ズレてるよ!!

以前にも書いたけど、数年前の雨漏りでキッチンの天井にシミができた。5階建てマンションの2階なのに、何故に雨漏りが!! めんどーなのでそのうち引っ越す時に大家に言えばいいだろ。くらいに思っていたんだけど、ここにきて雨漏り、雨漏り、水漏れ(晴れの日)、と立て続けに3度も漏れまくった。気まぐれに漏れすぎだろ!! こうなると留守の間の雨が心配になってくる。大雨強風だからといって雨漏りしないのに、晴れた日に何の前触れもなく、壁伝いに水がジャーッと流れ落ちてきた。それも数分間だけ。こういうシーンをホラー映画で観た事がある。幻覚か? 取り憑かれてるよ!!





っていうか、雨が降っていないんだから上階から漏れてきたしかないだろうが、さすがにコリャイカンと思って大家に電話すると、建築会社の人を連れてすぐに見にきてくれた。本当は天井のシミはもう何年も前のものだけど、「この前までは無かったんですよーあははははー♪」と、このどさくさでとぼけられて大助かり。水漏れした箇所を触った建築会社の人が「このシミ、完全に乾いてますけど?」という顔をしたような気がしないでもないが。上階の住人からは、水漏れの原因となるような事をしでかしたという連絡はなかったそうだ。その日は写真を撮ったりなんかしたりしてそれっきりだった1ヶ月後、ようやく先日作業員が来た。何の作業員だか分かんないけど、作業員の服装した人。なんだそりゃ。





午後1時に作業開始。天井に小さい穴を開けて、ファイバースコープで様子を見たりするのかなー、と思いながら見ていると、電動カッターで横に一直線にガガガガガガー!! そんないきなり!! 下書きとかナシで!! そんな大雑把でいいのか!! モーレツにうるさい音を立てて、40センチ四方の切れ込みを入れるまで30分くらい。これが歯が抜け落ちるかと思うほどやかましい。耳の穴から歯の根っこまでビリビリ振動して、歯が緩んでそう。私の歯はネジ式か。


作業員が切れ込みをドンドン、ガンガンガーン!! と乱暴に叩いてるうちにズボッと抜けて、切り出した石膏ボードは割れて真っ二つ。ていうか、真っ四つ。ちょっとちょっと、うちの天井大丈夫か。こちら側から見えるパイプ等には問題なし。





唐突に「上の階に人は住んでいますか?」と作業員。「住んでますよ」と答えると、色々と道具を持って上の階へゴー。アンタ、いきなり行きますか!! 土曜日なんだから事前に連絡しとこうよ〜、と驚いてる間もなく、上階の住人は運良く在宅だった。上階も同じ間取りでキッチンシンクの配水管の漏れにも問題なし。


で、結局、原因は分からず仕舞い。うちは角部屋なので、外壁にある給湯器の穴から雨水が吹き込んだ水がどこかに溜まっていて、その内側にある換気扇の辺りから漏れてくるんでしょう、という話だ。そんなこたー、天井を開ける前から私だって思ってたよ!! とは言えなかったけど。天井裏に問題はないので、このまま様子を見てみましょうという事だ。シミはこのままなのか、シミは。


粉塵を撒き散らし作業が終わったのが4時間半後。真っ四つに割れた石膏ボードは、あーあー、割れちゃったよ、と気にも留めずにいたけど、点検後にそれをそのまま何かでくっつけて戻したのでびっくりした。割れたやつかよ!! シミもそのままだよ!! しかも水平が2センチもズレてるよ!!


 


シミはこの際どうでもいいんだけど、この2センチのズレが気になって気になって仕方がない。ついつい天井に目がいってしまう。シミの上にズレている穴まで開けられちゃって、何もしない方が良かったんじゃないのか。もうちょっと几帳面な作業員を寄越してくれよ大家さ〜ん。と、天井を見る度に思う、今日この頃でした。