急遽なかじとの交代となったがポジショニングに迷わず守りきった。

本日の動画


本日の私の一言野次。

「黄色いのー!雰囲気で笛吹いてんじゃねーぞ!」
「センセー難波君が相手選手にお尻ぺんぺんされてましたー!」