今年のGWはどこへ行こうかと思案していてふと思い出した波照間島。まだ南十字星を見ていない。なれば・・・行くしかないだろ!
ここまで綺麗に晴れて地形がよく見えることはあまり経験にないですね。沖縄行きの場合はここから洋上を飛行するので高知や鹿児島の空撮はできません。
飛行機と船を乗り継いで波照間島に到着。今回の船はあまり揺れませんでした。2年前は冬で、欠航かどうかの瀬戸際ってくらい大荒れでアイランドホッピング(物理)だったので、それと比べるのもどうかとは思いますが。
到着して宿に荷物を置き、自転車を調達。マリングッズのレンタル場所を把握しておらず体力と時間を少々無駄にしてしまいましたが、目的地のニシ浜に到着。
着替えてズンズン沖へ。最干潮を狙ってきましたが、あまり転石はなし。ちょっと見込み違いでした。転石がないということは生きてるサンゴを超えて沖へ出る工程が必須なので・・・。稚サンゴが針のようにたくさん生えていて誤って踏んでしまうととても痛いです。
稚サンゴを踏まないように慎重に足を運び、リーフエッジへ。水中カメラなんて物は持っていないので写真はないですが、色とりどりの魚と戯れました。(ライフベスト着ないで出てきちゃいましたが、今日みたいに凪いでればまあ大丈夫ですね。油断は禁物ということで。)
当然沖の方に貝はいないし危ないので、ひとしきり魚を眺めたら浅場へ移動。あと沖は寒いです。いくら南国とはいえ。
探し方が下手くそなのもあると思いますがタカラガイ生体は残念ながらなし。
写真にはありませんが、マガキガイ2匹とおそらくはキヌカツギイモも見つけました。マガキガイは後述の通りその晩のおつまみに。キヌカツギイモは殻頂部に付いてたヘビガイ類ががっつり殻本体に穿孔していたため捨て。軟体は鮮やかなオレンジ色でした。
あと、フタモチヘビガイがたくさんいたので食べたかったなー。穿孔してる死サンゴ塊ごと持ち帰れればいいんですが。
13時くらいから17時までひたすら潜ってました。風が少々出てきてとても寒くなってきたので撤収。着替えていると、隣にいた人が立派なスイジガイを自転車のカゴに入れているのが目に入ったので見せてもらいました。いいなぁ。僕は見つけられませんでした。深場の砂地にいるのかな?イノーの砂地にいるもんだとばかり思ってましたが。ニシ浜のイノーは浅過ぎかな?
ニシ浜と、そこから続くペー浜の打ち上げ採集を開始。
コモンダカラ、最大を更新。43.1mm。目指せ50mm台。
ハナビラダカラ、最小を更新。13.8mm。
キイロダカラ、最小を更新。13.8mm。
リュウキュウダカラ、最小を更新。14.6mm。
なんだか小さめのが多いですね。冬場と比べるとやっぱり打ち上げが少ないです。あと、特に大物は観光客に拾われてもいますね。
タカラガイ以外では、コゲフデ? ベッコウフデが個人的にヒット。殻皮も残ってて非常に新鮮な個体です。あと、ツヤハマシイノミ。やっと同定できました。フデガイやツクシガイの仲間だとばかり思ってました。シイノミガイ類に似てると思って検索かけたらこれですよ・・・全く。
この後珊瑚の浜にも行ってみました。名前の通りサンゴの欠片でできた浜で貝拾い的にも最適なのではと思っていましたが、残念ながら何も無し。
宿に戻ると、スイジガイを持ってた人と再会。結構すれ違った人もいました。
初ゆんたくでマガキガイを塩茹でしておつまみにしたりスイジガイの中身取り出しを試みたりしてたので”貝の子”の称号を頂戴しました。ただスイジガイは全然身が取り出せなかったので、洗浄、クリーニングを済ませた状態で後日郵送することに。他にも釣ったばかりのカワハギの仲間のお刺身やシャコガイのお刺身を食べたり。ゆんたく楽しいですね〜。
散々飲んでお開きの時間に。夜も更けたので、南十字星を見に行きました。が、雲が多くて見えずorz 晴れてはいるんですが・・・うまくいかないな。
2日目、3日目に続く〜
2018.5.13 virolさんご指摘
コゲフデ→ベッコウフデ
前者はなんというかもっと縦長になりますね。