神戸いずみの会 公式ブログ

「神戸いずみの会」は、1982年から続く患者会です。

2017年9月例会

8月はお休みだったので、2カ月ぶりの例会です。9月26日は、まだまだクーラーをつけたくなるような日となりました。持ってきて下さった真っ赤なハイビスカスを真ん中に、奈良土産のモナカや栗のグラッセを味わいながら語り合いました。

◆(Aさん 女性)先月お話をしていた東北旅行に行ってきました。月山と、鳥海山です。が...雨でした! 湿原を歩くというプランなのに、雨で景色はぜんぜん見えず...。ガイドさんでもすべるような木の上を歩き、傘はささずにレインコートを着て、一方の手はステッキ。もう一方はロープ...と、本当に神経を使いました。行くまでは体調管理をはじめ、リュックやレインコート、トレッキングシューズ、ズボンも買って万全の準備をしましたよ。えらい出費でした!東北の方は、宗教的な雰囲気がありますね。健康のことを祈願してきました。病気で入院していたころは、病室から外を走る電車を眺めて、「みんな元気なのに、なんで私はこんなことに...」と、涙が出るくらいに情けなかったことを思い出し、こうやって旅行ができることに感謝しました。お天気は悪かったですが、さすが米どころ、見渡す限りの田んぼは見事でしたね。おいしいご飯をたくさん味わってきました。
◆(Bさん 女性)ツアーで、高松塚古墳と、キトラ古墳に行ってきました。小さなお墓の中に星空が描かれていて、お墓が一つの宇宙になって飛鳥時代が閉じ込められているようで。高松塚古墳は小さいですが、キトラ古墳は結構大きな展示館があってとても立派なんです。飛鳥ってすごくいいところだなぁって思いました。小山がいくつもあって、きっとまだ発掘されていない遺跡がたくさんあるのだと思います。見ごたえがありますよ!
◆(Cさん 女性)同窓会に行ってきました。金沢です。ちょうどその一週間くらい前に大雨が降り、道がふさがっていて、目的地の山奥の温泉まで行くのが大変でしたが、そこで懐かしい仲間と再会し、語り合いました。それから、デレビで見て行きたかった「21世紀美術館」にも行きました。久々に神戸を出て、楽しみました。
◆(Dさん 男性)私はどこも行かずです。足がぜんぜんでね。でもこの夏、野菜は作りましたよ。トマトにきゅうり、そらまめ、水菜も。今年はこだまスイカも作り、とってもおいしかったです。種を残したので、来年も撒きます。それが楽しみですね。水やりなど世話は結構大変ですけれどね。そういうことをしていると、それだけで3000歩とか歩いている感じです。
◆(Eさん 女性)私はテレビで世界旅行に行ってました! でも、テレビばかりだと、足腰も心も弱くなります。夏はめまいもあって、辛かったですが、思い切ってめまい専門の医者に行き、根本的に検査してもらいました。結果、「年齢の割に反射神経もいいし、大丈夫です。ストレスないように、運動して下さい」と言われて、ちょっと元気になりました。ところで先日のNHKのテレビ、「医師の闘病から読み解く ガンを生きる 新常識」見ました? 自ら がんを患ったお医者さんたちが出演されていて、それまで他人事だった患者の気持ちが分かるようになり、積極的に行動してきた人たちばかり。コメンテーターもなかなかよくて、いい番組でしたよ。雰囲気も明るく楽しくてね。「医者は一人ではなく、二人でも三人でも四人でもいい。自分の身体は自分で治す」というところが心に残りました。
◆(Fさん 女性)8月に、研究発表のお手伝いをしました。専門家の研究会で、主人の病と版画との出会いをテーマに発表したい、とのこと。私がどれだけ話せるか自信はなかったのですが、資料や原稿もあるので、うまくまとめて下さって、いい研究会になったようです。今現在、病に向き合う人の困難を分かち合うことについて、心理士として真剣に考えているご姿勢が嬉しく、頼もしいと思いました。夫は元々スポーツ畑の人でしたが、がんになってから180度変わり、創造の世界が開け、人と出会い、前向きな生き方になりました。