上海に引っ越しました

ブログでの報告が遅れましたが、7月1日付で上海法人へ異動になりました。

現在、上海に引っ越してきて生活しています。就業許可/居留許可など、中国で暮らすために必要な手続きも一通り終わり、ようやく一息ついた感じですが、新しい部署に変わったので仕事を覚えるのには少し時間がかかりそうです。

ですが、上海の生活にはすっかり慣れてしまいました。頼りにできる中国人の知人がいることをはじめ、日本に文化が近く日本の品物や店がたくさんある、家電や電子機器などの技術も日本とほぼ同レベルである、季節が夏である、など、生活に有利な条件が揃っていることが理由ですが、どうも自分は、酒飲みなせいか濃い味付けの料理が平気だったり(辛いのはダメですが)、買い物や交通ルールに一週間で慣れてしまったり、順応性が高いみたいで、言葉が通じないのが不便だなくらいしか困ってなくて、正直、自分でも驚いています。

中国(上海?)の人たちは、いい人たちだと思います。大陸的とよく言われますが、自分の感覚では、自分の子供の頃、70年代の日本人みたいだと感じています。反日デモとは中国にとっての安保闘争みたいなものだったのかもしれません(じゃあ嫌韓/嫌中はジャパンバッシングか?)。ヨーロッパ的というのは表面上で、根底の文化的なところは、やはり日本と通じるものがあるような気がします。近いようで遠く、遠いようで近く、面白い発見も色々とあるのですが、時間に余裕ができたら日記に書いていこうと思います(政治的なことは書きませんよ!)。

関東LibreOfficeオフラインミーティングで発表させて頂きました。

昨日、関東LibreOfficeオフラインミーティング「Mac OS X での LibreOffice ビルド報告Ver.2」を発表させて頂きました。

前回の発表で記述が不十分だった、タグやブランチを指定してチェックアウトする方法や、ビルド時に問題が発生したときの対応を補足して、タグ4.2.0.4でのビルド報告をしました。

ビルドの検証にぎりぎりまでかかってしまったため、飛び入りでの発表となってしまい、申し訳ありませんでした。しかし、検証の過程で自分が初歩的な失敗を繰り返したおかげで、スライドの内容には、初めてLibreOfficeのビルドを試してみようとする人が直面しそうな問題について記述できたのではないかと思っています。そういった人たちの参考に少しでもなれば幸いです。

ふいに思い立ってlibreoffice-4-2ビルドを試し中

ふいに思い立ってビルドしてみることにした。
ブランチはlibreoffice-4-2、タグはlibreoffice-4-2-milestone-5。
手順は雑だが以下のとおり(リポジトリが~/lo/coreにある前提):

cd ~/lo/core
git checkout master
git pull
SourceTreeで~/lo/coreのリポジトリを開きブランチlibreoffice-4-2をチェックアウトしてこれに切り替え(gitにわかなんでずるしましたすみません)
git checkout libreoffice-4-2-milestone-5
./autogen.sh --with-lang="ja"
make   <=いまここ

今日は寝ます。
明日朝寝坊しなければ結果確認してみます。

(2013年12月20日追記)

朝確認したらまだ処理が走ってました。
そのままにして出社。

(2013年12月20日追記2)

帰宅したけど終わってませんでした。
どうもハングしているようなのでCtrl-Cで停止。
環境は Mac OS X 10.6.8 ですが、この環境ではこのタグのバージョンはビルドできなそうです。たぶん今いろいろ修正中なんでしょうね。また気が向いたらやってみます。

(2014年02月08日追記)

さらに調べたのですが、どうやら自分の Mac OS X の /usr/lib または /usr/local/lib 配下にいろいろインストールしていたのが原因のようで、Mac OS X を再インストールしてビルドをやり直しました。これでタグlibreoffice-4.2.0.4がビルドできました。
(自分の環境でビルドしたバイナリは、実行時に自分の環境のライブラリを参照する場合があるように見えます。ただし、LibreOfficeのサイトから配布されているバイナリはそうではなさそうに見えます)

関東LibreOfficeオフラインミーティングで発表させて頂きました。

昨日、関東LibreOfficeオフラインミーティング「Mac OS X での LibreOffice ビルド報告」を発表させて頂きました。

発表中に実演したビルド処理が走りっぱなしでImpressの動作が遅くなったり、質問受付を忘れたりと、たいへんな不手際ぶりで申し訳ありませんでした。。。

NetBSDでのビルド方法で悩んでいる方がいらっしゃいましたが、個人的な見解としては、良くも悪くもmakefileにぜんぶお任せな手順(make処理の中で依存関係のダウンロードまでやってるみたいです)なので、エラーメッセージを手がかりにできそうな対応をしてもだめなら、もうそのバージョンのビルドはあきらめて別のバージョンをチェックアウトして試し、ビルドできるバージョンに行き当たるまでそれをくりかえして探すのが現実的なのではないか、と帰りの電車で思いました(なんか鬼のようなことを言っていますが。。。)。

これは想像ですが、きっと、大規模なプログラムだから、いろんな人がいろんな依存関係を使って開発しているんだと思います。それで、それを廃止するのが容易でないから、まずは自分の使ってる依存環境をどこかにアップするよう義務づけたんじゃないでしょうか。そうすれば少なくとも依存関係のバージョンが合わなくてビルドできない事態を回避できるわけですから。

自分でビルドしたソフトは愛着も感じるしいいものです。
よかったらぜひトライしてみてください!

nuxeoにアップしている文書をバックアップする。

エクスポート機能で、フォルダ(?)配下の全てのファイルをローカルに保存できるので、これをバックアップに使うのが簡単だと思う。
フォルダを表示させ、右上にある「エクスポートビュー」アイコンをクリックする。

アイコンをクリックすると、選択肢が表示されるので「zipバイナリアーカイブをエクスポート」をクリックすると、フォルダの配下のすべての文書がまとめてダウンロードされる。

(6/22追記)
この方法だと、対象ファイルの数が多いとエラーが出るようだ。
ファイルの数が多くてもバックアップを取れる方法を調査中。

ユーザpostgresでなく、自分のユーザー名でPostgreSQLが起動・終了できるように環境構築する

例えば、自分しか使わないPCにPostgreSQLをインストールし、個人用データベースなど使うときだけ起動したい場合など、ユーザpostgresではなく自分のユーザー名でPostgreSQLを起動・終了できると便利なことがある。

このためには、最初にinitdbでPostgreSQLクラスタを構築する際、「--username=(自分のユーザー名)」を指定してinitdbすることで、ユーザpostgresではなく自分のユーザー名で構築するとよい。

$ ./initdb --pgdata=/usr/local/pgsql/data --username=testnoda

          :
          :

Success. You can now start the database server using:

    ./postgres -D /usr/local/pgsql/data
or
    ./pg_ctl -D /usr/local/pgsql/data -l logfile start

$

これで、自分のユーザー名からPostgreSQLが起動できるようになる。

$ whoami
testnoda
$ ./postgres -D /usr/local/pgsql/data
LOG:  database system was shut down at 2012-12-09 11:45:57 JST
LOG:  autovacuum launcher started
LOG:  database system is ready to accept connections

          :
          :

注意点として、pgadminから接続するときも、自分のユーザー名で接続する必要がある。
以下の接続を新規作成した例では、「ユーザー名」のところは、デフォルトではpostgresだが、自分のユーザー名でinitdbをしたから自分のユーザー名になっている。


nuxeoを導入した

今年の2月にLibreOffice4.0がリリースされ、気になっていたCMIS連携機能を試そうとずっと思っていましたが、仕事が忙しかった関係でできませんでした。
最近やっと時間に余裕ができてきて、連休ということもありnuxeoを導入しました。
といっても今回は、Software Design(2013年5月号、以下参照)に載っているあわしろいくやさんの記事をそのままやっただけ。

記事の通りにやったら動きました。

自分はさくらインターネットのVPSを契約しているので、それでやりました。
特記事項としては、

  • 「カスタムOSインストール」で「Ubuntu12.04 amd64」を選択してOSをクリーンインストールし、その後nuxeoをインストール
  • さくらインターネットVPSの場合は「add-apt-repository」というコマンドがインストールされてないので入れる。自分の場合はここを参考にした
  • さくらインターネットVPSは固定IPを持っているサーバーなので、インストールしたら早めに(ネットを巡回しているボット?とかに発見される前に)webブラウザで接続してNuxeoのウイザードを完了させる
  • 同様の理由から「Administrator」のパスワードはデフォルト以外の複雑なものにする
  • 「nexeo」とタイプミスしないように注意(これは自分だけか)

vpsでやるのは、セキュリティ的にチャレンジャブルな気もしますので、漏洩して困るようなデータは置かないようにしようと思います。

用途としては、オンラインブックマークなど自分用ポータルサイトにするほか、もう5年以上放置してきたPostgreSQL解読室をこれに移行する予定です。