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2018-01-17

【文徒】2017年(平成29)12月14日(第5巻235号・通巻1164号)

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1)【記事】日馬富士「暴行」問題と貴乃花親方の相撲版「国体明徴」

2)【本日の一行情報】

3)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2017.12.14 Shuppanjin

1)【記事】日馬富士「暴行」問題と貴乃花親方の相撲版「国体明徴」

日馬富士による暴行問題に関してスポーツニッポン報道で問題が発覚した14日から引退表明の29日までの16日間で、これに関連したツイート数は朝日新聞によれば136万869件にも及んだそうだ。この事件、庶民であれば誰もが持つ心情ナショナリズムを刺激するんだよ。

http://www.asahi.com/articles/ASKD46SKGKD1UTQP017.html

貴乃花高野山別格本山清浄心院住職の池口恵観に送ったメールを「週刊朝日」が公開しているが、その内容には圧倒され、驚かせられる。貴乃花がやろうとしているのは相撲版の国体明徴のようだ。

「“観るものを魅了する”大相撲の起源を取り戻すべくの現世への生まれ変わりの私の天命があると心得ており、毘沙門天(炎)を心にしたため己に克つをを実践しております。

国家安泰を目指す角界でなくてはならず“角道の精華”陛下のお言葉をこの胸に国体を担う団体として組織の役割を明確にして参ります」

https://dot.asahi.com/wa/2017121100008.html?page=1

136万869件のなかの一つということになるが、能町みね子の次のようなツイートで心情ナショナリズムを少し冷ます必要があるのかもしれない。

貴乃花親方、警察に届けたり、なんなら協会と対決姿勢でいることも、別に主義主張としてはおかしいことじゃない。そんなことより貴ノ岩をあまり健全な状態においているように思えないことのほうがおかしい。とにかくそこが怖い」

https://twitter.com/nmcmnc/status/935929179152846848

批評家の山崎行太郎も次のようにツイートしている。

「『日馬富士暴行事件』の本質は、暴行事件では なく 、貴乃花による『貴の岩監禁事件』である。鳥取県警は、即、貴乃花を『監禁容疑』で取り調べ、貴の岩を解放せよと言いたい」

https://twitter.com/yamazakikoutaro/status/940469230956306432

読売新聞によれば「大相撲の冬巡業『北九州場所』の会場となった市立総合体育館に、横綱白鵬関の殺害を予告する封書が送られていた」ようだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171212-OYT1T50085.html

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2)【本日の一行情報】

集英社アプリ少年ジャンプ+」は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の20作品と、「少年ジャンプ+」で連載中の44作品の合計64作品から、気に入った1ページをTシャツにして購入できるサービス「少年ジャンプ+ TシャツSHOP」を開始した。価格は1枚3996円(税込)。

https://www.shonenjump.com/p/sp/1712/t-shirt_shop/sp/

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/11/news128.html

◎現在はアマゾン・ドット・コムジェフ・ベゾスの100%個人所有となったワシントンポストだが、ワシントンポストのオーナーとして長らく君臨したキャサリン・グラハムをメリル・ストリープが演じるという。監督はスティーブン・スピルバーグワシントンポストの編集主幹のベン・ブラッドリーをトム・ハンクスが演じるという。映画のタイトルは「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」。報道の自由を統制し、記事を差し止めようとするニクソン政権メディアとの戦いを描いているようだ。

日本では来年3月の公開となるが、テレビ東京スピルバーグ、ストリープ、ハンクスの三人にインタビューしている。

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/news/post_145967

スビルバーグはトランプ政権の発足により、「報道」が攻撃されていると現状を認識している。メリル・ストリープは「報道」の自由を守らなければ権威主義に陥ってしまうと語っている。義理の娘をキャスターにした番組「リアル・ニュース」を配信しているトランプ大統領にハリウッドは喧嘩を売っているようである。ところで私はスビルバーグの社会派ドラマが嫌いである。「ブリッジ・オブ・スパイ」にしても、「ミュンヘン」「リンカーン」にしてもね。私はコスタ・カブラスが嫌いなようにスビルバーグの社会派ドラマも嫌いなのである。

◎クールファクトリーが手がける第二次世界大戦時代の本格海戦シミュレーションゲーム戦艦帝国」は、かわぐちかいじのマンガ「ジパング」とコラボするそうだ。小川和久とも提携する。

https://www.inside-games.jp/article/2017/12/11/111560.html

小川は同志社大学神学部の出身。同じく同志社出身で、現在は京都市会議員の鈴木マサホが次のように書いている。

同志社寒梅館では、『60年安保報道写真展の記念講演として、軍事アナリスト小川和久さんの『日米安保50年―あなたは日米安保の正体を知っていますか』と題しての講演。

今や軍事評論家としては、政府においても、実践や政策提案者として日本ではピカイチだと思うけれど、ぼくは彼が同志社神学部時代からの友人。学生運動と別には鳥取は私都(きさいち)村に共同体をつくろうとか、いうことでも親交があったのだ」

http://www.masaho.com/201010olddairy.html

鈴木はベ平連の出身だが、若き日の小川はもっと「左」に位置していたはずだ。

◎「PRESIDENT」は11月15日号の特集「金持ち老後 ビンボー老後」の反響が良かったようである。鈴木勝彦編集長が「ダ・ヴィンチニュース」に登場し、次のように発言している。

「実は、私が編集長になった2012年にも、『金持ち老後 貧乏老後』という同じような特集を組みました。このなかで今でも問い合わせをいただくのが、『シニア1000人調査でわかった リタイア前にやるべきだった後悔トップ3』という企画です。1位が健康、2位がお金、3位が人間関係で、私もこの結果を受けて、ジム通いをはじめたり歯の定期健診を受けるようにしたり生活習慣を変えました」

https://ddnavi.com/interview/421690/a/

オレ、健康には自信があったんだけれど、その自信が脆くも崩れ去った1年であった。「お金」に関しては、20代から「ビンボー老後」を宿命づけられていたように思う。

小学館は「美的」2月号にシスレーベストセラースキンケアコスメ3品のミニボトル&ミニチューブがセットされた「美肌BOX」を発売する。価格は本体1,400円+税。そう再販商品ではない。また「美的」2月号の付録は「ファンケル クレンジングオイル」だが、これは「美肌BOX」につかない。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09942018

「美肌BOX」はABC公査においてカウントされるのだろうか。

◎「シーイー」(C.E)とマガジンハウスの女性ファッション誌「ギンザ」(GINZA)」が、初めてコラボし、スウェットシャツ「GINZA CREW NECK」を発売する。

https://www.fashionsnap.com/news/2017-12-12/ceginza/

◎「エル シネマ大賞」(ハースト婦人画報社)が発表された。「エル ベストアクトレス賞」は女優の長澤まさみ。「エル メン賞」は坂口健太郎。「エル・ガール ライジングアクトレス賞」には中条あやみ。「エル ベストディレクター賞」には河鹹照監督。「エル シネマ大賞」は「ドリーム」。

http://www.elle.co.jp/culture/news/cnews_elle_cinema_award17_report_171212

◎「週刊ザテレビジョン」(KADOKAWA) お正月超特大号の表紙を飾ったのは、競合誌の「TVガイド」同様にジャニーズ事務所「嵐」WEBサイトザテレビジョン」は嵐が表紙のこの号と連動しながら、元SMAP稲垣吾郎、草剛、香取慎吾を起用した特設サイトを開設している。紙の雑誌の付録は稲垣、草、香取の「直筆サイン&イラスト入り年賀状ポストカード」。

https://thetv.jp/feature/gts/

https://youpouch.com/2017/12/12/478519/

◎「第7回 本屋が選ぶ時代小説大賞」(「オール読物」)は文藝春秋会津執権の栄誉」佐藤巖太郎に決定。

http://bunshun.jp/articles/-/5205

大日本印刷DNPグループの書店およびトゥ・ディファクトが共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto」は、丸善日本橋店と連携し10月18日(水)〜10月20日(金)の3日間、丸善日本橋店にて作り手と読み手が交流する本の体験型イベント「日本橋BOOKCON(ブックコン)with honto」を実施した。

内地下1階から3階各所に出版社80社116ブースが出店され、著者や編集者が直接書籍の内容を伝えたほか、家計簿ワークショップやメイクレッスンなど来店客が体験できるイベントが企画され、来場者は約38,000人(過去5年間の来店客調査同一要件日比:127%)、購入客数は8,300人(過去5年間の来店客調査同一要件日比:122%)、売上は直前週に比べ30%増。 最終日となる20日は直前週比約50%増加した。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000009424.html

こういうイベントは増えそうだ。

集英社の女性誌「LEE」の崎谷治編集長が「SELECK」のインタビューに応じている。崎谷は「Seventeen」編集長を8年にわたりつとめている。

「ST channelは、Seventeenがおくる、ティーンのためのトレンド情報発信アプリです。コンテンツの制作から運用までを、すべて編集部内で行っています。

アプリ内に『コミュニティ』という機能があるのですが、そこでは読者が自分でブログを上げたり、Seventeen専属モデルが投稿するブログをフォローしたりすることができます。

人気のある投稿には5,000ほどのコメントがついたりして、かなり活発なコミュニティになっていますね」

こうも発言している。

「来年、LEE本誌は創刊35周年を迎えます。その企画のひとつとして、『読者1,000人に会いに行くツアー』を計画中です。

というのも、Webを通したコミュニケーションが増えてきたからこそ、逆にリアルの場でどれだけコミュニケーションを取れるか、という部分にも非常に価値が出てきていると思っていて。

例えば、地方にいる読者の方々がどういった生活をしているのかって、実際に行ってみないとわからないじゃないですか」

https://seleck.cc/1129

崎谷には一度、話をじっくりと聞いてみたい。資本関係が同じだから不可能だと思うけれど、「MERY」は、こういう人材を引っこ抜きたいところだ。

アマゾンの関連会社であるAudibleオーディブル)は、ビジネスパーソンのための情報が充実した「週刊東洋経済eビジネス新書」シリーズを2017年12月13日(水)より配信を開始した。

https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201712128985/

これはヒットするかもしれない。日本でオーディオブックに可能性があるとすれば、こうしたビジネス書の世界ではないのか。

◎「通販生活」によれば「総務省が8日発表した2017年10月の『家計消費状況調査』によると、1世帯(二人以上)の10月のネットショッピング支出額は、前年同月比20.7%増の1万360円だった。ネットショッピング利用世帯の割合は同7.5ポイント増の35.4%で、過去最高となった」そうだ。

https://www.tsuhannews.jp/47915

◎昨日はアクセスが集中し、繋がらなかったためURLを記載しなかった。「hon.jpサイト閉鎖について」である。

https://hon.jp/news/1.0/0/11675

日経によれば「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は中堅出版社の主婦の友社東京・文京)を買収する方針を固めた」そうだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24544680S7A211C1TI1000/

「CCCは主婦の友社の発行済み株式の9割超を印刷大手の大日本印刷から数億円で購入する」ようだが、確か小学館主婦の友社の株を持っていたはずだ。

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3)【深夜の誌人語録】

忘れるべきことは忘れられず、記憶すべきことは記憶できないものである。