千葉県は館山市、布良。
タカラガイを拾うスポットの一つなのですが、そこには貝が大好きな夫婦がやってるカフェがあります。メラーノカフェ。内装がもうすごい。お好きな方は、それだけでも行く理由になります。是非。
さて、メラーノでは毎月第3日曜日にねこじゃの会というイベントがあります。
貝が大好きな人がコレクションを持ち寄って自慢大会したり。
同定できなかった貝を詳しい人に見てもらえたり。
タカラガイの大きさ比べをしたり。
ジャンルのせいか平均年齢がものすごく高いので、僕をきっかけに若い人も増えればいいな。勿論、大先輩方のお話も刺激的で面白いですよ。とっても勉強になります。会費は500円(ドリンクとお菓子付き)。
この日はねこじゃの会に参加ついでに朝から採集。したがって5時半に出発。これでも寝坊して出遅れてるんだよ・・・。実際まあまあ先客いたしね。
南房総エリアを一通り巡ったところ、なんだかやけに紫だの青だのが目立つ結果となりました。(写真が白飛びしてるのかな？背景がティッシュなのがいけないのかな)
一番手前、クロフレイシダマシ。殻口が紫色。
真ん中、イガイの仲間とウラウズガイ？的な。ぽまえ青くないだろ！！！！！１１１いい加減にしろ！！！！！１１１
何でまた普段は集めないようなのを拾ってるのかといえば、勿論一番後ろの彼らがきっかけなのは言うまでもないですね。丈夫な泡の塊が上がってるのを見て、もしかして？と思い周辺を丹念に探すと、落ちてる落ちてる。ルリガイ。泡で作ったいかだにぶら下がって浮遊生活をする種類です。餌は同じく浮遊生活をするクダクラゲ類。その名の通り鮮やかな瑠璃色。これは海面の色に溶け込むためだとか。でもって、水に浮くほど軽い殻はとっても薄いです。壊れやすい。今回ので欠け無し完品は残念ながらありませんでした。あと乾燥中にiPhoneを近くに落っことして1個穴が開いちゃったorz
前日までそんなに荒れた海況でもなかったと思うんだけどな。風向きの問題かな？何の気なしに珍しいし綺麗だからインテリアにしようか程度の考えで拾い集めてましたが、実は漂着自体が思ってた以上に珍しいイベントらしいです。ねこじゃの会のメンバーがみんな驚いてたし。
以下、いつものメンバーの収穫。
今度こそ。写真では判りにくいけど横に模様がかすかに残っており同定。アジロダカラは初物です。同じ場所で2個。右はフリークです。
カバホシダカラ。こちらも擦れてるものの今回ははっきり分かります。
お腹の点が結構上の方まで来るのね・・・。串本で拾った不明なやつはカバホシ濃厚かな？
その他。メダカラ、シボリダカラ、コモンダカラ、ナシジダカラ、ホシキヌタ、ナデシコガイ？、フデイモ？系。
今回も厳選したキムスメ疑惑シリーズ。どうだろう。
メダカラに似てて、でも殻口がそんなにだらしなくない。歯の間がオレンジに見えるのはさすがに気のせいだろうな。汚れとしておきましょう。
ちょっと雨が強くなってきたので一時撤退しメラーノへ。ランチに海鮮ガレット。もちもちしてて美味しい。あとムール貝の汁がちゃんと残っててパサついてないのが個人的に高評価。
昼食をとり一息ついたところで雨が止みました。14時半まで1.5時間くらいあるので、もう一度出撃。ルリガイなど幾つか追加。
メラーノに舞い戻ると串本でねこじゃの会を布教済みのKご夫妻と再会。
大きなヤクシマダカラが羨ましかったです。
さあ僕も激臭漂わせつつ自慢大会。せっかくのタルトがまずくなっちゃうし、見せるときだけ袋の口を開けますw
オゴクダのエダカラは、ここではアリソンくさいという結論でした。まあやっぱり軟体を見ないと判らないですよね。
さて、前述のタカラガイ大きさ比べですが、たまに日本記録や世界記録を凌駕することもあります。ここでの結果がタカラガイ・ブックのサイズレンジに反映されるらしい。すごいなあ。
ここで、僕が串本最終日に拾った小さいヤナギシボリダカラが記録更新サイズかもということで、ノギスで測定することに。結果、17.09mm(だっけ？)でねこじゃの会での最小記録は約3mm更新。本来は房総産でランキングですが、参考値として載せてくれるそうです！
ちなみに日本記録は12mm台。世界記録はもっと小さかったです。そんな小さいのに幼貝じゃないのかよ・・・。
実のところ会の終了まで居たのは今回が初めてだけど充実してました。シュノーケリングやってる人が今度教えてくれるらしいです。ありがたや。あと、潮干狩りしてきた人からハマグリまで頂いちゃいました。
参加するごとに人脈や知識やらが広がっていく。これからの活動の幅を広げる助けになりそうです(なんか意識高そうな気持ち悪い表現になったな。当の自分はそんなこと考えながら参加してませんw ただ共通の趣味の人と語るのが楽しい！)。
