英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

低下する9月利上げ説

 雨。
 仕組み譲渡性預金について。多くの投資家が安全性を求めて投資している。伝統的な譲渡性預金と異なり、最初にアップフロント手数料をとられる。伝統的な譲渡性預金は、一定期間預金を引き出せないことに合意した預金者にとって、通常の預金よりも金利が高い。1960年代以降、リテール銀行の提案する商品のうち、もっとも人気のある商品の一つだった。
 しかし、今では、ウォールストリートの金融機関はこの譲渡性預金を仕立て直し、これまでより低金利だが、もし早めに預金を引き出せば、損失を被る可能性もある商品にしてしまった。
 この仕組み預金のパフォマンスは、株価や他の資産からなるバスケットの運用成績次第だ。最低でも3年から10年は引き出せない。こうした預金のパフォマンスデータはあまり公式には開示されていない。
 http://www.wsj.com/articles/wall-street-re-engineers-the-cdand-returns-suffer-1473180591
 先日の雇用統計が芳しくなかったことを受け、市場は9月利上げの可能性が低くなったと織り込み始めた。
 8月の数字をみると、米国の雇用者は、失業率を横ばいに保つに十分な雇用を続け、賃金上昇も手堅い。しかし、ここ数ヶ月の新規雇用の成長率が減速していても、Fedが12月までに利上げに踏み切るとの期待が持続している。
 15・1万人との数字は、中央銀行の長く続くジレンマを解消するほど強くも弱くもなかった。しかし、8月の数字はある意味予想されていたことで、雇用の成長が減速していることを示している。経済はほぼ完全雇用に近い。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-payroll-growth-slowed-in-august-jobless-rate-held-steady-1472819502