ローカル線ぼっち旅

平成26年11月25日
旅をした日:11月22日〜24日
旅のコース

旅の主な目的:〖イザベラ・バード〗が絶賛した金山町の風景を歩いてみること。

金山小学校前の公園に建てられたバードの紀行文の一節
この文章に出て来る金山三峰をR−13上台峠から見た風景

彼女が実際に見た場所は旧羽州街道なので少し位置がずれていますが、前方に三つのおむすび形の山が彼女の行く手を阻んでいると表現した山々です。


旅の初日:石巻⇒(石巻線)⇒小牛田⇒(陸羽東線)⇒新庄⇒(奥羽本線)⇒泉田駅下車⇒R-13を徒歩で金山町へ。約10kmをトボトボ歩き、昼時でお腹が空いてきたのですが食べ物屋は一軒もなし。やむを得ず持参してきた山登り用の非常食をかじりながら歩きました。記念碑のある金山小学校前には約2時間30分で到着。記念碑の反対側に《一福や》の看板有り、蕎麦の幟も立っていたので入るとおかみさんが愛想よく対応してくれました。間もなくご主人が注文伺いに出てきました、2年前羅臼でお会いしたYGさんでした。〖いや〜良く来なさってー〗暫らく昔話、そしてご主人手打ちのそばを堪能することができて今回の旅の最大の目的が達成されました。


今夜の宿・シーネハイム金山へ向かうためバスを待ちましたが1日に4回位しか走らないので待つこと2時間、すっかり暗くなった道を乗客二人を乗せて20分ほどで到着。温かい温泉に浸りグィーと一杯やりぐっすりとお休み。

2日目:真室川⇒(奥羽本線)⇒院内⇒湯沢⇒横手へ
〖バード〗も通った秋田県院内で下車、院内銀山の資料館見学。江戸初期から昭和20年代まで栄えた日本一の銀鉱山だったそうですが、資源が枯渇し今は廃墟になっています。次の列車までかなりの時間が有り、資料館のやさしい御姐さんがすぐ近くに温泉が有ると言うので暫らく温泉に浸って時間を過ごしました。
湯沢では稲庭うどんを食べ今日の最終地横手へ向かいました。がしかし、構内アナウンスが新幹線乗換案内をしています。あれれ〜大曲まで来てしまった、慌てて下車横手行の上列車に乗り替え無事到着。満腹になりウトウトが3駅も乗り越してしまいました。

横手には3時到着、観光案内所で情報を仕入れ横手城跡公園へ歩いて向かうことにしました。案内所の御嬢さんが『夕方になると冷えますから寒くないようにして行ってきてください』と声を掛けてくれました。なんと温まる事!!

横手の宿は駅前のビジネスホテル、温泉に入り夕食を取り一人狭いシングルでぐっすり。

3日目:横手⇒(北上線)⇒北上⇒(東北本線)⇒一関⇒小牛田と乗り継ぎ帰路へ
ここでマタマタ失敗、駅へ行き予定の列車に乗ろうとしたら時間がかなり違う、駅員に訊ねると3月のダイヤ編成で大幅に変わったという。更に小牛田でも2時間待ちだと云う。自分が見て計画したのはそれ以前の物でした。待つのが嫌いな私はもうこれ以上待てないぞーとKekoちゃんにメール。小牛田まで迎えに来てもらい旅を終了させました。

初めてのローカル線の旅でしたが準備不足が沢山有りました。次回はもっとしっかりと準備しましょう。狭い日本でも私の知らないいろんな事が沢山あり又行ってみようという気が湧いてきました。