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2014-07-17

【文徒】2014年(平成26)6月16日(第2巻110号・通巻312号)

Index------------------------------------------------------

1)【記事】KADOKAWA・DWANGOで終わらない合併による成長戦略

2)【本日の一行情報】

3)【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2014.6.16 Shuppanjin

1)【記事】KADOKAWA・DWANGOで終わらない合併による成長戦略

社内に掲げられた標語には「ひとつになっていいことだらけ」とあるようだが、そんなことは絶対にないだろう。

角川書店アスキー・メディアワークス角川マガジンズメディアファクトリーエンターブレイン中経出版富士見書房角川学芸出版角川プロダクションの9社がKADOKAWAに統合され、今度はドワンゴ合併する。

KADOKAWA・DWANGOにおいて代表取締役会長をつとめる佐藤辰男の出身母体は、メディアワークスだが、そのメディアワークスにしてもアスキー合併し、そのうえでKADOKAWAに統合され、ドワンゴ合併するのである。経営にはスピードが必要だと言っても、スピードの出し過ぎは事故のモトであるはずだ。

社員からすれば休む暇もなく走らされているというのが実感ではないだろうか。その疲労感と不安に苛まれている社員も少なからず存在することだろう。「おたぽる」は次のような社員の声を拾っている。

「外から見ても一目瞭然ですが、社内にオタク向けコンテンツを扱う部門がいくつも競合しているような状態ですから、これからどのように整理統合していくのか。それを考えると不安のほうが大きいですね」

http://otapol.jp/2014/06/post-1060.html

合併による成長戦略」、即ち単純な足し算で売上高を伸ばすことによって株価を維持してきたKADOKAWAだけにドワンゴとの合併がゴールであると私には到底思えないのである。当然、整理統合に際してリストラが断行されることになるのではないか。そのリストラもゴールがないようなものであろう。

次なる合併は、具体的にいえば、官庁地方公共団体を取引先とする法令出版を主として手がける「ぎょうせい」であると私は睨んでいる。

麻生太郎財務相の甥にあたる麻生巌がDWANGO社外取締役であったこともあり、KADOKAWA・DWANGOでも社外取締役に就任するというが、麻生巌が率いる株式会社麻生は2012年12月にぎょうせいを買収しているのだ。むろん、麻生太郎株式会社麻生の大株主である。

https://www.aso-corp.jp/message.html

KADOKAWAも、ぎょうせいもメインバンクみずほ銀行である。

http://gyosei.jp/company/outline.html

更に言えば、麻生DWANGOとの合併のためにKADOKAWAの社長に就任した松原眞樹と同じく経営破綻した長銀の出身である。

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2)【本日の一行情報】

京橋フィルムセンター増村保造のレトロスペクティブが開催される。三島由紀夫を主演に据えた「からっ風野郎」。梶芽衣子がひたすら美しい「曽根崎心中」。私にとって青春映画の代表作は日活が「八月の濡れた砂」であれば、大映は増村の「遊び」であった。関根恵子が主演である。むろん、若尾文子を主演にした映画も美しいし、「でんきくらげ」の渥美マリなんて最高なんだよね。そうそう「盲獣」の「三人芝居」における緑魔子も圧巻。

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2014calendar7-8.pdf

◎「AneCan」3月号で、スタイリストの亀恭子が自身で着こなし&出演した私服スタイルが、人気モデルたちの着こなしを抑え、「読者人気コーディネートランキング」で堂々の1位を獲得したのだそうだ。そんな亀恭子のスタイリング本第2弾「TOKYO NEW STANDARD『シンプルなのに新しい』亀スタイルのすべて」を小学館が刊行した。

http://www.biranger.jp/archives/109472

AneCan」は入江未悠、亀恭子とスタイリスト本二冊をスピンオフしたことになる。雑誌を母胎とした出版物のスピンオフ戦略は正しい選択である。スタイリストがモデルもできるよう編集者がモデルもスタイリストもできれば面白い。

東京大学株主でもあるpopInは、今年の4月にページビュー滞在時間とは異なる、読了率と離脱率を駆使した全く新しい記事コンテンツの評価指標「READ」をリリースしたが、毎日新聞ダイヤモンド社、オールアバウト、ギズモード・ジャパンなど75媒体で採用されているという。

http://cdn.popin.cc/report/read_report_20140611.pdf

◎ファッションECの夢展望は宝島社の女性ファッション雑誌「sweet(スウィート)」と組み、同誌の編集者がロサンゼルスでセレクトした商品を販売するECサイトを「SWEET PICKS」を開設した。

「まずはスウィートの7月号に特集を掲載して、ECサイトに誘導。WEBマガジンアプリ(夢Book)でもコンテンツを展開し、ECへ読者を誘導する」

雑誌とECをどのように絡ませるかは、あらゆる雑誌の課題である。

https://netshop.impress.co.jp/node/258

http://www.dreamvs.jp/pc/index_sweet.html

◎「夏ぴあファミリー こどもと遊ぼう 首都圏版」が発売された。

http://corporate.pia.jp/news/detail_post_33.html

ぴあはウエブサイト「こどもと遊ぼう」を擁している。

http://www.pia-kids.jp/topics/

「夏ぴあファミリー こどもと遊ぼう 首都圏版」の電子書籍版もリリースすれば良いと思うのだが、恐らくウエブサイトとバッティングしてしまうという考え方があるのかもしれない。しかし、私はそう思わない。「こどもと遊ぼう」を紙で使う読者もいれば、ウエブサイトを使う読者もいれば、電子書籍版を使う読者もいるはずだ。読者=ユーザーのあらゆるニーズに応えることが情報誌にとっては大切なことではないのだろうか。そのうえで最後はチケットぴあに落とし込む、のだ。

◎一審、二審と死刑判決を受け、現在、最高裁に上告中の木嶋佳苗被告が「ニコニコ動画」に「木嶋佳苗チャンネル」を開設し、「拘置所で綴る自伝的小説」を謳う「礼賛」の連載を開始した。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23759508?ref=search_key_video

http://www.asahi.com/articles/ASG6C6418G6CUCVL01B.html?iref=com_alist_6_02

水島宏明によれば日本テレビTBSフジテレビテレビ朝日テレビ東京、と民放キー局からの「内定者」80人あまりが集まったオフ会で「オレたちって、すごくね?」「だってさ、各局の応募者2万人のうちから選ばれた20人なんだぜ」「どうしてこの飲み会に週刊誌が来ないのかな〜、だってオレたち、これから日本の報道の中心を担うメンバーなんだぜ。週刊誌の記者がいたら良い記事が書けるのに何で来ないんだろう?」といった会話が飛び交ったそうだ。別に「内定者」のみならず、大マスコミの高給社員の「本音」は似たりよったりであろう。

http://blogos.com/article/88342/?p=1

レタスクラブムック「疲れ腰トレール」2138円が欲しい。私も「疲れ腰」である。

http://www.j-cast.com/mono/2014/06/11207237.html

◎米アマゾンが音楽ストリーミングサービス「PrimeMusic」をPrimeサービス会員(年間会費99ドル)向けに無料で開始した。

http://wirelesswire.jp/Watching_World/201406121705.html

ドキュメンタリー映画「革命の子どもたち」が7月5日よりテアトル新宿で公開される。重信メイは祖父も、母もテロリストか。

http://www.u-picc.com/kakumeinokodomo/

永谷脩が亡くなった。小学館では「週刊少年サンデー」に所属していた。その後、独立し、スポーツライターとして活躍。「週刊ポスト」連載している「白球水滸伝」が遺作となった。

http://www.news-postseven.com/archives/20140612_260925.html

蔦屋書店東松山店がオープン。トップカルチャーの運営である。店内には「タリーズコーヒー東松山店」がある。

「同店は、2,000坪以上の超大型店で培ったノウハウ、ならびに代官山 蔦屋書店などで好評頂いている生活提案型の書店のエッセンスを凝縮し、郊外の立地で数多くの品揃えに加えて、思いがけない本との出合いの場を両立して提供している1,000坪規模の店舗です」

http://www.ccc.co.jp/news/2014/20140613_004516.html

蔦屋書店東松山店の特徴は“夢のマガジンストリート”と呼ぶ入り口正面から店舗奥へと真っ直ぐに伸びる雑誌売場だそうだ。

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1406/13/news097.html

毎日放送の公式ホームページ13日の金曜日改竄されてしまった。

毎日放送の公式サイトが何者かによって乗っ取られ、現在何も表示されていないことが明らかになりました。(7:00現在)ページにアクセスすると真っ白いホームページが表示され、おそらく不正なスクリプト等を排除した後の状態となっている模様。また一時的にではあるが、別のサイトにリダイレクトされるなどの問題もあり、安易にアクセスしないほうがよいのかもしれない」

http://www.yukawanet.com/archives/4692355.html

現在は復旧されている。

ドワンゴの「ニコニコ動画」への不正ログインは8日間で22万件にも及んだ。

http://info.dwango.co.jp/pi/ns/2014/0613/index.html

ドワンゴは「他社サービス等から流出した可能性のあるメールアドレスパスワードを利用した第三者による不正なアクセスと考えられ」るとしているが、その逆もあり得るだろう。

LINEが他社サービスと同じパスワードを利用しているユーザーにパスワードの変更を呼びかけている。LINEでも第三者が利用者になりすます「不正ログイン」が確認された。

ただし、LINEアカウント情報の外部流出はないという。

http://official-blog.line.me/ja/

SNSを利用する場合、SNSごとにパスワードを変更したほうが良いのだろう。しかし、そうなると総てのパスワードを暗記しておくことはできず、パスワードの管理も大変になる。便利さを獲得するためには新たな不便に耐えなければならないようである。

◎今日6月14日から15日までの48時間限定で「蒼天の拳」(新潮社)の全編を無料で読めるキャンペーンが、電子書店「Yahoo!ブックストア」で実施されている。

http://natalie.mu/comic/news/118925

講談社士郎正宗SFマンガ「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」の電子書籍版を電子書店iBooksで先行配信を開始した。この作品は著者自らによる膨大な注釈が欄外につけられているが、その注釈部分をタッチすると、内容がポップアップで拡大される機能を盛り込れているそうだ。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000424.000001719.html

コートジボワールに敗れてしまった日本代表だが、ワールドカップブラジル大会に関するソーシャルメディア上での言及が最も多い国は何とダントツで日本!全体の37%を占める。2位イギリスは11%、3位ブラジルは9%に過ぎない。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140613/564004/

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3)【深夜の誌人語録】

何をやるかも大切だが、それ以上に何をやらないか決めておくことが大切だ。

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