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JAL   JA334J   8月11日

青森空港に到着の飛行機が遅れたため30分遅れで離陸です。
無事羽田に着陸できますようにと祈りつつ1時間20分の空の旅。

巡航高度までのこの上昇飛行が一番怖い!!
羽田に着陸寸前に羽田沖に墜落した飛行機事故が脳裏によみがえります。
かみさま〜〜!と自然に祈ってしまいます。

離陸してすぐ右眼下に岩木山
岩木山ともしばらくのお別れです。

離陸後少しずつ高度を上げ、高度約10,000mを
音速に近い時速約900kmで 飛行します。

20分ほどで秋田県上空です。
八郎潟が見えました。
雲がなければ佐渡ケ島も見えるそうです。

「飛行機」という表現は、森鴎外が「小倉日記」
1901年(明治34年)3月1日条に記したのが初出だとされています。

飛行機は、通常、地上から約33000フィート、メートルに直すと約1万mの
上空を飛行しています。
では、なぜ 1万m かというと、けっして数字のキリがいいからというわけではなく、
これには深い理由があるのです。

コップの水にインクを混ぜてしばらく放っておくと、やがてコップの
底のほうにインクがたまることをご存じだと思います。
これは、水の重量よりもインクの方が重いからです。

空気についても同様で、その濃度は、地上から離れれば離れるほど薄くなります。
登山家の方たちがチョモランマに登るとき、よく酸素ボンベを持っていきますが、
約8000mの高地では、空気は地上に比べとても薄いのです。

逆に、飛行機にとっては、高く飛べば飛ぶほど周囲の空気が薄くなるので、機体にかかる
空気抵抗が少なくなって、前に進みやすくなります。
これは、ちょうど、沼でボートをこぐよりも、澄んだ水の湖のボートのほうが、前に進み
やすいのに似ています。

それでは、1万mよりももっと高いところを飛べば、もっと空気が薄くなって、
さらに飛びやすくなる、と思う方もいるかもしれません。でも、それは違います。

飛行機は、吸い込んだ空気をエンジンの中で圧縮・燃焼・爆発させることによって、
推進力を生み出し、前に進んでいるからです。
つまり、1万m以上の高度では、空気の濃度が薄すぎて、圧縮しても、燃焼しにくくなり、
1万mを超えて高度が上がれば上がるほど、今度は、飛行機はだんだんと前に進まなく
なってしまうのです!

このように、機体への空気抵抗とエンジンの推進力の兼ね合いを考えたとき、
両方の効率がもっともよくなる高度であること−−それが、1万mの秘密です。
いつもなにげなく見ている窓の外は、実は富士山の約3倍の高さがあるのです。

1万メートル上空からの眼下に流れる雲と遥か彼方の景色に魅了され、
あっと言う間の空の旅でした。

孫は右翼の丁度上の座席ということもあり、ぐっすり眠りこけていました。
でも「 たのしかったぁ〜!」そうです。
無事羽田に着陸。
これから新幹線に乗るため品川に向います。