パキスタンで成立したカーン新政権は、過去最大級となる１２０億ドルのIMF資金を求めている。為替危機に対処するため、複数の困難な選択を迫られている。
パキスタンは外貨準備危機が加速している。もしIMFから資金を受け入れると、公的支出について制限が課せられることになるだろう。もしそうなれば、パキスタンで成立したカリスマ的な新指導者はイスラム的な福祉国家をつくるというような選挙公約を果たすことが難しくなる。
以前のクリケットチームのキャプテンだったカーン次期首相は週末を使って、連立政権の可能性を模索し続けた。彼の勝利によって、過去数十年間続いた、２つの支配家系から政権を奪取することに成功した。
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