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東京のはじっこで愛を叫ぶ

2018-06-29

西野ジャパンの何が悪かったのか 問題をちゃんと把握して考える

| 21:47

日本代表グループリーグを突破して、決勝トーナメントに進みました。ちょっとホッとしましたね。

ただ、後半30分過ぎくらいからの消極試合が、非常につまらない展開だったと言うのは、間違いない感想じゃないでしょうか?

ポーランド戦での日本代表の振る舞いについて、二つの論点ゴッチャになっているように見受けられるので、整理して考えてみたいと思います。

 

■戦術「時間稼ぎ」の是非とは問題を分けよう

今でも話題に残る「ドーハの悲劇」では、「日本代表がしっかり時間を使わなかったことが原因の一つ」と言われているくらい、かつての日本代表は時間稼ぎが下手でした。ジーコ風に言うと、「マリーシア(ズルさ)が足りない」。

しかし、実は「時間稼ぎ」戦術にも技術が必要でして、「ドーハの悲劇」時代の日本代表には、そもそもその技術が足りませんでした。必要だったのは、「ちゃんとボールをキープし続ける技術」。この技術がないと「時間稼ぎ」すらできないのです。そういう意味で、今の日本代表は「ちゃんと時間稼ぎをしよう」と思ったら、「時間稼ぎが出来る技術を持っている」と言えます。あの頃に比べると、本当に日本代表は上手くなりました。

というわけで、「時間稼ぎ」も立派な戦術、と言うか「技術の一つ」であります。なのでこの是非を議論するのは、あまり意味がありません。キーパーにはキャッチとパンチングの技術が必要ですが、「どっちの技術が必要か」という議論にあまり意味が無いのと一緒です。問題にするならば、「その場面でなぜパンチングしに行ったのか?」という「判断の妥当性」でしょう。

 

■問題なのは「セネガル無得点」に賭けた判断の是非

後半30分過ぎ。コロンビアが先制します。ここで西野ジャパンは、「セネガル無得点」にオールインして他の選択肢を全て捨てました。問題はこの判断なんです。この時点で「セネガルが無得点で終わる」と考えることに、全く根拠がありません。「なったらいいなぁ」という願望でしかないのです。

 

では、「ポーランドから同点ゴールを奪える」と考えることには、根拠は無いのでしょうか?

根拠はあります。このロシア大会は本当に暑いようで、ポーランドはこれまでの2戦で後半25分過ぎくらいからガス欠になるのです。ちなみにイングランドドイツも、今度当たるベルギーも、みんな似たような時間でパフォーマンスがガタ落ちします。西野ジャパンがきちんとボールを走らせるパスを出して揺さぶれば、後半は相当のチャンスを掴んだはずです。

また、ポーランドは後半がっつり引いて、はっきりとカウンター狙いになりました。日本が攻めてカウンター一発で点を取られることは、最大限警戒すべき展開です。でも、おそらくトップに残ってゴールを狙うエースのレバンドフスキは、はっきり不調でした。日本戦で撃ったシュートなんて、たったの2本ですよ。ちゃんとDFがケアすれば、あのパフォーマンスでは早々点を取られることはありません。

つまり、「セネガル無得点」に賭けることと、「ポーランドから同点を狙う」ことに賭けることを比べれば、前者のリスクが遥かに大きかったと思うのです。

むしろ日本が6人もフレッシュな顔ぶれを入れた割りに、前半からパススピードも含めた全体のスピード感がなかったことを、もっと問題にしたいですね。

 

西野ジャパンが、ポーランド戦後半のリスク把握を全くできていなかったことに失望を感じます。まぁ初めての展開でしたし、これから先の未来の判断では、正しい選択を選んで欲しいですね。ベルギー戦での爆発を期待しましょう。

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