「Wicked」キャナルシティ劇場

teru10162011-05-08

13時〜  8000円 劇団四季
福岡2回目。 東京で夫と観たことがあったのだけど、結構喜んでくれて、福岡にくるよというともう一回観たいと。 ただ、キャストが違うからねと念を押してたけど、あまりわかってなかったようだ。 そりゃ同じ演目を2回観るなんて夫には初めてのことだしね。 3列目センターに陣取って。 お初の山本貴永グリンダ。 以前ネッサローズで観てた山本さんは美人系。 沼尾さんがおとぼけ系だったのでちょっと違和感があったのだけど、美人のコケティッシュな感じもなかなかいい。 変わってネッサも保城早耶香、すごい美人。 うらやましいけど、美人ってより冷たく感じるのよね(^_^;) ネッサの揺れ動く気持ちはよくわかるのだけど。 しかし、この作品最初に見たときよりもずっと重く心にしみこむようになってきた。 本当の友情とか愛情とかについてよく考える。 セリフのひとつひとつの意味について考える。 「悪いやつでも善人でも一皮むけばおんなじこと」人がどちらになるかは見方によっても違うし、時期によっても違うし、誰でも悪人になる可能性があるってことが認めたくない事実として重くのしかかる。 「みんなをまとめるには共通の敵をつくってやればいい」誰かを集中攻撃することで自分の存在感を感じたりしてはないか。 「魔女はきれいな水で溶ける」デマや中傷を確認することなく信じてはいないか。 今まで華やかななダンスやきらきらの舞台にばかり目を奪われていたけど、この物語はすごく考えることが多いんだな。 子供たちもたくさん来ていて、たくさんの疑問も持つだろう。 他にもフィエロやオズ、マダムモリブルなどの位置についてもいろいろ考えるけど、今日はここまで。 また観にいって考えよう。 まだ7月まで上演されます(^^)v 写真はウィキッドブティック☆

「おやすみ・ザ・ワールド」西鉄ホール 

19時〜 共通チケット  非・売れ線系ビーナス
西鉄ホールの4方に観客席を作った中央に舞台。 席数は少なくなっているけど、全体的に観やすいのではないかしら。 開始までに客席同士でちらちら顔見するのがちょっと恥ずかしいけど(←自意識過剰w) 紙袋をかぶった女は弟にすら顔をみせたことがない。 究極の自己愛なのか。 冒険部の面々は自分たちの基準での冒険を自慢しあう。 幸運の女神のような妻を持った元俳優、現作家の男サイトウはオオツヅラによって箱の中に2億円が入っているかどうかで心乱れる。 知恵遅れのシゲハルとオオツヅラのやりとりは暗示的である。 何度自己紹介しても覚えてもらえないオオツヅラ。 よくわからないエピソードもあったものの、随所でぴたりとあてはまる伏線。 どちらかというと「難しい」けれど、好きな非・売れ。今回もそれに近いものはあったけど、前のめりに楽しめた。 ベストポジションで観れたのも幸いかも。 非・売れで苦手だったアドリブがなかった(かな?)のが私には好印象。 きっちり稽古してきたんだと納得できた。 これは演出に専念してくれた木村佳南子さんに軍配が上がると思う。 これからも田坂×木村で進んでいってほしい。 次回公演も楽しみだ。