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2012-06-17

[]NISSAN DELTAWING(フルスクラッチ)製作顛末記(番外編)

今日ル・マン24時間レース本番。デルタウィングは不運にもトヨタTS030に押し出されてコースアウト。本山選手は相当頑張って復帰させようとしたけれども、右リア駆動輪が回らないのを直すことができなかったので、リタイヤとなりました。

良く考えると、LMP1クラスの車重900Kgと比べて、デルタウィングの車重はその半分の475Kg。倍の質量の車に引っ叩かれればひとたまりもありませんな。 今までスピードが異なる車が混走することはありましたが、重さが倍も違う車が混走することは少なかったと思うので、一つのノウハウにはなったと思います。

製作記はまた来週にでも(これからゴールなのでそれどころじゃない)。

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2012-06-03

[]NISSAN DELTAWING(フルスクラッチ)製作顛末記(2)

さて、胴体部分はあっという間にほぼ形になりましたので、次は左右の張り出し部分を作ります。

プレスリリース写真では、どうにも掴みどころのない形をしていますが、CADで平面形さえ作ってしまえば、左右対称の形を削り出すのはMODELAを使えば楽勝です。

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どちらも同じデータを使っているので、本体と張り出し部分の合わせも簡単にぴったりと合います。 そして更に、側面形になる板を削り出します。側面を削る際には大目に写真を撮っていたので、板の切り出しについてはこちらで解説します。

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基準板にはタミヤの2mmプラボードプラ板と少し違う)を使用します。MODELAのソフトは、3D切削用のModela Player ではなく、彫刻用のDr.Engraveを使用します。

Dr.Engraveは、ソフトで指定した線の上を切削刃物が動き、刃物の直径等は考慮されないため(Modela Playerはこのあたりを計算してくれる)、データ刃物の半径分オフセットする必要があります。今回はφ6mmのエンドミルを使用したので、外側に3mmオフセットしたデータを作り、Dr.Engraveに読み込みます。そして、2mmのプラボードに対して1.6mm厚で切削を行います。

プラボードは、プラ板ほどではありませんが、何もしないとエンドミルの摩擦熱によって溶けてエンドミルに巻きつくので洗剤を少し入れた水を切削液として使いつつ(重要)慎重に作業をします。今回、1個はそれで失敗しています。加工自体はこれも10分も掛からないでしょう。

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削り終わってMODELAから取り出したまま、表から見た結果がこれ。一部肉厚が無くなりそうな部分は、データ不連続にしてわざと削り残しができるようにしています。

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そして裏から見ると、削った部分が透けて見えます。残り板厚は2mm-1.6mmで0.4mmしか無いので、ニッパーカッターで簡単に必要な部分を切り出すことができます。

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そしてこのように組み合わせ、これをゲージにしてエポキシパテを盛って形を作ってゆきます。

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2012-05-27

[]NISSAN DELTAWING(フルスクラッチ)製作顛末記(1)

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静岡ホビーショーモデラークラブ合同展示に参加されたモデラーの皆様、おつかれさまでした。

さて、去年は年末のまとめにもあるように、中華なアレとか、ステルスなソレを未完成のまま静岡に持って行き、一部の人には受けたのに満足したものの、未完成故にちょっと心が痛んだのもまた事実

そこで、今年こそ完成した持って行くよ!ということで今年はNISSAN DELTAWINGに挑戦。

そもそも、NISSAN DELTAWINGというのは・・・ご存じ無い方はwikipediaを見ていただくとして、とにかく既存レーシングカーというか、自動車全般から見ても異様な形をしているのですよ。これが今年のル・マン24時間レース実験車両とは言え参加するとなれば、これは作るしかないですよ。という訳で以下顛末記。


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まずは、公開された写真などから図面を引きます。今回、三面図に近い写真が公開されましたが、パースが掛かっているのでそのままで使えません。そこは想像力で補いながら描いてゆきます(どのみち誰も見たことないから、カッコ良さ優先で)。

さてここで、手持ちの機材をフルに使って最短で作る算段をします。というのも、実際に手を動かし始めたのは連休中の5月3日だったからです(静岡ホビーショーまであと2週間とちょっと)。昨年、ローランドDGのMODELA(MDX-20)を入手していたのでこれを活用します。

また、スケールは1/43にします。自動車レジンキットではメジャースケールであることと、そして2週間で完成させるためにある程度ディテールが省略できるためです。

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ここで問題になったのがデータの作成。MODELAはデータさえあればさまざまな形を削りだすことができますが、そのデータが無いことにはどうしようもありません。私はいわゆる3次元CADのかっちりした形状のデータは作れますが、車のボディのような曲面のデータを作るのは出来ない(スキル的に)ので、次のような手を取りました。

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先に作った三面図から、ボディを中心の胴体と左右の張り出しに分けて製作します。

中心の胴体は、側面が垂直に落ちる面になっているため、上面図から外形を削りだします。機械で削るため、左右対称が簡単に出るのがメリットです。

また、MODELAには3Dの切削用ソフトウェア(MODELA PLAYER/4)の他に、2.5次元切削用(3D Engrave)、2次元切削(Dr.Engrave)などのソフトウェア付属しています。

今回のような、外形のみを切り出す際には2次元切削のDr.Engraveが使用できます。この場合2次元の線画だけで良いので、先に描いた三面図から胴体の部分のみを抜出、DXF形式変換してDr.Engraveにインポートします。

胴体の最厚部は約15mmなので、材料は厚さ20mmのバルサを使用し、一番太い6mmのエンドミルで外形を彫ります。材料必要な厚さより厚くして、エンドミルがステージまで到達しないようにします。データの準備や材料のセットに多少の時間はかかりますが、MODELAが削りだすには数分しかかかりません。

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削り終わったらカッターで大まかに削り出して、側面形を三面図より転写し、カッターや180番の紙やすりで形を整えます。ここまでデータの変換から側面の削り出しまでに半日と掛かっていません。

仮に、すべて手作業で行っていたらおそらく1日でも終わらないと思いますので、かなりの時間短縮になり、ここまで出来たので全体もいける!という感じになってきました。

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2012-05-01

[]dynabook R730へのSSD搭載

唐突にメモ代わりに書いてみる。

以前購入した、dynabook R730/W2MAにSSD(Intel SSD 520 120G)を載せる際にドはまりしてました。

今の環境を再構築するのが面倒だったので、HDDの内容をそのままSSDに移す方向で作業開始。

元々搭載していたHDDが320Gbyte(C:250Gbyte、D:50GByte、そのほかに管理領域リストアに分割)でしたので、そのまま120GByteのSSDに入れるのは無理、ということでC:のみを移します。

Windows7ディスク管理を使用して、まずはC:のボリュームを縮小しますが、ここで一つ目のハマリ。

ボリュームの縮小前に、デフラグを行ってデータを前の方に詰めてから領域を縮小、というのが手順なので、それに従ってWindows標準のデフラグを行ったところ、130Gbyte辺りに動かないセクタがあるらしく(WindowsXP等とは違い、標準のデフラグでは何が起こっているのか表示されない)、ボリュームの縮小が120Gbyte以下にはできませんでした。

管理ツールからログを見ても、DISKPARTから見ても、システムで使用しているファイルなのは明らかなので、邪魔をしているファイル自体を消すわけにはいかず、一旦頓挫。

結局、フリーソフトの「Ultra delug」を使ってフルオプションデフラグをかけて、おおよそ60GByte程度まで縮小可能になりました。

そこから、Windows標準のバックアップツールを使ってイメージバックアップ。と、ここでもハマる。

HDDSSDに取り換えて、CD0-ROMからブートしてリストアしようとすると、最後に「書き込めるディスクが見つかりません」とエラーが出てリストア不能。この時点で、システム1.5Gbyte+C:60GByteなので容量不足はあり得ない状態。クリーンインストールはできるので、SSDの不良ではありません(結局この件は解決できませんでした)。

頭を切り替えて、別のPC上で直接HDDからSSDクローンコピーすることにします。まずはフリーソフトの「EASEUS Disk Copy」を使用。しかし、コピー後にR730にSSDを繋いでブートするといきなり回復モードで立ち上がるります。これもダメかと思いつつ、クローンコピー用のソフトを「Intel® Data Migration Software」に替えて再度コピー。これでうまくコピーできました。


まとめ:

今回の試行錯誤不要部分をすっ飛ばしてまとめると

0. HDDが2台つなげる環境を確保、ヘルプファイルWebを見て、一通りの情報収集をする。

1.「Ultra delug」でデフラグ後、ディスク管理からボリュームを縮小。移動するSSDより更に小さい容量にしておく(データの移動後に「ボリュームの拡大」をすれば容量の無駄は生じない)。

2.「Intel® Data Migration Software」にてシステム領域とC:のみをSSDコピー

3. SSDを取り付けてブート、良ければボリューム変更などを行い、D:などのデータコピー


何故かとても手間取ったデータ移行でしたが、高速SSDWindows7環境は本当に快適です。

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2012-01-01 2012年

明けましておめでとうございます。

今年はちょっとは良いことがある年でありますように。

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