Hatena::ブログ(Diary)

東京のはじっこで愛を叫ぶ

2017-01-14

「なぜ、こんなことに!」 悲鳴を上げる韓国が認めない不都合な真実

| 22:36

大統領の弾劾決議が出され、国政が停止状態の韓国。年の初めから、関係国との激しいプレッシャーにさらされています。

韓国外交が新年早々から四面楚歌に追い込まれた。想像だにしなかったドナルド・トランプ政権の登場と、朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾事態で右往左往する間に、少女像THAAD問題で、日本と中国の両方から攻撃を受けている。四方を見回しても助けてくれる友好国が見つからない孤立無援のうえに、危機主体的に突破できる内的能力もない惨憺たる状況だ。

http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/26220.html

孤立無援になっているのには、もちろんちゃんとした原因があります。

 

■「二股外交」の破綻がそもそもの原因

【コラム】二股外交 (朝鮮日報 2013/04/07)

今、韓国が進むべき道は「二股外交」であり「洗練された中堅国外交」だ。東アジア研究院のハ・ヨンソン理事長(元ソウル大教授)は昨年末、東亜日報の対談記事で「韓国米国中国の協力と対立という二重構造の中に置かれている。このため、韓国が二股外交を繰り広げたからといって問題にはならない」と主張した。

んなわけあるか! って日本人なら誰でも思うこの不思議思考。当時の韓国人は、本気で実現できると信じ、朴大統領を絶賛しました。なんだって「二股」なんてものがウマクいくと思ったんでしょうか。今の日本なら多分「下種外交」って呼んだでしょうね。「下種外交」って言ってたら、成功なんて皆無だと韓国にもわかったのでしょうか?

 

さてその「二股外交」の破綻の一番の原因は、なんと言っても、2015年9月3日、中国の戦勝節行事に朴大統領が参列したことです。今ではなんでも朴大統領の実績を否定している韓国社会ですが、当時はマスコミも国民も大絶賛でした。

最近の世論調査で、中国の戦勝節行事に朴槿恵(パク・クネ)大統領が参加しなければならない(51.8%)が、参加してはならない(20.6%)より二倍以上多かった。政治指向別に見ても、保守層(参加64.0% vs 不参加23.1%)が、進歩層(40.8% vs 24.3%)よりはるかに高く出てきた。

もちろん米国は残念に思うだろう。 だが、抗日闘争での韓中両国共通の歴史経験を名分として掲げれば、米国もむやみに反対はできないだろう。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/21594.html

しかし、この選択は大失敗。アメリカからはマスコミの前で釘を刺され、中国とのホットラインは全く機能せず。(「ホットライン がつながらない!」 中国の冷たい対応に焦る韓国

当たり前ですわね。そもそも北朝鮮を支援しているのが、中国です。それなのに「習主席の席に、北朝鮮代表より近かった!」「これで中国は、北朝鮮より韓国の方を大事にしてくれる!」と大喜びしたのですから、どんだけ分析が甘いかわかろうと言うものです。結局、中国に無視されて、なくなく日米両国との関係修復に乗り出すことになりました。

 

THAADは、米韓関係修復の手土産

で、「アメリカさんごめんなさい」とばかりに「終末段階・高高度防空ミサイルTHAAD)」配備を決定したわけです。アメリカの警告を散々無視して中国傾斜を強めてきた代償を払うには、懸案のTHAADを認めるより他になかったんですね。もちろん中国から見れば裏切りです。

しかし、当時の韓国側の分析は甘く、「THAAD中国側への圧力をかけよう」などと言うトンチンカンな主張が出たりしていました。当ブログでもその甘い認識を記事にしています。(韓国の危険な『火遊び外交』 中国は黙っていないはず

THAAD韓国外交筋「中国の不満は韓国ではなく米国朝鮮日報2016/02/17

外交消息筋は「THAADに対する中国の不満は、韓国ではなく米国に向かっている。韓中関係を犠牲にしてまでTHAAD問題にこだわらないという考えだ」と述べた。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/02/17/2016021701375.html

時系列で見ていると、韓国側の情報分析の凄まじい甘さに、仰け反ってしまいます。しかも実際に中国の報復が始まったら、今度はTHAAD設置決定撤回の大合唱が大統領候補者に始まっているのです。とはいえ、さすがにマスコミ各社は、現在の大統領候補者のTHAAD反対大合唱に危惧を示しています。

問題は、国民がわかっていないことです。自分たちが中国傾斜をした代償を払う必要があるなどと、露ほども考えていません。その近視眼的な世論がそもそも二股外交の失敗を招いたのではないでしょうか。朴大統領に責任の全てを押し付けて、それで万事解決という考えは、やはり分析の甘い韓国政治そのままであります。

 

従軍慰安婦合意における不都合な真実を直視しない韓国

2015年12月28日に電撃的合意をした従軍慰安婦問題。1年経って、撤回しろの大合唱が続いていますが、この合意も日米関係修復の一環であることは明らかです。要するに韓国中国傾斜問題の代償の一環ですね。THAAD設置の拒否理由に、韓国は長らく従軍慰安婦問題を挙げてましたから、THAAD設置を表明するなら、従軍慰安婦問題も解決せざるをえなくなったわけです。ですから「合意見直しをすればいい」などというレベルの問題ではありません。

 

そして、この従軍慰安婦合意で、韓国が直視しない現実があります。

「10億円は少女像撤去の対価」は偽り…慰安婦被害者の傷を癒やすため(2)」中央日報 2017年01月10日

和解・癒やし財団によると、12・28合意当時、生存者46人を基準に受領の意思を明らかにした被害者は34人だった。現在まで31人に対して1億ウォンずつ支給を完了した。亡くなった被害者は199人であり、うち35人が現金受領意思を表した。

http://japanese.joins.com/article/481/224481.html

46人中34人が金額受取意思を表明し、31人が既に支給を受けているという事実です。34人ということは約74%。既に受領した人になると約67%。要するに約7割の従軍慰安婦が、「合意による金額受取を受け入れた」ということなのです。

しかし、韓国報道は、まるで従軍慰安婦全員が合意に反対しているかのように報道します。大統領候補全員が合意見直し公約にしているのも特徴です。

「誰が次期大統領でも慰安婦合意見直し? 潘氏も再協議に含み」朝鮮日報 2017/01/13

次期大統領選候補に関する最近の世論調査支持率トップの共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)前代表は11日、(中略)合意は日本から公式の謝罪がなく10億円の資金を受け取っただけと断じた上で「到底受け入れられず、無効だ。合意をやり直さなければならない」と主張した。

潘基文(バン・ギムン)前国連事務総長も再協議を念頭に置いているとの観測が出ている。「(今回に限らず)両国間の合意があった場合には私はいつも協議を通じた合意を歓迎し、労をねぎらってきた」と述べ、「誤解があるようだ」と含みを持たせた。

第2野党国民の党」の安哲秀アン・チョルス)前代表はこのほど「慰安婦合意は大統領の独断と政府が引き起こした外交上の惨事であり、被害者の意思を無視して強行した」

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は自身のフェイスブックに「政府は屈辱的な韓日合意を無効にし、被害者を欺瞞(ぎまん)するうわべだけの「和解・癒やし財団」を解体して、すべてを原点からやり直さなければならない」と強調した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/13/2017011302732.html

「被害者の意思を無視」とか「被害者を欺瞞(ぎまん)」とか、『金額を受領した7割の意思を無視している』ということに気付かないのでしょうか。彼らの言う「被害者」とは誰のことなのか。どうも発言をまとめていると、受領しなかった残り3割の慰安婦の言葉を代弁しているのではなく、「韓国民全体」にまで広がっている様子が伺えるのですが。

さすがに合意を行った韓国外交部は、ここまで無茶な発言はしていません。

「12・28合意の主役ユン長官「ハルモニたちが感謝している」と歪曲繰り返す」ハンギョレ2017.01.10

ユン長官は「(生存)被害者ハルモニの4分の3程度が(12・28合意をした)政府の努力を評価しており、また、生きている間に安倍が謝罪・反省して日本政府の拠出金を受け取れることになったことについて、口々にありがたいと仰っている」と主張した。

キム・ボクドン、キル・ウォンオク、イ・ヨンスさんらの激しい反対には目を瞑り、日本政府が「決して賠償金や補償金ではない」と発表した10億円を受け取る意向を明らかにした34人のハルモニたちを“12・28合意の支持者”に仕立て上げる「我田引水」式の自画自賛である。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/26195.html

ハンギョレは「歪曲」と言っていますが、これこそ韓国マスコミ韓国国民が直視しなければならない真実であります。ハンギョレは「34人のハルモニたちを“12・28合意の支持者”に仕立て上げる」とまで書いてますが、合意支持者じゃなきゃ、彼女らはいったい何だと言うのか。

もちろん、「喜んで合意を受け入れた人たち」とまでは言いませんよ。でも、妥協はあろうと「合意を受け入れた」事実は変わらないわけで、その人数が7割を超えるということを無視するのは、それこそ「歪曲」と言えるでしょう。

 

■ウイーン条約がなぜか理解できない韓国の人々

「歪曲」と厳しく追求するハンギョレも、「慰安婦像がウイーン条約違反」という指摘に対しては、全く論評していません。韓国国民の反応を見ても、「市民団体が置いた物は撤去できない」といった不思議な発言が目立ちます。ウイーン条約や、韓国の国内法でも違法建造物に当たるものが、法的に処理できないというのは、法治国家として体をなしていないとは思わないのでしょうか。

外交合意違反」、「国際条約違反」、「国内法違反」と言った指摘そのものに、全く頓着しない様は、日本人として非常に理解しがたいものがあります。

 

とにかく日本が大使召還などの措置により、外交的警告に踏み切ったことは確かです。次にもし実力行使をする場合は、どんな手になるでしょうか?

韓国国内の反日傾向の悪化として、外務省の海外安全情報の危険レベル上昇ですかね? 今レベル0ですから最高のレベル4まで、いくつか手が残されています。今年のアジア情勢に注目です。

2016-12-31

DMMによる「はちま起稿」買収&売却問題 未だ残る大いなる矛盾

| 21:38

ITmedia系「ねとらぼ」の追跡調査によって、キュレーションサイトの「はちま起稿」の実態が明らかになり、物議をかもしています。

「はちま起稿」と言えば、当ブログでも過去に問題を指摘してきた悪質な「まとめサイト」の一番手です。(大手ゲームブログ「はちま起稿」が、広告企業サイトと判明して大騒ぎに

この「はちま起稿」について、DMM社がプレスリリースを打ったことで、事態が急変しました。

「Webメディア「はちま起稿」サービス運営・事業譲渡に関するお知らせ」

株式会社DMM.comは、Webメディア「はちま起稿」を2016年1月に買収いたしましたが、同年10月に他社への売却を決定し、現在は完了しております。

なお、譲渡先は以下の企業になります。

株式会社インサイト(東京都渋谷区道玄坂1-20-8 寿パークビル4F)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001752.000002581.html

「そもそも売買って何だよ」って普通の人は思うに違いないですね。

これまで、「はちま起稿」は、まがりなりにも「個人ブログ」の体裁を取っていたため、商業メディア個人メディアの勝手な転載(引用の程度を超えた丸パクリ状態)、悪質な読み替えやそれさえ超えた単なるデマの拡散、一方的な叩きを目的とした偏向記事の連発などが、黙認されてきたわけです。

それが売買対象となる「Webメディア」であるということや、オンラインビジネス大手のDMM社が買収して運営していたということになるわけで、「売り飛ばしたから、もう終わり」というわけにはいきません。

 

■会長のインタビューは本当か

「はちま起稿買収問題、DMM.com亀山敬司会長が経緯を語る」2016/12/30

亀山:何度も確認したが、運営自体は管理人の清水鉄平が自分の集めたライターと記事を作っていて、DMM社員は関わっていないと聞いている。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20161230-00066087/

会長はDMM社員が関わっていないと言及し、プレス発表も「10月に売却済み」としています。

がしかし、そもそもの発端である「ねとらぼ」の記事では、DMM社内に「はちま起稿」の管理人「清水鉄平」氏の座席が存在したとしているのです。

「清水氏にはただ『はちま起稿』を運営するだけでなく、今後DMM.comのゲーム事業全般(DMM GAMESの自社タイトルや、DMM.comがスポンサードしている各社ゲームタイトル、DMMプラットフォームにおけるゲームの配信など)にも広く関わっていってほしいという意図があったようです」と関係者。また、社内に清水氏の座席があることも確認済みです。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1612/28/news105_2.html

ちなみに前述の座席表についてですが、編集部が川端氏に問い合わせを行ったその日(12月16日)のうちに、清水鉄平氏の名前が消されたことも確認しています。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1612/28/news105_3.html

12月の時点でDMM社内に自席があったにも関わらず、10月に売却したとはどういうことか。社員は関わってないも何も、席があったらそもそも「はちま起稿」の管理人がDMM社員じゃないのか。上記の引用の中で出てくる「DMM社の川端氏」とは、DMM社のマーケティング本部長であります。「はちま起稿」の管理人は、そのマーケティング本部長の隣の席だったわけで、隣に座っていた人間のことを、「知らない」で済むのか。ねとらぼが指摘するように「隠蔽」の匂いがします。

 

■このまま幕引きはありえない

ステルスマーケティング疑惑としても、DMM社が「はちま起稿」を所有していた期間に、DMM社の不利な記事を極端に小さく取り上げ、ライバル企業の不利な記事を大きく取り上げるといった、情報操作を狙ったような動きがありました。オンラインビジネス大手のDMM社が、そういうことを行って良いのか。普通にやったら、公正取引委員会から突っ込まれるような案件も、インターネット上だと問題にされないということになるわけで、これを放置すれば、いずれ公的機関の規制を受け入れることになることになります。ねとらぼが追跡しなければ、この問題は明らかにならなかった可能性がある以上、プレス発表ひとつで終わりにはできない問題であります。

亀山:調査結果を待って、責任はすべて私が引き受ける。

どう責任を取るのか、注目しています。

2016-12-19

期待の大作FF15 ラストバトルがゲーム風ムービーと判明し大騒ぎに

| 21:54

ファイナルファンタジー、通称FFドラゴンクエストと並んで海外にも熱心なファンがいるRPGシリーズです。

開発に実に10年を掛けた新作、FF15が発売されたのは、2016年11月29日のことです。

期待の新作は、今流行のオープンワールドを意識した作品でしたが、途中でディレクターが変わったり紆余曲折した末の発売でした。

作品のデキもこれまでの期待に応えるものではなかったようで、賛否両論の評価がありました。

そんな中、なんとボス戦がQTE風ムービーと判明し、混乱しています。

 

■あまりの内容に、ファンも絶句

f:id:tenten99:20161219213226j:image:w420:left

(画像はニコニコ動画sm30243632より)

QTEQuick Time Event:クイックタイムイベント)というゲームの操作があります。ムービー中に特定のボタン・キーを入力を求められ、ちゃんと押せればクリア。押せなければ失敗という操作です。

通常、RPGのボス戦は、正面切って戦って、ヒットポイントを削り合うギリギリの戦いが面白いと考えられています。美麗なグラフィックが可能になったPS2辺りから、ラストの瞬間にこのQTEというゲーム操作によって、決着がつくゲームが増えました。まぁ、それは色々な考え方があるので、どれが正しいというわけではありません。

しかし、QTEを求めながら、なんの操作をしなくても敵を倒し、ゲームが終わってしまうというのは前代未聞であります。それが期待のFF新作だったというのも、衝撃を大きくしました。

特にキャプチャ画像のとおり、敵の最後のセリフが「へえ 最後に それを選んだんだ」です。選んでないのに、このセリフは皮肉が過ぎようというものです。画像は載せませんが、ゲームのラスボスも、QTE風ムービーでして、ファンも絶句するしかありませんでした。

凋落激しいFFブランド。FF15QTE風ムービーは、その心臓にトドメを刺したかもしれません。

2016-11-27

<従軍慰安婦問題> 風向きが変わった?  イスラエル、「ホロコーストと一緒にするな」と警告

| 00:08

ユネスコで「世界の記憶」(記憶遺産)に登録申請された慰安婦に関する文書について、思わぬところから反論が提出されました。

「【歴史戦】慰安婦資料は「ホロコーストをねじ曲げ」 記憶遺産申請で カナダユダヤ人友好協会ユネスコに意見書」2016年11月24日

カナダトロントにある「カナダイスラエル友好協会」が「申請者はホロコーストユダヤ人虐殺)の意味をねじ曲げている」と批判する意見書をユネスコに送付していたことが23日、分かった。

http://news.livedoor.com/article/detail/12324169/

原文がこちら「How UNESCO Blackmails Israel and Exploits the Holocaust」にあるのですが、「1960年代のベトナム戦争で、韓国軍兵士が数千人の女性をレイプした事件がある。しかし、申請された「世界の記憶」には、その事件に関する文書が含まれていないことが、ベトナム政府によって確認された。」としていて、「彼らの競争相手に対する、敵意を醸造するためのツールの一つであった。」と明確にプロパガンダであると言及しています。

事実の認定についても、

The issue of the army brothels was investigated by the American authorities. Declassified documents show that the conclusion was that in most cases they employed paid prostitutes.

(軍売春宿の問題は、アメリカの当局によって調査されました。機密解除された文書の結論は、彼らが雇われた売春婦を雇用したということであったことを示しています)

として、従軍慰安婦に関する報道で、ここまで真正面から否定する内容は久しくなかったものと言えるでしょう。

 

■「従軍慰安婦ホロコースト並みの悪行」は、虎の尾を踏んだ

イスラエル従軍慰安婦問題で、ここまで強硬な姿勢に出た理由は、申請内容にあった、「『従軍慰安婦』システムは、ホロコーストカンボジア大量虐殺に相当する戦時悲劇です。」という文章が逆鱗に触れたからのようです。

おかげで、

ホロコーストがどのように無責任に利用されたかは明らかです。それをここで使う人々は、その意味をゆがめて、中傷しています。」

と、ホロコーストとの同一視は「中傷である」とまで言ってしまいました。

ユネスコの判断がどうなるかは、まだ予断を許しませんが、従軍慰安婦問題を取り巻く海外の状況が、少し動いてきたように思えます。

海外で従軍慰安婦問題で悪戦苦闘している人の働きが結果を示し始めたならば、継続は力なりと言えるでしょう。

韓国側の反応は、朴大統領の不祥事のおかげで全く入ってきません。イスラエルから「こっち来んな」と突き放されてしまった反応が知りたかったのですが残念です。

2016-09-27

<東京オリンピック> 新種目「空手」を待ちうける困難な未来

| 01:35

ついに東京オリンピックフラッグがやって来ました。

五輪パラリンピック旗、都庁前で掲揚式」

2020年東京五輪パラリンピック大会組織委員会と東京都などは21日、リオデジャネイロから引き継いだ五輪旗パラリンピック旗の掲揚式を都庁前の都民広場で開催した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21HAS_R20C16A9CC1000/

早いもので、あと4年であります。そんな東京オリンピックに初めて参加する競技の一つに、空手があります。

 

■まだ決まっていないオリンピック空手競技」のルール

なんと新種目の空手は、未だに正式ルールが決まっておりません。理由は、「寸止めルール」のみにするか、「セミコンタクトルール」との二本立てにするかで揉めているからです。レスリングのフリースタイルグレコローマンスタイルの2つに分かれるようなものです。本来はもう一つ、極真空手を筆頭とする顔面パンチ以外なら何でもありの、「フルコンタクト」もあるのですが、これはIOCにルールとして採用されませんでした。

東京オリンピック追加種目入り目指す「空手」 競技ルールは?」

東京オリンピックの追加種目候補として空手を薦めている全日本空手道連盟のルールは、フルコンタクトではなく、「寸止め空手」だ。 

寸止め空手は攻撃部位に対し、寸止めで技を決め、勝敗を争うものだが、そこで問題となっているのが、国内外問わず多くの競技人口をほこるフルコンタクト空手競技に加えなくても良いのかという問題だ。

新極真空手緑健児代表率いる「全日本フルコンタクト空手道連盟」(公益社団法人JFKO)は「レスリングがグレゴローマンとフリースタイルのルールが二つあるように、オリンピック空手でも寸止めフルコンタクトの二つのルールを用いるべき」と主張している。

また空手関係者によると「一般的にルールが分かりにくいといわれる全空連寸止め空手だけが採用されるのは種目選定の重要なポイントであるルールの分かりやすさという部分を考えても疑問に思う」と話す。

http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20150805/spo1508051130001-n1.htm

IOCは元々安全度の高い、寸止めルールを指示しているとされ、主だったフルコンタクト系の空手流派も、オリンピック種目成功へ向けて、寸止めルールを支持するという流れができていました。

が、私は空手の「寸止めルール」には危険がいっぱいだと思います。

 

■リオオリンピックでの格闘種目で何があったのか

まず、オリンピック種目で「全ての決着が判定のみ」という種目がないことに注目します。

柔道は審判が判定しますが、身体が完全に回転して落ちる様を一本にしないはずはなく、素人でもわかりやすい結果です。レスリングにも、両肩をマットに付けたら終わりの「フォール勝ち」がありますよね。

対して余りに攻撃が早く、判定が難しい競技フェンシングテコンドーがあります。2つの種目には一発逆転の手段はありません。ポイントを時間内に取っての優勢勝ちのみです。そしていずれも、機械判定を取り入れており、審判の微妙な判定をなくす努力をしています。

問題は、上に挙げたどの競技でも、「微妙な判定、疑惑の判定がなくなっていない」と言うことです。今年も日本はオリンピックの場でヘンな判定に泣かされました。レスリングなんかどう見ても髪を掴んでいるのに、なかなか審判は反則を取ってくれません。日本が金メダルを取り捲ったので、段々厳しい判定になったようです。オリンピックでは、公正を期すために、第3国の審判を配置します。それでもこういうことが起きるのが、オリンピックという場であります。だから空手でも同じことが起きるでしょう。

「今までもたくさん世界大会をやってきたけど、そんなことはなかったから大丈夫」と空手関係者は思うかもしれません。でも柔道だってレスリングだってちゃんと世界選手権を重ねてきましたが、オリンピックではやはり判定に泣かされてきたのです。柔道の「掛け逃げ」やレスリングの「手首や手の平を掴む」など、ルールの隙間を突いたグレーなプレイに対処するのにだって、何年も掛かってます。寸止めルールの「判断基準が、主審と副審の旗の数だけ」というやり方は、あっと言う間に混乱を生むでしょう。

 

じゃあ全てビデオ判定を行えば? まぁ現状それしか答えがありませんね。AKFの2015世界大会で、この全部ビデオ判定を行っています。

見ての通り、4:57や6:57のプレイなど、微妙な判定に時間が掛かっているのがわかります。つまり確実性は増すけれど、流れがブツ切りになってダレるわけです。でも、見てる側が何が起きたのかわからなかったり、コーチ陣が猛抗議連発などという事態を生むよりは健全性を保てるでしょう。ちなみにWKFの試合では、見てる側のサポートとして「小さなアニメーションを入れて、見てる側に説明」してますが、リプレイの代わりにはさすがになりませんね。

しかし、それでも問題が起きるのを止められないでしょう。それはリオオリンピックでも以下のような試合があったからです。

テコンドー 女子49キロ級決勝

f:id:tenten99:20160925151638j:image:w430

http://sports.nhk.or.jp/video/element/video=26221.html

賛否両論となった試合です。ポイントを奪った韓国の優勝候補の選手が、警告が出ようと逃げ回り結局逃げ切りました。ちなみに倒れることも警告(イエロー)2枚で反則(レッド)1枚となり、同時に相手に1点入る仕組みです。反則(レッド)5枚で失格となります。

キャプチャー画像を見てください。微妙ですが画像の通り、残り0.01秒で倒れており、韓国選手の反則負けのはずです。しかし、判定は時間経過後の転倒で、韓国選手の金メダルが決まりました。相手側が納得せずビデオ判定を要求。しかしそれでも転倒は時間外と判定され、ひっくり返りませんでした。もちろん審判は韓国人ではありません。第3国の審判です。

つまりですね。ビデオ判定を取り入れたとしても、こういうことが起こるのです。まだ動画が見られるので、ホンマかいなと思う人は、自分で確認してみてください。(決勝スタートは2時間5分から)

 

■面白くなければオリンピックは逆効果

AKFの2015世界大会の動画では、フルコンタクトでは見られないいくつかのプレイが出てきます。

1 優勝候補のイラン代表はすぐさまアピールしまくり、審判見まくり。

2 日本代表は「入った」と思ったらすぐに逃げて、警告される。(7:58のプレイ)

優勢になったとき、「この1と2のプレイを駆使されたらどうするのか」という問題は考えておく必要があるでしょう。要するに、「優勢になったら、擬似攻撃をしてアピールしまくって時間稼ぎ」というプレイです。オリンピックという場では、世界選手権では見たことも無いプレイが出てくる可能性があります。その上、コーチが判定にケチつけまくって混乱しまくるようだと、さらに場が荒れるでしょう。

オリンピックは、それまで世界選手権を見たことも無い新しい視聴者が、山のように空手の試合を見ることになります。それは、新たな空手の裾野を広げる大きな可能性を秘めています。

同時に、不可解判定連発や選手やコーチの抗議連発のような事態になれば、未来の空手プレイヤーは「なんか面白くない」と思って意欲をなくしてしまうかもしれません。さらに今プレイしている人間でも、「夢のオリンピックがこんな舞台なのか」と失望する可能性もあるのです。オリンピック種目はビッグチャンスでもあり、同時に失望を買う逆効果の可能性もあるのです。テコンドーがそのいい例です。リオオリンピックで問題となった女子49キロ級決勝の試合は、韓国でも「つまらない」「逃げるな」など反響を呼びました。審判による判定のみの寸止め空手が、テコンドーの二の舞になる可能性は少なくありません。

 

■未来のために、『セミコンタクト』ルールとの二本立てを

私は、寸止めルールに加えて、手足グローブを付けての『セミコンタクト』のルールを採用を推進するべきだと考えます。そもそもボクシングだってオリンピック種目になっているのです。IOCの「安全性」うんぬんの言い分は、ダブルスタンダードだとしか思えません。

私には、全面判定だったテコンドーが、問題連発で機械判定を導入し、さらに毎年のようにルールを変えているのにも関わらず、人気が落ちている姿が、寸止め空手の未来にダブって見えます。

格闘技にも関わらず、相手を倒すことなくポイントで勝敗を決め、柔道の「一本」のような一発逆転もないというのは、既に茨の道が決まっていますよ。せめて『セミコタクト』ルールを入れて「K.O.」がある道を残さないと。それがたとえK.O.といっても、胴へのストレートばっかりだったしても。

「素人が見て、面白い空手の試合とは何か?」「メダル争奪戦となった時、選手やコーチが納得できるルールとは何か?」空手関係者は、その2つの視点を忘れず、4年後を迎えて欲しいです。


アクセス解析