PSP-2000の性能は

アメリカで行われているE3にて、ファイナルファンタジー13Xbox360発売が発表されたようです。まだ日本での発売は未定なのですが、ついに来るものが来たという気がしますね。
PS2は未だに売れているようですが、さすがに勢いは落ちてきています。SCEとしては、日本で復活したPSPの勢いを海外でも発生させたいところでしょう。

さてPSPの性能が最高333MHzという驚異的なものなのは、周知の事実です。
がしかし、電気消費量などの影響で222MHzに設定されています。
http://www.jp.playstation.com/support/qa-496.html

その後、ファームウェアのバージョンアップによって333MHzに動作するようになったという情報もあったのですが、いやそれは非公式のハックツールを使った場合だという情報もあり、正しい情報が何かわかりませんでした。
PSP-2000から正式に333MHz動作に設定された可能性もありますよね。

で、わからないなら、直接聞いてみようとSCEにメールで確認してみました。そしてSCEの答えが以下の内容です。

ご存知のとおりPSPプレイステーション・ポータブル」のCPUおよびシステムの最大動作周波数は、333MHzとして設計しております。

しかしながら、PSPは「プレイステーション」ファミリー初の携帯型機のため、まだPSP向けソフト制作のノウハウが蓄積されていないこともあり、現時点では動作スピードや消費電力など携帯型機としての様々なバランスを考慮し、ゲーム動作時の動作周波数を222MHzに設定しております。

PSP本体については、CPUの動作周波数をシステムの設定範囲内で変更可能な設計にしており、今後のソフト制作の状況を勘案してこの範囲内で動作させることを検討しております。

また、今後PSPが新しい信号圧縮技術に対応する必要が生じた場合などにも、333MHzまでの動作周波数を使用して対応することを考えております。

なお、UMDビデオ対応ソフトウェアで映像、音楽などを再生する場合も、現時点ではゲーム動作時と同じ動作周波数(222MHz)に設定しています。

上記内容については、PSPのモデルの差異はございません。

残念。PSP-2000でもデフォルトの周波数は222MHzに設定されているようです。
しかしソフトの要求が高まれば、設定解除を視野に入れているそうですので、333MHzの性能は、これからのお楽しみとしてとっておきましょう。

★追記
ということだったのですが、どうやら遂に333MHz動作ソフトが出たようです。

「ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲」
PSPのクロック周波数の最大値は333MHzですが、これまでは実際に333MHzで駆動するゲームはありませんでした。つまり333MHzで駆動する最初のタイトルである本作は、言い換えればPSPの性能をフルに使い切った初めてのゲーム。誰もが驚く映像表現を実現できた秘密は、こんなところにあったワケですね。
http://www.capcom-fc.com/gow/2008/07/post_13.html

ファームアップされたら、その後ソフトはみんな333MHzで動作すると思っていたんですが、ソフト個別に対応するようですね。これからも対応ソフトがドンドン出てくることを期待します。