六本木センター時代のテレビ朝日。

なかけん。です。


Facebookから辿った方には重複となってしまいますが…
ネットサーフィンをしていたところ、かなりレアな画像を発見してしまいました。



「明和水産」の1980年代画像掲示板にあった、「懐かしのテレビ朝日旧本社」から見つけました。
かつて社屋がアークヒルズ内に移転した時に「六本木センター」(六本木旧社屋)と言われていた、テレビ朝日の初代社屋です。
1959年2月1日に「日本教育テレビ(NETテレビ)」として開局した時から使用されていたものです。

テレビ朝日も、フジテレビの河田町時代と同じく、昔は住宅街の中にあって、しかも開局時から増築されているのが共通していますね。
本館、第1〜第5別館、本館事務所棟、新事務所棟、5スタ棟、レンガ館、大道具棟、リハーサル棟、中継機材庫と、敷地内に13もの建物があって、まるで大学のようですね。
画像では、報道局が第4別館、報道スタジオは本館内の3スタにあったということが示されていますね。一体いくつスタジオがあったのでしょうか。
Wikipediaに掲載されている画像と比較すると、撮影時が1983年頃ということで当時は建物がまだ白く殺風景だったんですね。Wikipediaに掲載されている画像では、アークヒルズに移転後の1989年に撮影されたもので、その画像ではカラーリングが施されていますね。


その後、テレビ朝日は1986年5月にアークヒルズへ移転しました。旧社屋は制作部門が残って、「六本木センター」と改称されました。
「六本木センター」は2000年2月末をもって運用終了となり、森ビルの「六本木六丁目地区第一種市街地再開発事業」の着工によって住宅街とともに取り壊され、2003年4月25日に「六本木ヒルズ」がオープンしました。
10月1日、アークヒルズから六本木ヒルズ内にある新社屋に「回帰」したと同時に、社名も「全国朝日放送」から愛称であった「テレビ朝日」へ、ロゴマークも「10」マークなどからTOMATO制作の「/ tv asahi」という棒のようなロゴマークに変更されました。
テレビ朝日側は、六本木ヒルズへの移転を「第3の開局」と位置づけていました。


現在の六本木ヒルズ内にあるテレビ朝日本社社屋はこちらです。
六本木センターと比較すると、随分とスリムになっているのがわかります。
周辺には多数の別館が取り囲んでいる…という構図とは全く違いますね。


局名ですが、先述したように1959年2月1日開局〜1977年3月31日までが「日本教育テレビ(NETテレビ)」、1977年4月1日〜2003年9月30日までが「全国朝日放送」(愛称:テレビ朝日)、2003年10月1日の六本木ヒルズに移転した後から、愛称が正式社名となりました。


六本木センター時代のテレビ朝日は、河田町時代のフジテレビよりレアな画像ですね。
因みに、河田町時代のフジテレビの内部は、かつて「フジテレビ・河田町時代を懐かしむ」というサイトや、YouTubeの「ドリフの大爆笑」での「もしもシリーズ 潔ぎのいいセールスマン」などの動画で見たことがあるのですが、六本木センター時代のテレビ朝日の内部の画像や動画ってあるのでしょうか…。気になります。