今更ながら 「ミニベロ ノ ススメ」

僕がセカンドバイクにしているのはDOPPELGANGERの202blackmaxという見た目は良く、オールアルミボディながら、中国生産で98%組で輸入されている自転車です。

20インチの小径車で、フレーム、ハンドル、シートポストを折りたたむことによって、輪行も可能なモデルです。
とはいえ、車に詰め込んで出かけたことは2度、輪行は1度。ま、ロードバイク同様ほとんど折りたたみ機構は使わない感じですね。
主要スペックはこんな感じ。

  • 全長 1480 mm
  • 折り畳みサイズ 800×640×360 mm
  • 重量:12.3kg
  • フレーム材質:7005アルミフレーム
  • チェーンギア:52T×スプロケット14T〜28T
  • シフター:SHIMANOグリップシフトSL-RS-31-6R REVO SHIFT 7段
  • Rディレイラー:SHIMANO RD-TY18GS
  • タイヤ:20" x 1.75"
  • ブレーキ:FRとも203S V-BRAKE
  • 価格:amazonで2万円程度

ちょっと本気で自転車に乗りたい、て時に皆さんが思い浮かべるのは、
「ドロップハンドルいきなりは怖いし、MTBはなんとなくごつくて乗りにくそうだし、これでいいか」
クロスバイクを購入すること。

考えて欲しいのは、あなたがバイクで何をしたいのか、ということ。
ある程度運動効果も考えて街中だけでなく、サイクリングロードや山にも行ってみたい、と言うのならクロスバイクに乗って2ヶ月であなたはロードバイクが欲しくなるはず。
経験則でしかありませんが、

ただしロードバイクの場合、走るために特化されたそのボディにはカゴもなく、キャリアもなく、泥よけすら付いていないというか付けられない場合が多い。
シティユースで使う場合には、シチュエーションが限られてくることが多いのですね。

でここで登場するのがミニベロ。
重さは前述のとおり12kg内外でクロスバイクとほぼ同じ。
ホイールベースクロスバイクよりもタイヤが小さい分短いので挙動がクイックになりますが、これは慣れの範囲
特筆すべきなのはタイヤの太さが1,75"=44mmと太めのセミスリックタイヤなこと。
クロスバイクの場合どうしても700cという企画の中で28mm〜32mm程度の太さになってきますが、これだとまだ路上の溝やグレーチングにタイヤが取られることが多いのですね。
44mmもあればだいたいの亀裂はスルーできますし、空気圧の低さから段差の乗り越えもショックは少ない。

タイヤが小さいから進まないんじゃないの?と思われる方も多いでしょうが、同じ距離を進むためにクロスバイクとミニベロで必要なギア数を計算すると
ミニベロは52T×16T(6/7段目ギア比3.25)×外周1.48mでペダル1回転で4.81m
これをクロスバイクで逆算すると、
A=アウター48T×2.14/4.81=21Tのギア。
これはだいたい軽い方から3段目のギアですね。
つまり、ミニベロで重い方から2段目のギアを踏むのと、クロスバイクで軽い方から3段目のギアを踏むのがだいたい同じ速度になるんですね。

で、実はその辺のギア比が双方とも気持ちよくペダルがこげるゾーンだったりするんですね。
つまりケイデンス(1分間のペダル回転数)70くらいで20km/hがキープできる速度。
さらにギアは重くなりますがミニベロの場合タイヤが小さいので走行抵抗が小さくて重いギアでも進みやすいという特性があります。

そして、ミニベロの一番の特徴はそのホイールベースを生かした狭い道での取り回しの楽さと、小さいホイールを生かした漕ぎだしの軽さ。
これにより、クロスバイクと遜色なく走ることが出来るのです。

泥よけ付きのモデルも多数出ていますし、フロントバッグなどの取付も簡単です。
ということで、ファーストバイクとしてクロスバイクを考えるならば、どうせすぐにロードバイクが欲しくなることを考えて、すぐに2ndバイクにシフトできるミニベロ。
オススメですよ。

僕のお薦めは、

  • FUJI COMET

  • BRUNO

  • コーダ・ブルーム

  • ライトウェイ

あたりのお手軽ミニベロ。
この辺なら、メンテも買ったお店でしっかりやってもらえるし、オプション品も豊富。
ハンドルもフラット、ドロップと選べます。

僕の買ったような中国製ミニベロの場合メンテナンスはほぼ全部自分でやる覚悟が必要です。その覚悟があるなら、自分色に染める楽しさはありますよ。

スポーティにお手軽に、と言う場合は、COMET Rのドロップか自分も注目している。billionのlionel。

ミニベロながらTIAGRA搭載でチェーンリングはなんと58T。
クラシカルなクロモリはポリッシュが映えるかっこよさ。
これと互して走れるのは、香川のファクトリーTyrellのバイクくらいなものでしょう。
それが7万で手にはいるのはすごいと思います。


必須アイテムはペダリングポジションを覚えるためのトゥクリップ&ストラップくらいでしょうか。


自転車、はじめてみようかな、とぼんやりと頭の中にクロスバイクを思い浮かべているあなた。そこはミニベロですよ!!