レジの法則

フォーク形式で並ぶパン屋にて、買ったものを袋に入れてもらう間のモーレツに気を抜いていた時、背後に空気の重みを感じて軽く振り返ると、密着するくらい近くにオバちゃんが立っていて心臓が止まりかけた。床に貼ってあるテープの線で待とうよ、オバちゃん!!


ところでパン屋って、「(10個買おうとも) 店内でお召し上がりですか? お手拭きは要りますか? 同じ商品を一緒の袋に入れていいですか? 温かいパンと冷たいパンは別にしますか? 温かいパンの袋の口は開けておいていいですか? ビニールの手提げと紙袋とどっちがいいですか? 保存袋は要りますか?」などなど、確かめられる事が多く「全部どっちでもいいです」と思ってしまうんだけど、この店は集めると商品がもらえるシールをくれるので、会計後も「こちら商品と、カードと、レシートと、カードの控えと、シールのお返しですっ」と一息に言われるので聞いているこっちの息が切れる。全部言わないとダメなんだろうか、やっぱり。


フォーク形式に慣れてしまうと、そうではない各レジごと形式(正式名称不明)で、同じ頃に並んだ人たちより自分の方が早いか遅いかで一喜一憂したり。そんな小さい人間は私だけですか。どうせ大して待つ時間は変わらないだろうに、前の人の商品に「バーコードシールが貼ってないので、ちょっと見て来ます(ニッコリ)」なんてガッカリ。


そんな各レジごと形式の図書館にて、以前は常時5人はいた貸出しカウンターの職員が、最近は2人しかいない事が多く、それぞれ4人くらい並んでいてビミョーに混雑していた日。リクエスト本を取りに来たのだと思って、うっかり手に本を持っていないオヤジの後ろに並んだところ、「昨日か、一昨日だったかな? ○○新聞に出てた本、ある?」とオヤジ。


・・・知るかよ!! ←職員の心の声、代弁。


本当に昨日か一昨日なのかも怪しいところで、作者のせめて名字や、検索に引っかかりそうなタイトルの断片など、確かな情報は何ひとつ覚えていなかったため、2人しかいない職員を1人連れて、新聞のバックナンバーコーナーへ探索の旅へ行ってしまった。次は私の番だったのに、また並び直し。まったく混雑している時に限ってめんどくさい奴が来るの法則。ていうか、その新聞を切り抜いて持ってこいよ、オヤジ!!


・・・という私も先日、夕方で激しくレジが混雑している時、私の順番になって1つずつ商品をバーコードを通す度に、何やらパラパラパラ〜っと軽いものが零れる音。はて? なんと、米の袋がほんの少し破れており、パラパラと零し続けていたらしい。ヘンゼルとグレーテルかよ!! 交換商品を持ってきてもらうまで、私の並んでいる列だけ動かない。すみません、すみません。いや〜、案外、気がつかないものです。ホントかよ。


神社で見かけた絵馬。念には念を入れて必死のようです。