Hatena::ブログ(Diary)

東京のはじっこで愛を叫ぶ

2018-01-24

安倍首相の平昌五輪出席は妥当か否か 晩餐の席に「従軍慰安婦」を呼ばれたらどうするの?

| 20:30

安倍首相が平昌五輪の開会式に出席することを決めたようです。

首相、平昌五輪開会式出席へ…日韓首脳会談調整」

訪韓中に文在寅ムンジェイン大統領会談する方向で調整している。慰安婦問題日韓合意を巡る韓国側の対応に国内では反発が強いが、北朝鮮の核・ミサイル問題を踏まえ、日韓両国の連携維持を重視した。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180124-OYT1T50004.html?from=ytop_top

個人的には意外な決断のように思いますが、民意にそったものと言えそうです。

 

■朝日でも産経でも出席賛成が多数

日本政府がまだ立場を明確にしていない安倍首相の平昌五輪出席については前向きに判断すべきという雰囲気がある。朝日新聞の調査では「出席した方がよい」が53%と、反対意見(30%)より多かった。産経・FNNの調査でも出席することに「賛成」(49.5%)する意見が「反対」(43.1%)よりも多かった。

http://news.livedoor.com/article/detail/14197388/

朝日の調査はなんとなくわかりますが、産経の調査でもなんと安倍首相の出席賛成が多数だったのです。さらにアメリカからも強い要請があったとか。

 

安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席、リスクを取ったぎりぎりの決断 「慰安婦日韓合意を終わったことにさせない」」2018.1.24

五輪開会式の前には、やはり式に出席する米国のペンス副大統領来日が予定される。この際にも安倍首相会談や夕食会などを通じ、日韓合意の経緯や日本の立場をじっくり説明する考えだ。緊密な日米関係を背景に、ペンス氏と歩調を合わせ、文氏に合意履行を迫ることになろう。

 「実は、米ホワイトハウスからも、安倍首相に開会式に出てほしいという強い要請があった」

 政府高官はこう明かす。韓国に対し、行き過ぎた対北朝鮮融和政策に走らないようクギを刺したい米国が、パートナーとして安倍首相指名した形だ。

http://www.sankei.com/politics/news/180124/plt1801240005-n1.html

新聞の世論調査で参加賛成が多く、さらにアメリカからも圧力があるうえで、自民党公明党の重鎮から「民意背くのか」と突っ込まれれば、抵抗できない気もします。

個人的には、日本政府の出席者ゼロというのはいくらなんでもおかしいので、各国と同じく大臣級を送り出せばいい気がしていました。アメリカだってトランプ大統領が来ないわけですし。それどころかドーピング問題が明らかになったロシアプーチン大統領も、中国の習国家主席も来ない状況で、韓国と軋轢を抱えた日本の首相が本当に出席する必要があるのか。その辺りがどうもモヤモヤします。

報道によると、首脳会談も予定されており、「慰安婦合意」の履行について、直接文大統領に確認する予定だとか。アメリカの要請があったのなら、ぜひアメリカとの三者で、「慰安婦合意を守れ」と会見するくらいはして欲しいですね。そして問題は韓国の出方です。

 

■何が起こるかわからない首脳会談や晩餐会

正直、筆者は今でも五輪出席の判断に否定的です。韓国報道を見ていると、「日本は韓国の要望に無条件に従うべし」という認識がいつも見えます。文大統領が来いと言ったらさっさと来いみたいな反応がすごくあるのです。「日本の大人の対応」なんかに、感謝することはまずありません。それどころか、まったく逆の態度を取られる可能性の方が高いと思います。

晩餐会の料理に例の「独島エビ」が出てきて、「安倍に食べさせた!」と喜んだり、更には「慰安婦が飛び入り参加して、安倍に直接謝罪を受けるパフォーマンス」など、首脳会談も含めて何が起きるかわかりません。韓国側には今でも「慰安婦問題の法的責任を日本に認めさせたい」という野望が消えていませんし、徴用工問題もまたぞろ復活し始めています。「ひょっとしたら」ではなく、「まず間違いなく」何か仕掛けてくるでしょう。

もう2週間しか時間が残っていない状況で、そうした韓国側の仕掛けについて情報収集することは可能なのでしょうか?

この五輪参加は、相手のフィールドに踏み込むわけで、その困難さは明らかです。「準備不足でしてやられました」などということにならないよう、アメリカを上手く巻き込む外務省の手腕に期待しています。

2018-01-17

日本のゲーム市場は米と14倍、欧と10倍差? 「電ファミ」大誤報で執筆者が開き直って大炎上

| 01:09

日本のゲーム市場規模が、欧米のゲーム市場規模に比べて、著しく低くなっているという「事実」から、欧米のゲーム開発体制を学ぶべしという記事が出ました。

「米欧日の家庭用ゲームソフト市場は14:10:1の比──なぜ日本のゲームメーカーは世界で戦えなくなったのか【西田宗千佳:新連載】」2018年1月15日

http://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/180115

が、常日頃日米欧のゲーム市場を追っているゲームフリークから見れば、ここまでの差は無いと即座に気付くレベルの内容です。実際、この市場規模の数値は、欧米はスマホなどを含み、日本はコンシューマ市場のみという明らかな間違いが判明しました。

【記事およびデータ訂正のお詫び】

読者の皆さまへ

 平素は電ファミニコゲーマーのご愛顧、誠にありがとうございます。記事掲載の数値について、お詫びと訂正を申し上げます。

 2018年1月15日に掲載いたしました時点での記事【米欧日の家庭用ゲームソフト市場は14:10:1の比──なぜ日本のゲームメーカーは世界で戦えなくなったのか】におきまして、タイトルにも使用しております米欧日の家庭用ゲームソフト市場の数値に誤りがありました。正しくは16:15:6になります。

数字や図表は、即座に修正されたのですが、この記事自体が「日本市場は、かつての勢いを無くし、欧米にボロ負けしている」というデータを元に組み立てられた記事ですので、全く説得力を失ってしまいました。これだけでも炎上する要素満載なのですが、その前後に渡る執筆者の発言と、開き直った言葉が更なる炎上を呼んでいます。

 

どや顔ツイッター宣言が燃料に

まず記事公開前後のツイッターの内容が、凄い上から目線でした。

Munechika Nishida‏

@mnishi41

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その他

昨日公開の電ファミの記事について。まじめに、議論が新しいとか古いとか、どうでもいい、と思っています。読者側の認識をとりあえず整理しないと、という編集部側との話し合いの末にできたのがあの序論。あのグラフを示した段階で役割の8割は終わってて、その先は補足に過ぎません。

20:06 - 2018年1月15日

岩崎啓眞@スマホゲーム屋@snapwith

返信先: @mnishi41さん

ウッギャー、マジでこんな記事書きますか!wwwww

Munechika Nishida@mnishi41

だって、ほかの人が書かないのだもの。まあ、いろいろ見方はあると思いますが、そろそろ「日本はゲーム大国で」みたいなお花畑から出てもらいたいですし。

岩崎啓眞@スマホゲーム屋@snapwith

カケラもゲーム大国とは言えないですね。僕は最近は「日本式ではスマホは海外で勝負できないから止めれ、金があるうちにグローバルで生きられるようにしろ!」と言いまくっていますがw

Munechika Nishida@mnishi41

いやいや、まったくおっしゃる通りで……

グラフだけで8割終わってるとは凄い話です。なによりその肝心のグラフが間違っていたということは、記事の意味がほとんどなくなっているということではないでしょうか。そしてこの間違ったグラフによる記事を見て「ウッギャー」と叫んでるのが、同じく「電ファミ」ライターの岩崎氏であります。一応業界の人間のはずなのに、この酷いミスを見てすぐ気付かなかったが不思議な話ですね。

また、岩崎氏が「こんな記事書きますか」と言い、西田氏が「だって、ほかの人が書かないんだもの」と書いてますが、この認識は大いに間違っています。後ほど指摘しますね。

 

■本当のグラフから見える真実とは

さて、誤報が伝わった段階の西田氏の反応が、以下のようなものでした。

Munechika Nishida@mnishi41

若干反省する事案が発生。任せたとはいえ、やはりきちんと精査すべきであったか。

Munechika Nishida@mnishi41

データの方向性がまったく違っていたのであれば訂正しますが、そうではなく、比率の数字グラフが正しくなかった、ということです。

方向性は合ってるから訂正しないというのですね。その判断は正しいのかどうか。修正したグラフを参照してみましょう。

f:id:tenten99:20180117230914p:image:w650:left

まず、目に付くのは、日本市場地盤沈下……ではありません。2008年をピークとした欧米市場の激減です。アメリカ市場なんか、ピーク時の約6割減という途方も無い下落です。プラットフォームとの比較を見ればわかるとおり、ピークの2008年は、WiiDSの大ヒット。そして市場の衰退はWiiU3DSの不振と合っています。Wiiの時にはPS3も発売されてますから、「ハイエンドゲーム機の影響もなくはなかったと言える」と思いきや、PS4の発売で欧米の市場は維持すら出来ず、下落しているのです。

つまり当該記事における結論は、以下のようなものではありません。

技術力の有無よりも、技術に対する取り組み方の違いが、数年間の間に大きな差となり、さらに海外と日本の間での嗜好の違いが積み重なって、「日本のゲームが海外では通用しづらい」、「海外で大規模に売れるゲームにならない」状況を生み出したのでは……という結論に至る。

本当の結論は、そんなお花畑な内容ではありません。

コンシューマゲーム市場とは、任天堂のヒットにより支えられ、任天堂の不振による衰退している」という衝撃的事実であり、「欧米AAAソフトが小さいパイを、ネームバリューで食い合いことで、つまるところハイエンドゲーム機と欧米のAAAタイトルは、淘汰の最中にある」という全く逆の結論なのです。

 

■そんな話は10年前に聞いた

西部氏は「だって、ほかの人が書かないんだもの」と言っていた、欧米ゲーム開発現場の話ですが、とっくの昔に話題になっています。表を見ればわかるとおり、2008年にはアメリカのゲーム市場規模は、日本の5倍を超えました。その状況を見て、「欧米ゲームこそゲーム開発の未来」と持ち上げる報道が連発したのです。ちなみにその先鋒を務めたのが、新清士氏ですね。

Xbox360Gears of War」が見せた先進の開発力 デジタル家電&エンタメ-新清士のゲームスクランブル」2007/01/20

http://it.nikkei.co.jp/digital/column/gamescramble.aspx?n=MMITew000019012007

残念ながらリンクは切れてしまっていますが、上記の記事は、まさに「モジュール化開発」と「日本風の少人数開発」の組み合わせて、最先端ミドルウェアを駆使し、「ゲームシステムを洗練させることに全力を注ぐ」という、「アメリカ開発陣凄し」記事の典型であります。

また当ブログでも取り上げた以下のような記事がありました。

「日本も外注先に?ゲーム開発費高騰で進む国際分業・GDC08報告(2)」2008/03/09

アメリカのゲーム開発者の全職種の平均給与は7万3316ドル(750万円)と非常に高い額になっている。職種別でもっとも高いのがプログラマーで8万886ドル(約830万円)。グラフィックを担当するアーティストで6万5107ドル(約670万円)、日本の企画職にあたるゲームデザイナーで6万1538ドル(約630万円)となっている。年収が1000万円を超えるプログラマーはざらにいると言われている。特にエース級のプログラマーであれば数千万円という、日本ではにわかに信じられないような高額の給料を得ている人もいるという。

これも新清士氏の記事です。「莫大な金額を投入し、世界規模で開発を行う欧米ゲームメーカー。これからの日本は、アメリカの外注先になっちゃうよ!」という大変刺激的な記事でした。

しかし、その1年後、事態は急変。アメリカ至上主義の論調は消え去るのです。

「破綻するビジネスモデル〜欧米ゲーム市場の危機」2009年02月18日

ところが年が変わって状況が一変します。

海外ゲームメーカーの巨頭、EAとアクティビジョンブリザードが共に赤字に転落したのです。

ソフトのデキが悪くて、売れなかったのなら問題は簡単です。

でもそうではありません。上記ゲームメーカーは、それぞれ看板となるソフトを発売し、しっかり100万本を軽く越える売り上げを記録しているのです。

売れているのに儲けが出ない。それも倒産寸前になるほど赤字が出てしまう。これは明らかに歪んだ状況です。

http://d.hatena.ne.jp/tenten99/20090218/1234973462

10年前に破綻した論理を、今更どや顔で持ち出してどうするのでしょう? 

今回修正されたグラフをよく見てください。欧米ゲーム市場は衰退しているのです。2008年からずーっと。PS4が発売されても、市場の拡大どころか維持すらできていないのです。

自らの市場を成長させられない欧米の「プロジェクトマネジメント」は本当に正しいのですか? 

結果として市場が衰退しているのに、欧米の技術に対する取り組み方が、本当にゲームの未来を切り開くのですか? 

激減する市場の中で黒字化するために、欧米ゲームメーカーは、縮小再生産でなんとか凌いでいるのでないですか? 

 

岩崎氏だって「ウッギャー」と叫んでる場合ではありません。10年前の欧米市場の危機を知らなかったのでしょうか? 

スマホが出ても大きく変動しないで維持し続ける日本の市場は、ゲーム大国と言えませんか?

スマホも含めた世界のゲーム規模は、日米欧で1:2:1.5だと今回判明しましたが、欧米の国民数に対する日本の国民数を比較して、ゲーム大国だとは言えないのでしょうか?

 

今、ニンテンドースイッチWiiの再来のようにヒットしています。もしこれで世界のゲーム市場が上向くことになったら、「任天堂の興亡が、世界の市場を左右する」という衝撃的な事実の証拠が増えることになります。それは正しいことではないわけで、ではどうすればいいのかということを、世界のゲーム会社が取組むべき課題になるでしょうね。



 

2018-01-15

ついに日韓激突へ 「慰安婦合意」再検証と戦う方法を考える

| 00:24

2年の時を経て、韓国が「慰安婦合意」の検証を行い、非公開合意韓国に不利な「不均衡な合意」と結論しました。

慰安婦「非公開の合意があった」韓国側検証 日本は反論」

韓国外相直属の検証チームは27日、検証結果を発表した。両政府が当時公表した合意のほかに、韓国政府慰安婦問題に関して「性奴隷」という表現を使わない、などとした「非公開の合意」があったと指摘。韓国側の負担が大きい「不均衡な合意」だったとした。

日本政府韓国政府に対し、ソウルの日本大使館前に慰安婦問題象徴する少女像を建てた「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」(挺対協)など支援団体の説得▽第三国での慰安婦関連の像や碑の設置を支援しない▽今後「性奴隷」という表現を使わない――の3点を要求韓国側が消極的ながらもおおむね応じたとする内容で、「不均衡な合意」の度合いが強まったとした。

https://www.asahi.com/articles/ASKDW4D6ZKDWUHBI00L.html

この他、「合意交渉が「秘密交渉」で進められ、元慰安婦の意見が十分に反映されなかった」としていますが、外交交渉をいちいち公開する外交手続きがあるわけないので、言いがかりのレベルと言えるでしょう。

さて、なぜ韓国側で「非公開の合意」の存在が、ここまで取り上げられるのでしょうか? それは、朴大統領を筆頭に、前政権が「慰安婦像の設置を支援しない」などの合意事項は「存在しない」と否定してきたからです。否定してきたのに、実は存在した。前政権は嘘をついていた。許せん。韓国国民はいきり立っています。

がしかし、よくよく読むと、なぜ「不均衡な合意」となるのか不思議に感じるはずです。日本人ならば。

 

■「合意検証」で自爆した文政

非公開の合意は以下の3点です。

1 ソウルの日本大使館前に慰安婦問題象徴する少女像を建てた「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」(挺対協)など支援団体の説得

2 第三国での慰安婦関連の像や碑の設置を支援しない

3 今後「性奴隷」という表現を使わない

韓国側から公開してくれたので、今後は大っぴらにこの3点を日本側は要求できるようになりました。文政権の自爆であります。しかも30年秘匿されるはずの外交交渉内容を、日本側の許諾なく公開してしまったわけで、外交慣行にも反しています。

でも、非公開合意の3点は、安倍首相が「慰安婦合意」の中で「おわびと反省の気持ちを表明」し、不可逆的に問題が解決した段階で、当然求められる結果です。だって解決したんだから。なぜ問題解決したら不要となるはずの「像設置」や「性奴隷呼称問題」、支援団体との交渉が、韓国側の「不均衡な合意」になるのでしょう?

それは「慰安婦問題」において「交渉ではない」とすら言ってのける暴走した民意にあります。なんのことかと言うと、日本が韓国の言うことを、「一方的に受け入れ、謝罪する問題」だという認識なんですね。だから非公開だろうが何だろうが、3点の取引があったということ事態許せないわけです。

ただねえ。日本人的には、そんな無茶を言われても、もうついていけないでしょう。

 

■譲歩したつもりの韓国。裏切られたと感じる日本

そんな暴走する民意外交の現実のバランスを、なんとか取ろうとした文政権の結論が年初の立場表明になりました。まぁこれまでその民意選挙に散々利用してきたわけですから、そこで苦労するのは自業自得といえます。

1月12日、安倍首相は、「日韓合意は国と国との約束だ。これを守ることは国際的かつ普遍的原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と述べ、韓国側の要求を一蹴しました。これに韓国側は猛烈に反発しました。何故かと言うと、検証したとはいえ「合意破棄」や「再交渉」を求めなかったことを、韓国側が「日本に譲歩した」と理解しているからですね。既にその感覚を東亜日報が記事にしています。

「文大統領「韓日合意は重大な欠陥」…安倍首相合意1ミリも動かない」」2018年12月29日

合意直後も、韓国が日本大使館前の少女像を移転しろと一方的に主張し、合意に対する韓国国民の反感を招いたのは日本政府だった。その後も心からの謝罪どころか慰安婦の存在そのものを否定し、「10億円の合意金ですべて終わった話」と一貫した。そうしておいて、合意破棄や再交渉を宣言したわけでもないのに、詰め寄って韓日関係云々するのは大きな過ちだ。

平昌五輪の不参加まで云々し傲慢な態度に出ることは、韓国国民の傷に塩を塗りつける行為だ。日本が韓日関係がどうなってもいいという態度に出るなら、韓国が執着する必要はない。

http://japanese.donga.com/List/3/0501/27/1174276/1

いやあ、この感覚に違いは、どうしたもんでしょうね。日本側は、韓国側の主張一つひとつに反論できます。慰安婦像を撤去しろと求めたのは、「適切に解決されるよう努力する。」という形で合意したからです。合意前から状況が変わらないどころか増えている状況で、日本側に責任を押し付けるのはそれこそ一方的でしょう。しかし韓国側にその自覚はありません。

 

そして1月15日、韓日議員連盟が新年行事で激突したわけです。

「韓日議員連盟東京の真ん中で「慰安婦合意」衝突」2018年01月15日

韓国に対する理解が相対的に深くて温和な性格で有名な額賀議員が、韓国国会議員を見るとすぐに慰安婦問題から始めたのだ。東京現地消息筋の言葉を総合すると、額賀議員のあいさつの言葉は半分以上が慰安婦関連だったという。

結局、慰安婦合意めぐり韓日議員連盟のリーダーが東京の真ん中で衝突したということだ。過去には韓日両国間に葛藤が生じても韓日議員連盟所属議員の間で公開的な発言を控えたり、う回的な表現を使うのが一般的だった。しかし今回はお互いがそれぞれの主張をする姿となった。

http://japanese.joins.com/article/498/237498.html?servcode=A00&sectcode=A10

これまでの慣例を破って対立したことに、中央日報の驚きが伝わってきます。

 

■来る合意破棄の策動に向けて、日本はどう戦うか

北朝鮮の問題も考えれば、こんなことで揉めてる時間はないんですが、こちらもかなり事態が逼迫してきました。韓国側の「日本側が合意を破棄した」と言い出す雰囲気作りにどう戦えばいいのでしょうか?

答えは、文政権も「慰安婦合意」自体の正当性は否定できなかったことです。

「韓経:韓国外交長官「再交渉を要求しない」…慰安婦合意「あいまいな折衝」」

「2015年の合意両国間の公式合意だったという事実を否認できず、日本に再交渉要求はしない」と発表した。

http://japanese.joins.com/article/359/237359.html

現在、日本政府の対応は、安倍首相が言及したとおり、「韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」です。これはこの通りなのですが、言葉が足りません。「合意は1ミリも動かない」と言及すると同時に、「なぜ動かないのか」を言及しないといけないのです。

つまり「文大統領も検討した結果、『慰安婦合意』を公式合意と認めた」。だから「再交渉はなく、合意は1ミリも動かない」のです。

散々検証した結果、出てきたのは韓国側に不利な非公開合意でした。当ブログが以前指摘した「プランC」も不発となったのです。文大統領外相が、一生懸命に外交的配慮として再交渉を認めないと言ってますが、何のことは無い否定する材料がみつからなかっただけなのです。日本側は、その点をはっきりと指摘し、世界にその点を示すべきです。

 

「元慰安婦たちが韓国政府の新方針に激怒「だまされた」」

http://news.livedoor.com/article/detail/14141614/

交渉しただけで猛烈な批判を受けるのが従軍慰安婦問題です。にも関わらず韓国報道を見てると、文政権を批判する慰安婦批判が飛ぶという前代未聞の事態も起きています。「慰安婦合意を公式合意と認めた」とはっきり日本が指摘すれば、また韓国は二つに割れるでしょう。それでいいのです。朴政権時には、その分裂が海外にまで飛び火して、朴派と反朴派が分裂し、アメリカなどの「慰安婦像」設置が立ち往生していたくらいなのです。「韓国を分裂させること」。これが日本の戦う方法です。

日本は、ただ「合意の履行」を叫ぶだけでなく、文政権が「慰安婦合意を公式合意と認めた」事実をうまく利用し、慰安婦側と圧倒的人気を持っている文政権を対立させる方向に持っていいけるかどうか。

安倍政権外務省が、千載一遇のチャンスをモノにすることを、期待しています。

2017-12-11

韓国少し経験に学ぶ 「慰安婦合意TF報告」より前に訪日し、言質を取ってしまおう

| 01:18

2015年12月28日に締結した「従軍慰安婦合意」から2年。筆者は同じ12月28日に、「慰安婦合意検証タスクフォース(TF)」の報告書が発表されるのではないか、と予測しています。そんな中、報告提出を待たず、韓国康京和(カン・ギョンファ)外相が日本への訪問を検討していると報道されました。

韓国外相、19日にも初来日で調整」

最終的かつ不可逆的な解決を確認した従軍慰安婦問題をめぐる「日韓合意」に関して近く韓国側がまとめる検証結果についても説明がある見通しです。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3232258.html

説明ねえ。

少し前に「従軍慰安婦合意」を無効にする「違法文書」発見の報道がありました。「証拠が出た。合意は無効だ」と凄い報道だったんですが、結局、非公開を決定しています。

文在寅政権も「12・28合意文書」の公開を拒否」 2017.08.16

外交部は決定通知書で「公開される場合、国家の重大な利益を著しく損なう恐れがある情報」であり、「現在進められている裁判(情報非公開処分の取り消し訴訟)と関連した情報」との理由で公開を拒否した。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/28200.html

ブログでは、「反日韓国の次なる作戦は? 「慰安婦合意が違法な証拠文書を見つけたった♪」」という記事で、「ウイーン条約法の条約無効規定は不可能」と結論していましたが、国民の関心が高いにもかかわらず公開できなかったことを考えると、やっぱり合意無効を叫べるほどの文書ではなかったのでしょう。

とはいえ、以前にも指摘したとおり、タスクフォースの面々は、「慰安婦合意に問題はなかったよ」なんて報告できるはずもなく、なんらかの屁理屈を捻り出さなければなりません。プランBも失敗して、プランCに移行ということになりますね。で、「証拠があるのに、合意の無効を認めないのは日本の責任」みたいな議論に持っていくと考えられます。問題は、今の韓国経済が、日本の援助なく持ち直すことが不可能になりつつあることです。

 

■ツートラック外交の新解釈を押し付けか 

「対日関係格上げに努力=共同宣言20周年で韓国外相2017年12月11日

「わが政府は、歴史を直視しながら、韓日関係を未来志向的に発展させるため努力している」と強調。「難しい問題はうまく管理する一方、北朝鮮の核・ミサイル対応での協力や、経済、人的交流などの実質的協調を強化していく」と語った。

http://news.livedoor.com/article/detail/14014166/

最新の康(カン)外相の言葉であります。冒頭の「歴史を直視しながら」というところがミソですね。かつてのツートラック外交は、「歴史問題を棚上げにして、経済協力を優先する」という考え方でしたが、今の韓国が言う「ツートラック外交」は、歴史問題も蒸し返しつつ、経済協力を日本に求めるという、韓国に一方的に都合の良いものになっています。

「カン・ギョンファ外交部長官、就任後初の訪日を推進」 2017.12.02

12月中には12・28「慰安婦合意TFによる調査結果の発表が予定されている。どのような内容が、どのレベルで公開されるかによって、韓日関係にも影響を及ぼしかねない。外交部内では結果の発表を待たなければならないが、TFの調査結果が発表されれば、カン長官の訪日が当分難しくなるのではないかと見られている。文在寅大統領はこれに先立ち、慰安婦被害者問題を含めた歴史問題とその他の外交安保経済・文化などでの韓日間の協力を同時に進める、「ツー・トラック外交」基調を明らかにし、安倍晋三首相と「シャトル外交」(両国首脳が懸案がある度に相手国を行き来しながら会談を行うこと)の復元にも合意した。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29136.html

従軍慰安婦問題」と日韓協力を「同時に進める」ことを、安倍首相合意していないと思いますが、いつの間にやらそういう話になっているんですね。しかも、どの新聞も、TFの報告が、日韓関係に悪影響を与えることを予測しています。だったら日韓関係改善のために、報告を出さなければいいだろうに、そうはならないのが今の韓国です。

領事館への「従軍慰安婦像」設置を放置し、通貨スワップ協議を吹っ飛ばされた経験から、今回先手を打つことにしたらしいのですね。

韓国外相 慰安婦合意検証報告書の発表前訪日で調整=19日にも」2017/12/11

韓国政府がTFの報告書発表前の訪日を進めているのは、報告書がもたらす影響を意識したためとみられる。報告書の内容次第では両国関係が冷え込み康氏の訪日が延期され、文在寅ムン・ジェイン政権での対日関係の新しい出発に影響を与える恐れがある。

康氏がTFの報告書が発表される前に訪日すれば、歴史問題と、北朝鮮核問題や経済分野での協力を切り離す「ツートラック」で対応する方針を伝え、こうした方針を報告書の内容と関係なく維持する姿勢を示すとみられる。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2017/12/11/0400000000AJP20171211001300882.HTML

報告書提出前に経済協力を取り付け、「報告書の内容と関係なく維持する姿勢を示す」と。ん? 姿勢を示す? 確約するとかじゃなくて?

韓国が維持する姿勢を示すと、日本はそれに従うということなんでしょうか。なんかエライ上から目線ですな。

でも、過去の日韓関係はずーっとこんな感じだったんでしょう。韓国が「強い姿勢」を見せると、日本が妥協して。

しかもこのやり方は、今中国韓国に向かってやっている姿勢です。中国からやられた上から目線を、今度は日本に対してやろうとしてるんですね。

 

韓国への対応は、中国に一日の長

韓国を操る中国――「三不一限」の要求

王毅は「三不一限」を着実に実行せよと韓国要求する際に、「言必信、行必果(言葉には必ず信用が伴わなければならないし、行動には必ず結果が伴わねばならない)」という中国の故事成句を用いて康京和を諭(さと)した。

対等の会話というより、習近平政権に入り外相を務めるようになった王毅の、あの居丈高な、「司令」に等しいような言いっぷりだ。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-9016_2.php

「言葉には必ず信用が伴わなければならないし、行動には必ず結果が伴わねばならない」。

いい言葉ですな。ちなみに孔子の言葉です。訪日した康(カン)外相に、この言葉を送ったらどうですかね。さらに「中国王毅外相と、まさに気持ちは同じです」と付け加えれば完璧です。

こと韓国への対応に関しては、日本はもっと中国に見習うべきだと思います。玉虫色のどっちにも取れる会談ではなく、はっきりと「姿勢を示す」ことが日韓関係に必要なのではないでしょうか。「慰安婦合意TF報告」を見据えて、曖昧な態度は禁じ手と考えます。日本の適切な対応に期待しましょう。

2017-12-10

初週10万本の「ゼノブレイド2」が、ミリオンソフトになるために超えるべき壁とは

| 13:29

12月8日、アメリカゲームオブザイヤー2017の授賞式が行われ、イギリスに続き「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が2冠を達成しました。ゲーム雑誌などの受賞はこれまでも10個以上受賞していますが、国レベルの賞はやはり重みが違います。

「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がThe Game Awards 2017のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞」

ノミネートされていたのは以下の5タイトル:

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

スーパーマリオ オデッセイ

・PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS

ペルソナ5

・Horizon Zero Dawn

http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20171208-59018/

ノミネートには、他にも最優秀RPG賞を受賞した「ペルソナ5」や、ファミリーゲーム賞を受賞した「スーパーマリオ オデッセイ」なども入っており、例年になく日本勢が頑張った年でした。ちなみに日本のゲームが最優秀賞を受賞したのは「バイオハザード4」ですから、実に12年ぶりの快挙となります。ハード的には、SIEのプレイステーション4ニンテンドースイッチが好調ですから、スマホに押されていたゲーム市場で久々に存在感を示すことができました。

 

■期待の大作RPGゼノブレイド2」がミリオンソフトになるには

ゼノブレイド2」9万7000本。「信長の野望大志」「カービィ バトルデラックス!」もランクインの「週間販売ランキング+」

http://www.4gamer.net/games/117/G011794/20171206087/

傑作RPGゼノブレイド」の「ゼノシリーズ」最新作である、「ゼノブレイド2」が発売されました。販売本数9万7,732本はシリーズ最高初週販売本数です。

デキは良いのに販売本数がなかなか伸びないこのシリーズですが、現在のミリオンソフトは、どういう経緯でミリオンに到達したのでしょうか?

ファイナルファンタジーシリーズ

 販売本数機種発売日
1作目52万本ファミコン1987/12/16
2作目76万本ファミコン1988/12/17
3作目140万本ファミコン1990/04/27

後に世界的にヒットを飛ばすことになるFFシリーズも、最初はハーフ到達のみ。ミリオン到達は3作目です。ドラクエはどうでしょうか?

 

ドラゴンクエストシリーズ

 販売本数機種発売日
1作目156万本ファミコン1986/05/27
2作目241万本ファミコン1987/01/26
3作目380万本ファミコン1988/02/10

1作目からミリオン達成していますが、これはかなり後になってからです。私もまさにドラクエ世代ですが、続編の2が発表されて、盛り上がってきてから初代を遊んだ経験がありますので、1のミリオンは、2のおかげな所もあるでしょう。

もちろん内容が良くないと、そもそも評判になりませんが、私は2作とも人気が不動になるまで、ずーっとファミコンで出ていることに注目します。

つまり1つの本体に1回しか出さないと、当然ゲーム購入費に本体の価格も上乗せになります。それが人気が固定されていないタイトルにとって、足を引っ張るのですね。FFなんてミリオンが出たのは3作目ですから、2作目でスーパーファミコンに移っていたら、知る人ぞ知るマニアな作品としてミリオン到達は難しかったかもしれません。

 

ゼノブレイドシリーズは、今のところタイトルごとに機種が変わっており、15万前後の固定ファンしか買っていません。これから更なるヒットを導きたいなら、機種を変えずに良質なナンバリング続編を出す必要があるのではないでしょうか?もちろんスプラトゥーンのように、完全新作ながらいきなりミリオン到達してしまう怪物ソフトもありますが、今のところゼノブレイドはそこまでのヒットにはなっていません。

ニンテンドースイッチは、まだ発売から10か月。年末年始すら今回初めてで、製品寿命はこれからです。是非スイッチ存命中に続編、できればその先のナンバリングタイトルを発売し、ミリオンタイトルに育って欲しいですね。


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