「ノルウェイの森」

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

読み終わった時、安堵感と喪失感で疲れてしましました
途中で急に話の展開が進んだ場面では
え!?
と場面を認識するのに困る部分もありましたが。
感想としては
僕的には、まずまずスッキリとした結末でした。
もっと先が見たいという不満足感もなく
完全に世界がそこで終わってしまうわけでもなく。
読んでいて、この話の世界と同様に
自分も不安定な精神状態になってしまう時も少しありましたが
そんな時、この主人公にも影響を与えた
「自分に同情するな」
という言葉でまた浮上する事ができました。
今思い返せば、上巻の最初の場面との繋がりが良く思い出せないので
また時間をおいてから再度読んでみたいと思います。
それにしても、月並ですが本当にいい本でした!!
人間の深層心理というか、なるべくしてこういう結論になっても
それはなんら不思議ではないし、むしろ幸せなのかもしれないと思います。


そうそう、この本を読んでる時たまたまミスチルをよく聴いてたんですが
この話に「車の中でかくれてキスをしよう」って曲がよく合うな
と思っていました。
あるサイトで同じ事を思った人がいたので、あながち僕だけの印象ではなかった様です。