有田陶器市ツーリング(2)

 いろいろおもしろそうなものも発見できたのでよかったけど、準備や計画がなかったので次回に持ち越し。近所だからまぁいいかみたいに思っています。
 基本的にお祭りなので出店も結構出ていて食欲をそそられる。佐賀まできてなぜか梅が枝餅を選択。できたてのぱりぱりなのは初めて食べた。太宰府いったらラップで包んであるのが出てくるのが多いからなぁ。あと、ごどうふという、豆乳をにがりじゃなくてデンプンや葛でかためた豆腐も売っていた。高かったので食べなかったけどググってみたら簡単に作れそうなので今度挑戦してみる。

 この日はけっこう気温が高く、歩き回るので喉がひどく乾いた。伊右衛門を飲みつつふらふらしていたのだが、無料の休憩所も充実しているので、疲れたらすぐにテントの中で休憩できる。

 みんな陶器に夢中だが、町自体も魅力的。古い町並みがそのまま残っている。詳しくないからよくわからないが、ひさしの作りが独特だったり、煉瓦造りの消防署とか、耐火煉瓦で出来ているトンバイ塀とか、映画に出てきそうな木造の建物とか陶器しかみないのはもったいない。上も向いて歩こう。

 たまぁに0円のものがある。超デフレ、というか撒き餌。自分が見つけたのは白い小さめの湯飲み。いっぱい人が群がっていたのでその人たちが去った後にみてみると、なかなか好きな形だったので二個いただいた。正直ただでもらえるものとは思えないのだが。とりあえず有田焼なんだろうし。

 驚いたのが陶器もかなり進化しているということ。保温するために二重になっているのがあるのは知っていたが、陶器のフィルターとか、焼酎がおいしい、とか究極のラーメン鉢、とか、ご飯がおいしく炊ける、とか効果あるのかはよくわからないし、値段的にも手を出せなかったがみていておもしろかった。軽い陶器は割れてしまいそうで怖いけど。
 陶器製のゴルフクラブもある。さすがにドライバーじゃなかったけど使うの怖そう。

 有田陶器市だけど磁器も売っている。壺とか。有田焼をたたいて楽器にしている人もいた。曲のチョイスがなかなか渋く、よく響いていた。これは誰もが足を止めるだろうから店の外でやるべきだったろうに。
 地酒も売っていた。カップ酒を買って帰ろうかと思ったけどまさかの1500円。カップが有田焼でした。有田焼は高級品だということがよくわかった。バイクで来てるから試飲も出来ない。残念。

 コーヒーカップとマグカップを購入後、バスに乗って有田焼卸団地へ。一通り見て回ってから三時頃帰る。
 伊万里で道を間違えて松浦の方へ。あり得ない間違い。全く逆方向。漫画みたいだ。青看板だけじゃなくて道路に「唐津」と描いてあり、赤く囲んであったのにスルーして直進してしまった。


 国道204号を北上中に海側(右手)に怪しい廃墟を発見。バイクを止めて降りてみた。コンクリートの崩れ具合からしてかなり古そう。USNナンバーのアメリカ人二人組がオーとかいいながら写真撮ってた。たぶん彼らも通りがかりなんだろう。中に入ってみたかったけど帰りが遅くなりそうだし、軍手すらなかったので断念。中にはいるなら冬がいいかな。草が生えまくっていた。GoogleMapで探してみたらかなり大規模な施設だったみたい。


 ちょうど止まったのでここでUターン。伊万里の町中は結局みる時間なかった。帰りは唐津の手前で渋滞に引っかかる。路肩もあまり広くないのでおとなしく渋滞に並んでいたけど、水温がどんどん上がっていったのですり抜け。オイル交換はそろそろなんだけど、水温の上昇がかなり早くなった気がする。
 唐津からはかなり早い。ていうかみんな飛ばしすぎ。前から思っていたけど佐賀は道がいい。二丈の海沿いの道で前にやたらうるさいバイクが。追い越し禁止だし信号もないので離れることが出来ず、いらいらした。本人はうるさくないのかな?
 眠くなったので途中でローソン休憩しつつのろのろかえって結局七時頃にきたく。道を間違えたのが痛かったけど伊万里はすぐ近くということがわかった。もっと遠くのイメージがあったんだけどな。