「無知と笑み」 リトルスターホール(上通り、長崎書店3F)

teru10162014-03-23

12時〜 1500円 ゴム池プレゼンツ

作:井上ゴム(ポークパンダ三歳)演出:池田美樹(劇団きらら)

熊本の若手が池田美樹さんの元に集合。作品はゴムさんの今風若者の驚くべき生態ww

ちょっと天然なアイドルが主役、むっちゃ可愛い「ちえみ」ちゃん(黒木千恵美)はハスキーボイスでナイスバディ。
なんでかアイドルグループではおちこぼれな存在? 
あねごなりんごw(オニムラルミ)スリムなすもも(有高由理)ちょっとぽっちゃりめろん(北村茜)とばなな(雪紅子)
無表情がいかすぶどう(街乃珠衣)アイドルいいなぁ〜〜〜(〃▽〃)
で、社長とか大佐とかいろいろ男子いたけど覚えていたのはつむじ(寺川長)だけ  <(_ _)>ゴメン男子諸君。

アイドルいっぱいの現代において、そのヘビーな環境をちょっと理解できたかもしれない。
そこまで取材していたのかはわからないけどw 
きららお得意の小道具満載、お!新聞紙ですか?w 衣装も黒基調でエロ可愛いし、舞台って役者を引き立てるものが重要だと再確認。
劇中歌もオリジナルで良かった〜ノリノリ♪

アーケード商店街の中の建物の中の劇場、狭かったけどステキな劇場だった。早めに行ってうろうろして食事して楽しかった〜♪

若手にとっていい環境を提供しているきらら(池田さん) 福岡でも学校で若手を指導している多くの演劇人がいます。
いろんな環境で後進を育てることは重要だ。私も仕事で、趣味のスポーツで、若い人をひっぱれる人間になりたいと思う。
なんだかそんなことを思った日曜日。

「チッタチッタの抜け殻を満たして、と僕ら」 男女共同参画センターはあもにい多目的ホール


14時〜 1800円 ゼロソー

作・演出:河野ミチユキ

ゼロソーの松岡優子さんの舞台生活30周年記念公演の第3弾。第1弾と2弾は観れなかったけど最後に滑り込み!
去年の劇トツでその片鱗を見せたチッタチッタ。哀しくも切なくて楽しく心がほっこりする作品。

舞台はある家の和室。たぶん来客用のお座敷。私の実家にあるその部屋は普段使うことないのに、一番いい場所にある。
このもったいない部屋は日本人のおもてなしの心だと思うのだ。 おっと脱線。。w

お盆に亡くなった親友を偲んで集まった友達、りょっけとかバーニーとかあだ名で呼び合う仲。
だからこそ亡くなったチッタチッタも愛すべきあだ名だったんだ。
なぜかそのチッタチッタがいきなり出てきていろいろ絡んでくる。いくらお盆だと言ってもね〜〜〜(^_^;)
しかも母親には見えていないってのが母目線な私にはカナシイ。

知的障害者であったチッタチッタをとりまく友達、家族とのお盆悲話。 
作者の河野さんによるとコメディだということだけど、笑っていいものかどうかちょっと悩む部分ではある。

東京でみたセレソンDXの「くちづけ」を思い出す。あの登場人物たちもけなげに生きていた。
でもやっぱりうまくいかないところが多かった。本人たち以上に家族の苦しみを抱いている。

「素敵じゃないか!」と同じくタブーに挑む試みに感動する。本人にそんな気負いはないのかもしれないけど。

あと地元牛深の妖怪、アマビエや油すましを登場させるなど、面白い演出が各所に。

私はこれを観て良かった。そしてもっとたくさんの人に観てほしいと切に思う。やっぱり演劇っていい。