英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

低下する米長期金利

 曇。
 ベンチマークとなる米国の10年債金利が低下している。6日には2・146%と2・2%を切る水準まで低下した。今年3月につけたピーク2・6%を大きく下回った。この水準は昨年11月10日以来の水準だ。
 金利の低下は、今週後半に予定されているいくつかの大きなイベントを前に、投資家の警戒感を反映している。ECB理事会や英国の総選挙、米国のコミー前長官の証人喚問などだ。
 金や日本国債ドイツ国債を含むそれ以外の安全資産も火曜日に価格が上昇した。危機へのヘッジ需要が増えている。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-10-year-yield-falls-to-new-low-for-2017-1496760298
 世界銀行は4つのグローバル経済のリスクを指摘している。一つは新興国市場の雲行き。中国やブラジル、インドなど、7つの主要新興国は世界経済のエンジンだ。
 さらに政策の不確実性、貿易戦争、そして、上昇する債務比率を挙げている。
 https://blogs.wsj.com/economics/2017/06/06/global/