英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イランへの圧力

 久しぶりに晴れ間が広がる。気温も少し上昇。
 米国がイランへの圧力を強めている。最初の圧力は、イランの中央銀行が軍隊エリートにドルを供給している、というものだ。イランを国際経済が切り離す狙いがある。
 具体的には、UAEと共同で行動し、米国財務省はいくつかのイラン企業や個人、公的機関に対して制裁を科した。UAEにおいて違法な為替取引にかかわったという疑いである。
 今回の制裁はトランプ大統領がイラン核合意から離脱すると表明して以降、初めてのアクションである。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-sanctions-iranian-currency-exchange-operations-in-the-u-a-e-1525973587

アップル・ゴールドマンカード

 ゴールドマンサックスとアップルがチームを組み、新しいクレジットカードビジネスを始める。何が起きているのだろうか。
 新カードはアップルペイブランドを掲げ、来年初めにもスタートさせる。アップルにとっては初めて、顧客の財布に突入する動きであり、ゴールドマンにとって、初めてプラスチックに突入する。アップルはこれまでカード提携先をバークレイズとしていたが、相手を交代する。
 「アップル・ゴールドマンカード」が誕生すれば、それぞれの中核ビジネスにおける弱みを補完することになりそうだ。アップルは新しいアイフォンの販売が減速している。そこで、携帯決済やオンライン音楽配信の課金などのサービス部門に焦点を当てている。その際、アップルペイがカギを握る存在だが、経営層が考えるほど動きは早くない。
 一方、ゴールドマンは、証券取引のスランプが続き、消費者金融の世界に躍り出ようとしている。2016年にマーカスブランドでリテール銀行ビジネスをスタートさせた。 
 https://www.wsj.com/articles/goldman-sachs-apple-team-up-on-new-credit-card-1525966214