読了本

ぬり壁のむすめ: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社時代小説文庫)

ぬり壁のむすめ: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社時代小説文庫)

ぬり壁のむすめ 九十九字ふしぎ屋 商い中/霜島けい
シリーズ1作め。霜島ケイさんの時代小説用別名義? 読みやすくて面白かった。幽霊がみえるヒロインがさばさばチャキチャキしていて、情にも厚くて好感がもてる。父親が“ぬりかべ”って出オチ設定じゃないのかと思いきや、起こる事件が結構シリアスなせいかギャグ調にはならず、いつしか頼もしい存在感を醸し出していた。雇い主の冬吾様も気になるし。ラブ展開あるよね……なかったら悶絶ものだよ? 続きが楽しみ。

謎解きはスープが冷めるまえに (コージーブックス)

謎解きはスープが冷めるまえに (コージーブックス)

謎解きはスープが冷めるまえに/コニー・アーチャー著、羽田詩津子訳
シリーズ1作め。これは当たりのコージー。ヒロインが両親の遺したスープ・レストランを切り盛りしようとしていた矢先、いろんな問題が立ちふさがる。たまりにたまった常連客のツケ、唯一の肉親である祖父の体調不良、気になる異性の気持ち、そして殺人事件……。ヒロインとお店の明日はどっちだ!? 嫌味のないヒロインだから応援したくなる。料理も美味しそう。ペット要素がないが、飲食店だと出てこないかな。まあ祖父ジャックがいれば可愛い成分はじゅうぶん満たされてるが。