おかしいね 08焼酎メーカ売上高


■鹿児島は「焼酎天国」と思っている方が大部分の方々が思っているのではないでしょうか。

帝国データバンク福岡支店が29日まとめた「2008年の焼酎メーカ−売上高ランキング」が発表された。

■当然、鹿児島の酒造メーカーだと思われたランキングだったが、残念ながら期待はずれの結果です。過去の焼酎ブームが過ぎた今、鹿児島の焼酎が、昨今のブランド焼酎化の方向に力を注いだ結果のだろうか、なんと第一位は大分県三和酒類(宇佐市)の「いいちこ」なのである。「いいちこ  ????」…「何故…」

■ちなみに、国内焼酎メーカーの売り上げ高上位10社(2008年)は……●印は鹿児島県

 № 1…三和酒類(宇佐市) 「いいちこ」56,786百万円
 № 2…霧島酒造(都城市) 「霧島、黒霧島」36,782百万円
●№ 3…薩摩酒造(枕崎市) 「さつま白波、黒白波」23,400百万円
 № 4…雲海酒造(宮崎市) 「いいとも、雲海」22,041百万円
 № 5…二階堂酒造(大分県日出町) 「二階堂、吉四六」20,100百万円
●№ 6…濱田酒造(いちき串木野市) 「海童、薩摩富士」10,250百万円
 № 7…高橋酒造(人吉市) 「白岳、しろ」10,142百万円
●№ 8…西酒造(日置市) 「富乃宝山」8,475百万円
 № 9…神楽酒造(高千穂町) 「くろうま、天照」7,708百万円
●№10…本坊酒造(鹿児島市) 「桜島、石の蔵から」7,607百万円

大分県の三和酒造は2年連続の売り上げ№1であり、都城市霧島酒造が伸び率では、ダントツとか。。。

■焼酎ブームが去った後の「焼酎王国、鹿児島」とってランキング第一位と誰もが思っているのが実は、実は、県外のメーカーだったのかとは。。。少しばかりのショックが身体のなかにめぐってくるようです。

■ところが、売上高の県別集計では。。。

1位・・鹿児島県(24社)、1,053億円

2位・・大分県(4社)、829億円

3位・・宮崎県(6社)、735億円  3県で全国の75%を占めているという。

■この数字を見る限り、鹿児島県の酒造メーカーは沢山の大・小規模酒造メーカーが犇めきあっているのだということがうかがえるのか。

■機械化した大量生産の時代にあって、悪く言えば旧態以前とした小粒の酒造方法で製造しているということだろうか。。

■では、良く言えば「小粒であっても、伝統の味を今でも守って優良な焼酎を作りながら、庶民に支持されながら少しずつ進化している」酒造会社の集まった鹿児島の焼酎といえるのだろうか。

■ただ、ブランド化した鹿児島焼酎が全国に知れ渡り、地元、鹿児島県人の胃の中に高価過ぎて入らぬ焼酎になったのは、寂しい限り。。

■鹿児島の「のん兵衛」は、常に自分では飲みたくても我慢し、来鹿した友人に幻の酒を提供するお人よし良しなのも鹿児島人なのである。。溜息が尽きます。

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■管理人の偏見で選んだ焼酎

【鹿児島の幻の焼酎 3M】

森伊蔵 ・魔王  ・村尾

【簡単には飲めない焼酎】

・一どん ・赤霧島 

【鹿児島で良く庶民が飲む焼酎】

・田苑 ・桜島 ・黒白波 ・黒伊佐錦  等々

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