英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

苦境エネルギーセクター

 曇り空。今日はずいぶん寒い。
 トランプ候補がまたも過激な発言で耳目を引いている。米国に入国するイスラム教徒を制限すべきだという。アイオワ州世論調査でトランプ候補がクルーズ候補に劣後しているとの結果が出た後の発言だ。
 「憎しみは理解を上回る」と述べた。憎しみをあおるような演説である。
 オバマ大統領は日曜日にテレビ演説の中で、「もしテロリズムとの戦うなら、疑いと憎しみによって追い出すことでなく、ムスリム社会をわれわれの強力な仲間の一つとみなすことが必要だ」と述べていた。
 全米イスラム協会のスポークスマンは「まるでベニート・ムッソリーニが再来し、大統領選に立候補したかのようだ」とコメントした。
 http://www.wsj.com/articles/donald-trump-calls-for-ban-on-muslim-entry-into-u-s-1449526104
 原油価格が下げ止まらない。エネルギー関連企業に大きな逆風となっている。暖冬やOPECの動向も業界に影を投げかけており、株価は低迷を続けている。
 とくに株価が冴えないのは、多くの債務を抱えたエネルギー関連企業だ。こうした企業は脆弱だとみられており、株価の下押し要因になっている。多くの石油・ガス関連企業は多額の債務を抱えている。エネルギー価格が高い時期に米国内で開発案件を始めたからだ。
 ニューヨーク商品取引所の1月渡しの原油先物は37・65ドルまで低下している。2009年2月以来の低水準だ。
 http://www.wsj.com/articles/energy-sector-rout-intensifies-on-mild-weather-opec-1449512573