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2017-09-27

【文徒】2017年(平成29)年8月29日(第5巻162号・通巻1091号)

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1)【記事】なおも燻るVALU騒動。詐欺か、はたまた“YouTuberのネタ”なのか?

2)【本日の一行情報】

                                                                                • 2017.8.29 Shuppanjin

1)【記事】なおも燻るVALU騒動。詐欺か、はたまた“YouTuberのネタ”なのか?(岩本太郎)

ユーチューバーのヒカルらが仮想株式(VA)のVALU取引をめぐって引き起こしたインサイダー騒動は、発端から2週間が経った今も尾を引いている。VALUの運営会社はヒカルらの所属事務所を運営するVAZなどに対し、損害賠償などを求める通知書を内容証明で送ったという。

http://helpscout.valu.is/article/112-2017-08-23

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/25/news051.html

VALU自身もなお動揺の最中にある。これまで公式サイトのトップページに掲載していた《だれでも、株式会社のように、あなたの価値をトレード》という文言から「株式会社のように」の部分を削除のうえ「かんたんに」に差し替えた。

『ITMediaNEWS』の取材に対して同社は《議決権など、株式にはあるがVAにはないものがある。当初は分かりやすさを優先して株式に例えていたが、VALUが注目を集めるにつれて紛らわしさが目立ってきたため、株式に例えるのを慎むことにした》と理由を説明。VA取引の税務上の扱いについて《税理士や国税局に相談しており、情報がまとまり次第、積極的に告知する》とコメントしたそうだ。

https://valu.is/

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/22/news085.html

ちなみにVALUは3ヵ月前の5月31日にスタートしたばかりの新しいサービスで、堀江貴文も出資しているという。当初からの時価総額の上位もホリエモンのほかイケダハヤト、はあちゅう家入一真などお馴染みの面々で占められていた。イケダハヤトはさっそくこれで1000万円を調達したらしい。

http://jp.techcrunch.com/2017/06/01/valu/

http://www.ikedahayato.com/20170603/70869821.html

他方、ヒカルらが所属するVAZの代表・森泰輝は『BUSINESS INSIDER』のインタビューに応え、今回の騒動についての非を認め謝罪したうえで《私たちは法律専門家に相談し、今回の行為は詐欺にあたらない、法律に抵触していないという結論が出ています》《買い戻しをすることで、VALUの件に関しては一旦は最善を尽くしたと(考えています)》などと述べている。

https://www.businessinsider.jp/post-102452

事態の推移を見守っていた神田敏晶は25日付の「だれが『VALU』を殺すのか?」という記事で、ヒカルらの行為について《インサイダー取引や詐欺、消費者保護問題などが叫ばれてはいるが、すべてはYouTube動画のネタであったと見るのが一番正しい見方だとボクは思う》としつつも、《ヒカル氏はこの評判の枷を「無限責任」で今後も背負い続けなければならない》と厳しく批判

翻ってVALUのシステムや売り手側のリテラシーの未熟さも指摘したうえで、VALUが今後目指すべき方向性について以下のような提言を行っている。

《「資金調達」だけで考えると、「クラウドファンディング」で良いのではという指摘も多いようだ。しかし、それはまったく違う。それは「クラウドファンディング」という仕組みが、単発のゴールに向けての、双方の利益が一致している取引であるところだ。VALUはあくまでも個人個人が支援し続ける、いや証券化メタファーとして、個人評価価値が存続する限り、流動化していくことによる支援である。(略)VALUが今後、目指すべきは、ネット上の有名人が評価されるだけではない、個人のアクティティによる再評価システムなどが重要だ》

https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20170825-00074952/

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2)【本日の一行情報】(岩本太郎)

サントリー文化財団は、地域文化の発展に貢献した個人や団体を顕彰する「サントリー地域文化賞」(第39回)を、熊本市の橙書店など5件に贈ると25日に発表した。書店の受賞は初めてだという。橙書店は店主の田尻久子が個人経営しているカフェ併設型の書店で、田尻自身が選んだ本を取次を通さず版元との直取引仕入れて販売。著名な作家や地元の書き手らによる文芸誌『アルテリ』の編集室も担っている。

https://this.kiji.is/274005019114374645

https://dot.asahi.com/aera/2016111700209.html

橙書店で開かれる朗読会&トークには村上春樹も一昨年に登場。その模様は彼のエッセイ(「漱石からくまモンまで」=文藝春秋刊『ラオスにいったい何があるというんですか?』収録)に描かれている。

河出書房新社から2014年に刊行された『日本刀 妖しい魅力にハマる本』(博学こだわり倶楽部編)は当初1万部程度の売上だったのが、翌年1月発売のゲーム『刀剣乱舞』の大ヒットで再燃。実際にゲームをプレイしてみた編集者がその日のうちに、Twitterで「気付いたぞ!」とメッセージを送り、プレイヤーに向けに新しい帯のデザインを考案したのをきっかけに累計で約9万5000部のヒットにつながった。こうしたSNSを含めた戦略を担う「河出書房新社Twitterの“中の人”」に『ITMediaビジネスオンライン』がインタビューしている。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1708/25/news028.html

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309499024/

◎『BRUTUS台湾特集号の表紙が台湾メディア上で炎上した件について、2006年から台湾に在住しているライターの栖来ひかり が当地の事情などをもとに分析している。

http://www.nippon.com/ja/column/g00425/#.WaIjKT8Cm6Y.twitter

◎小説投稿サイトの「トークメーカー」とキリスト新聞社が、「世界初」のキリスト教ライトノベル創刊のための小説賞「聖書×トークメーカー ライトノベル新人賞」の募集を9月1日から始めるそうだ。

http://talkmaker.com/info/303.html

http://www.dreamnews.jp/press/0000158862/

博報堂DYメディアパートナーズと博報堂DYデジタル、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムDAC)の3社は共同で、デジタル広告の透明性や品質改善に対応する「Hakuhodo DY MQM」を開発のうえ提供を開始した。

http://www.dac.co.jp/press/2017/20170825_mqm

https://www.jiji.com/jc/article?k=000000081.000017676&g=prt

◎訪日観光客も多い福岡県柳川市で、外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」で話す研修を市民や事業者に提供している「やさしい日本語ツーリズム研究会」事務局長の吉開章は柳川市出身の電通社員で、勤務のかたわら日本語教育能力検定試験に合格した。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/opinion_view/article/353454/

https://yasashii-nihongo-tourism.jp/members/yoshikai

吉開は広告業界労働組合団体「広告労協」が学生向けに毎年開催している「広告業界就職フォーラム」の立ち上げの際に主要なメンバーとして関わった経歴も持つ。著書に『広告業界就職ノススメ』(創出版)がある。

https://j-union.com/-/adjapan/nlog/viewer/view.php?ID=706&CID=4002&AID=106106&T=kiji

http://adunion.cocolog-nifty.com/

◎今年7月に閉館した秋葉原UDXの「東京アニメセンター」は、市ヶ谷大日本印刷DNPプラザ」に移転のうえ10月28日にリニューアルオープンすることになった。

http://animecenter.jp/201708/25103040.php

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1503660099&image_share=1

◎一方で同じ秋葉原2014年12月にオープンした「アニマックスカフェ」は「諸般の事情」により今日29日限りで閉店。記念イベントが31日にかけて行われる。

https://akiba.keizai.biz/headline/4068/

http://cafe.animax.co.jp/

◎昨日も紹介した真木よう子クラウドファンディング写真集によるコミケ参戦については、やはりコミケファンを中心に「なぜコミケクラウドファンディング?」「ヲタをナメてる」「金儲けをしたいなら出版社から出せよ」などの批判SNS上で噴出している。

https://matome.naver.jp/odai/2150368900914385401

http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/26/makiyoko_a_23186712/

結局、真木よう子は28日朝に「CAMPFIRE」のサイト上で、コミケでのフォトマガジン頒布の中止を表明し、謝罪した。

https://camp-fire.jp/projects/view/40020

https://camp-fire.jp/updates/view/36110

http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/747609/

◎『JCASTニュース』が25日で創業20周年。代表の蜷川真夫は「編集長からの手紙」の中で、ヤフー・ニュースが「健全なネット言論空間となるよう」コメント制限を行うようになったことについて「窮余の策と言える」と理解を示しつつ以下のように述べた。

J-CASTニュースは創刊から読者コメントを掲載してきた。すべての投稿を編集部で見て、誹謗、中傷や差別的発言を非掲載としている。見落としもあるし、あえて掲載する場合もある。「これは削除だろう」というコメントが掲載されているのも、承知の上である》

《読者コメントはネットを歪めることもあるかもしれない。しかし、コメント投稿はネットに社会の気分を反映させる貴重な仕組みであると思う。その機会をなるべく残したい》

https://www.j-cast.com/2017/08/25306652.html

自主流通・小流通本の専門書店で、昔風に言えばミニコミ書店として知られる新宿模索舎で盗難事件が発生したらしい。店頭の書棚に置いていた『資本論』全9巻(大月書店 国民文庫版)がいつの間にかごっそり無くなっていたというのだが、店側による“犯人”への呼びかけツイートがいかにもこの店らしい。

《古いクーラー故に電気代がかさむためあまり涼しくない模索舎店内から『資本論』をお金を払わずに持ち出した方、その理由を知りたいです。あと書棚にそのまま戻して下さい》

https://twitter.com/mosakusha/status/900684436072570880

◎大ヒットしたデビュー曲「白いブランコ」で知られる兄弟デュオビリー・バンバン」の初めての自叙伝『さよなら涙 リハビリ・バンバン』が秀和システムより9月2日に刊行される。2人とも大病を患うなど苦労が絶えなかったようだ。9月3日以降、都内で記念のミニコンサートやトーク、サイン会が予定されている。

https://twitter.com/shuwasystem_inf/status/900340976782155776

https://business.facebook.com/shuwasystem/posts/1554812147890793

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2017082602000179.html

初めまして初めまして 2017/09/28 08:28 記事の方、楽しく拝見させていただきました。VALUについては本人が黒に限りなく近いグレーで対応もまずかったので燃えたのだと思います。本心がどこにあるかはわかりませんね。
さて、この件には全く関係ないのですが、けものフレンズというアニメで監督が下された件についてメディアクリティークの方で文徒様に取り扱ってほしく願います。
どうも、KADOKAWAさんが絡んでいるのですが、関係者が口を閉ざしており、内部の状態が全く見えてこないので。
文春とかやらなければならない立場なのでしょうが、文春はKADOKAWAの関連会社なので無理でしょう。
恥を承知でお頼みいたします、どうかこの件を扱っていただけるようお願いいたします。
長文、失礼いたしました。

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