アンドロイドは電気羊の夢をみるか?
けしてノスタルジーではなく、最近、昔、好きだったものを
再確認している。あくまでも、前を向きながら、だ。
で、この本を読み直したのは予習ですらある。
続編の噂を聞いたときから、あー、やめてほしいと思っていた
映画の公開がもう2ヶ月先に迫っているからだ。
しかも、なんだかんだで予告を見るうちに、楽しみになってきているわけだ(苦笑)
もちろん、残念なものになっていたらどうしようという危惧も消えないのだけれど。
それにしても1968年発表の小説である。翻訳版は翌年にリリースされ、
おそらく今でも同じ訳が使われていると思うが、訳者の方の略歴をみると
昭和5年生まれである。親よりも年上だ。
10年ぶりくらいに(いい加減、、、15年ぶり、いやもっとかも)
読み返してみて、いろんな設定も翻訳もぜんぜん古くなっていないんだなあと。
こちらの理解度があがったり、時代の状況が変わったり、
影響を受けた作品が多数でたりってことで、慣れてしまったりってことでもあるけど、
自分の中で勝手に蓄積されていた難しい小説という印象はなくなり
単に面白い小説だった。
そして、ここから、ブレードランナーに変えていった努力にいまさら驚く。
しかたない映画を楽しみに待とう^^
ところで大学生の頃、買った本に小さく日付を入れていた。
1984年4月29日。19歳か。
ブレードランナーの舞台は2019年。
新しい舞台は2049年。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03/01
- メディア: 文庫
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