パーソナルコンピュータの進化で押さえるべき2つの方向性

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パーソナルコンピュータ(PC)というよりもOS(Operating System)に我々は囚われすぎていた。コマンドラインGUIファイルシステム、ネットワークなどの基本機能を司るのがOSだが、その機能に合わせてユーザインタフェース(UI)を作っていたという時代は終わりだ。

ポイントは:

  1. 目的志向のユーザインタフェース
  2. フリーミアムをベースにしたアプリケーション・ストア

の2つだろう。

iPhoneiPod Touchの類はPCがある自宅においても使わていると言われている。これはPCを使うよりもiPhoneiPod Touchを使った方が便利な面が多いということだ。

ブログを書く場合には、色々な情報にアクセスしながらキーボードを使って入力するため、PCのほうが便利である。

一方、情報の単なる閲覧であれば間違いなくiPhoneiPod Touchに軍配が上がる。iPadもそこを狙ったのはスティーブ・ジョブスのデモンストレーションでも分かる。

MacOS Xの進化の方向はこの流れに即したものである。Finderと呼ばれるファイルシステムベースの情報管理は今後廃れてデータベース的なものになっていくだろう。すなわち、変更履歴や各情報の関係性などが分かるようなしかけである。

また、グループで使われる場合は、閲覧者の情報やそのコメント等が付加されていくことになるだろう。今のファイルシステム型の保存方法では、単にいれているだけで活用が非常に難しい。どこに何を入れていたのかもわからなくなりがちだ。

Evernoteにすべてを入れておくという使い方を行っている人も多いと聞くが、進化の方向性としては、オンラインファイルシステムとして複数人で使われていくということで間違いはないだろう。

そして、アプリケーション・ストアである。シュリンクランプのものを買ってきてCD-ROMからインストールということは無くなる。PCを買い換えてもアプリケーション・ストアにログインするだけで、すべてのアプリケーションの再インストールをしてくれる様になるだろう。

iPhoneiPod Touchが創りだしたユーザ・エクスペリアンスがコンピューティングの未来を大きく変えていく。