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The Life and Music Crossroad このページをアンテナに追加 Twitter

2007-09-23

フィナーレ:ジャズバトル2007

 さて,いよいよOJF 2nd. stageを振り返るシリーズも最後になりましたね.個人的にはこの数日,OJFのイベント以外で色々なことがあったのですが,それはまた後日書きますね!では,ジャズバトル2007:渡辺香津美meets吉田美奈子山下洋輔3 Horns specialの演奏のスタートです.

 ステージ上に,渡辺香津美(g),グレッグ・リー(b),藤井学(ds)の3人が揃いました.いきなり,エレクトリックトリオの演奏でエンジン全開です.香津美さんもノリノリで,のけぞりながらソロを弾いてます!とにかく,すごい!の一言でした.

 前半の最後を飾るのは,ご存じ「Unicorn」です.チャッチャッ・・チャーララッ,・チャチャ・・チャーララッというなじみのあるリフとともに,縦横無尽にギターを弾きまくってくれます.もう,これだけで十分ですよと思わせてくれる演奏でした.

 続いて吉田美奈子さんの登場です.1〜2曲歌うだけなのかな?と思ってたら何の何の,香津美さんバンドの第2部という感じで,いっぱい歌ってくれました.香津美さんがアコースティックに持ち替えて,武満徹さんの「翼」デュオで演奏してくれたときには,またまた目頭が熱くなってしまいました.「千の風になって」みたいに,紅白歌合戦で演奏してくれたら大ヒットするんじゃないかと思いましたね.この曲は「Guitar Renaissance III [翼]」に収められています.是非聴いてみてくださいね.

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 (香津美さんの直筆サイン入りです.いいでしょ!!)

 吉田美奈子さんの「Liberty」はやはり感涙ものでしたね.何度聴いても泣けてくる感じで,これで香津美さんバンドの演奏は終了しました.

 これだけの演奏をされた後ですから,山下洋輔さんの演奏には否が応でも期待が高まりますよね.山下洋輔(p)さん率いる,柳原 旭(b),小笠原拓海(ds),米田裕也(as)の若いメンバーに加えて,岡山にもゆかりの深い川嶋哲郎(ts, ss, fl)さんと松本 治(tb)さんをゲストに迎えてのスペシャルバンドでした.

 ジャズmeetsアートの時と同様,ステージ上に山下洋輔さんが現れた瞬間に会場からは大きな拍手が沸き起こりました.もう,この一瞬で,山下洋輔さんのステージになりましたね.そして,聴衆に受けを狙うことなく,フリージャズまっしぐらの演奏で,これは〜〜大丈夫なんかなあ??と少し不安になったのですが,それは杞憂に終わりました.川嶋さんを始めそれぞれのミュージシャンのフリー系ソロが終わるたびに,いいタイミングで拍手が来るんですよ.テーマはあるし,いつかはそこに帰ってくるという予定調和みたいなものはありますが,やはりソロ自体は難解なのに..です.

 たぶん,聴衆の皆さんは僕みたいに頭でっかちじゃなくて,心の赴くままに素直に聴いていたんでしょうね.難しい,わからない,そういうんじゃなくて,すげぇ!おもろい!かっこえぇ!っていうような童心に戻ったような感覚だと思います.

 打ち上げで山下洋輔さんにこのことを話してみると,「どういう形にせよ,絶対に伝わるんだ.僕はそう信じて演奏してる」って言われてました.それから,思ったよりもあんまりバトルしてなかったように見えたんですけど?って尋ねたら(失礼!)

 「その必要はなかったよ.他のやつらが十分バトルしてたからね.あれでいいんだよ.皆すごかっただろ?」はっきりとは言われなかったですけど,微笑ましく他のミュージシャンを見守っていた,しかしバンドのサウンド自体は確かに山下洋輔のものだという自信にあふれた表情でした.

 演奏の最後は,「ミスティック・レイヤー」に収められている,セカンドライン系の「グルーヴィン・パレード」という楽しい曲でした.実はジャズバトル2007のCMのバックで流れていた曲なんですが,僕の廻りの人たちは「初めて聴くけどいい曲だなあ!」と口々に言ってました(ちょっと複雑(笑)).

 山下さんのバンドが終了して舞台は暗転しました.アンコールを求める会場の拍手は鳴り止みません!実はステージ上では楽器の準備なんかをしているので,これは何らかの演奏があるなというのはわかるはずなんですが,ずーっと皆さん拍手をし続けてくれてるんですね.

 そして,とうとう山下洋輔さん,渡辺香津美さん,吉田美奈子さんの3人がステージ上に姿を現しました.最後のスペシャルステージで演奏された曲はチャーリー・チャップリンの映画「モダン・タイムス」の挿入歌「スマイル」です.山下さんのピアノ,香津美さんのアコースティックギターをバックに,吉田美奈子さんが静かに歌い上げてコンサートは終了しました.

 ミュージシャンの演奏もさることながら,ミュージシャンをその気にさせるのはやはり聴衆の皆様です.演奏する側,聴く側,サポートする側が一緒になって創りあげることができた素晴らしいコンサートであったと思います.

 最後に,打ち上げの会場で上機嫌な山下洋輔さんとOJFの面々の写真をアップしておきます.皆,いい表情をしてるでしょ?

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 OJFに参加してくれた一人一人のおかげで,全イベントを無事に終了できました.出演者の皆さん,OJF実行委員・ボランティアの方々,そして演奏を聴きにきてくれた皆様,本当にありがとうございました.また,別な機会に皆様とお会いできるのを楽しみにしています.

 

 改めて,音楽,そしてジャズの神様に感謝です!! Tetsuya Ota..

2007-09-22

Listen to the sound of liberty!

 降りしきる雨の中,しろ地下広場を出て岡山市民会館へと急ぎました.市民会館スタッフは朝から準備していて,ずっと働きづめです.

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 OJF 2nd. stageのフィナーレに向かって刻々と時は過ぎていました.ただ,この悪天候ですから,実際に観客が集まるかどうか僕としては不安でいっぱいだったんです.

 しかし,その不安を一挙に吹き飛ばしてくれたのが,ジャズバトル2007出演者の熱い演奏でした..市民会館のメインホールへつながるドアを開けると,そこには...

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 渡辺香津美さんのトリオと吉田美奈子さんがリハーサルをしていたんですね.香津美さんのギターテクニックは言うまでもなく,トリオの生み出すリズムも素晴らしく,そこに吉田美奈子さんの眩惑的なボーカルが乗っているという,素晴らしい演奏でした.

 中でも,吉田美奈子さんの曲「Liberty」の演奏には,感動して思わず目頭が熱くなりました.

 

 Someday you'll see in your life

 The pain inside true love

 it's likely the rain on the day

 You were waiting to see your best friend

 But don't lose your heart

 Keep the love, just the way it is

 Don't be afraid, someday you can free

 Your heart and love

 

 Can you hear the voice of life

 Ev'ry moment on your side

 Do you hear the voice of life

 Listen to the sound of liberty

 

 Someday you'll feel in your hands

 The touch of the liberty

 It's like a stream at your feet

 You never know

 Till you're feel worn out

 So, don't lose respect

 Take the love, just the way you like it

 And don't hesitate

 Someday we'll free our souls with love

 

 Can you hear the voice of life

 Ev'ry moment on your side

 Do you hear the voice of life

 Listen to the sound of liberty

 

 ちょっと長くなりましたが,歌詞全部を引用させてもらいました.色々な障害にもめげず,ここまで頑張ってきたのは我々がこうしたいという気持ちに素直にやってきたからでした.誰に言われるでもなく,『自分の自由な意志=Liberty』で行動する,そんな思いを代弁してくれるような吉田美奈子さんの歌声でした.

 そしてその頃,雨の中,傘を差した1000人もの観客の皆様が城下交差点から市民会館を目指して歩いてきていました...

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止まない雨はない

 9月15日の「ジャズmeetsアート」を無事終了し,翌日はいよいよOJF 2nd. stageの最終日です.午前中は晴れ間ものぞく天気でしたが,昼過ぎてからは残念ながら雨模様になってしまいました.しろ地下広場は半地下のスペースで雨・風をしのげるのですが,オランダ通りの「コラボレーション・オン・ザ・ストリート」はいったいどうしているだろう?と思い,傘を差して行ってみました.

 そしたら・・・何と,降りしきる雨の中,赤田さんを含むミュージシャン達がテントの下で演奏していたのです!

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 そして,通りを挟んだスペースには焼鳥の出店などもあり,観客の方々がゆったり演奏を聴いておられました.まるで,雨が降ろうが降らまいが関係ないもんねっという余裕たっぷりな感じです.

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 このことを現場監督の赤田さんが,OJFのMLに書いてくれています.

 

 ここら辺り(午後1時台)から雨脚が本格的になってきました。

ステージに張ったテントにもだんだん雨水が溜まりだし、

漏れ出すところも出てきました(穴が空いていたわけではなく、

想定を超える雨脚に防水布地の設計がついていけなかった模様)。

棒などで溜まった雨水を突き出しつつの進行です。

テントの中は思った以上に暑く、そして特に湿気がきつく、

腕の毛に樹氷のような細かい水滴がびっしりつく有様でした。

楽器のみならず、PA等の電子機器にとっても危機的な状況でした

(この状況はイベント終了近くまで断続的に続きました)。

さすがに、このような状況までは予想していませんでしたが、

軟弱な?ミュージシャンならわが身と楽器惜しさに逃げ出すような環境の下、

参加者の皆さまも、オランダ通り関係の皆さまも、そしてお客さまも

辛抱して頑張ってくださいました。正直、関係者の周辺のどこからも

「中止」の声が上がらなかったのが不思議かつありがたかったです.


 今回のブログ記事タイトルはこの時の彼らのスローガンであり,かつ5分間の即興曲の題名でもありました.結果,演奏の最後まで雨は降り続きましたが,まさに「止まない雨はない」のです.それを信じて演奏を続けたミュージシャンと,サポートしていただいたオランダ通り関係者の方々には,心から敬意を表したいと思います.

 

 さて同じ頃,しろ地下広場では「しろちかジャズセッション」が行われておりました.全部で9バンド出演していただき,こちらも熱い演奏が繰り広げられました.雨にもかかわらず,演奏が続くに従ってだんだんに広場に人がたまってくるようになり,僕が行ったときにはかなりにぎわってましたね.

 

 ちょうど,OJF実行委員のOKZKさんが在籍している「エスキーナ」というラテンバンドが演奏してました.え〜感じのまったり感です.

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 次は「HARA-Show」で,サックスは仕事上の知り合い,ベースは大学の軽音楽部後輩,ドラムは通天閣スペシャルで一緒にやってるという,僕とは妙に縁があるバンドです.今年は特にジャズにこだわったということで,司会の早田さんも気に入っていましたよ.

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 今回から「しろちかジャズセッション」の時にドリンク販売をすることにしたんですね.ソフトドリンクは一杯100円!えぇーい,もってけ,ドロボー!みたいな値段でしょ.この写真では,バナナのたたき売りをしているように見えますけどね(笑).

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 実は,この受付に座っているIさんは,ミュージシャンとしても「しろちかジャズセッション」に参加しているんですよ.僕も含めて,OJF関係者であっても自分も演奏者として楽しめるというのがいいんです.イベントを支える側・演奏する側,両方を体験することで,どちらの立場のこともわかりますから...オランダ通り,しろ地下広場はそういう意味でも,OJFにとって大事なイベントです.皆さん,来年も是非来てみてください.出演も大歓迎ですよ!

2007-09-21

ジャズmeetsアート

 お迎え編で手間取ってしまい,なかなか本番まで来ませんでしたよね.ではでは,9月15日(土)にルネスホールで行われた「ジャズmeetsアート」の模様をレポートしましょう!

 会場にはすでに300名ほどのお客様が詰めかけていました.ほぼルネスホールの定員一杯の人数です!これからいよいよ始まるぞという緊張感が高まる中,ルネスホール内でお客様を待ちました.

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 イベントは定刻どおり始まり,まず司会の早田さんがステージ上へ..そして挨拶のために僕もステージへ上がりました.右目が赤目だったので薄い色のサングラスをかけていたのですが,幸いアンケートで「キモい!」と書かれたものはなかったです(笑).

 とりあえず,早田さんとかけあい漫才みたいな感じで少しだけ笑いを誘った後に,まずは「ミタタケ」(ミタさんとタケさんなので)というハーモニカとギターのデュオの演奏から始まりました.曲目はセンチメンタルジャーニーだったのですが,なかなかいい味を出してましたよ.僕の廻りにもミタタケかわいい!!という意見が多かったですね.

 そして,1曲終了後にいよいよ今宵の主役,山本容子さんが登場されました.Jazzingの銅版画をステージ上のスクリーンに映し出して,それを元にジャズ,銅版画にまつわるお話をしてもらいました.

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 Jazzingはジャズのスタンダード曲にちなんだ銅版画集なので,一枚ずつ説明されるたびに山本容子さんが鼻歌でちょっとだけ歌われるんですよね.♪gonna take a sentimental journey♪って感じで・・これがまたいいんですよ.ちょっとだけよ〜〜(カトちゃんふう)っていうわけじゃないけど,もっともっと聞きたくなりました.会場のお客様もじっくりお話に耳を傾けたり,またくすっと笑ったりで楽しい講演会でしたね.

 最後にもう一度「ミタタケ」のお二人が出てきて演奏をしたのですが,舞台の右袖にいた僕の隣に山本容子さんがやってきて,二人で聴き入ってました..なんか,いい時間だったですね〜〜.本当に,どうもすんませんって感じです.

 

 休憩を挟んで,次は山下洋輔さんの登場です.さすがにジャズマスター,ステージに登場するだけでうわーっと拍手が鳴りました.やっぱりオーラがあるんですよ.最初は喋りつつピアノを弾きながら,ジャズを分かりやすく解説してもらいました.皆,ふんふんとうなずきながら聞いてましたね.そして,だんだん山下さん自身もノってきたのか,普通はやらないんだけど今日は特別にとアナウンスされて,ジョージ・ガーシュインラプソディー・イン・ブルーをがんがんに弾かれました!!

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 これにはまいりました!!まさに脱帽です!!ピアノの一音一音がすごくきれいで,きめ細やかなんですね.ジャズっぽく,また山下洋輔さんらしく随所に不協和音の固まりが入れてあるんですが,それが全然不快じゃないんですよ.必要なところにスパイスのように,その不協和音が入れてあり,聴いてるとだんだんやみつきになります.この演奏が終わったときには,会場中から割れんばかりの拍手が沸き起こりました.後で,副委員長のOKMTさんとも話したのですが,ルネスホールであんな拍手を聴いたのは後にも先にも山下洋輔さんだけです.

 それに気分をよくされたのか,上機嫌でお話もされて「あ,今何時になったのかな?時計を持ってこなかったからなぁ」とステージ上で言われました.ちょうどルネスホール後方にいたイベント責任者のYMMTさんがすかさず,「8時30分です!」と叫びました.たぶん本当は「ブラボー!!」と叫びたかったに違いないです(笑).YMMTさん,一世一代のかけ声でした.

 それで,もう1曲演奏された後,最後の曲はラベルの「ボレロ」です.一台のピアノがまるでオーケストラのように鳴っていました!圧倒的な演奏でしたね.そして,淡々と同じフレーズが繰り返される「ボレロ」の最後に,オーケストラがぐわーっと盛り上がってくるところがあるでしょう?そこです!まさにそこで,

 

 「グワーン♪♪」(言葉では書けません)

 

 

 きたー!!ここできたか!山下さんの鍵盤肘打ち!しかし,すかさず最後のダダダダダダンっていうメロディーをきちんと弾かれて「ボレロ」が終わりました.会場はもうブラボー!!状態です.僕も我を忘れて拍手してました.舞台右袖で聴いていた山本容子さんも立ち上がって拍手してました.

 最後に山下洋輔さんと山本容子さんがステージ上に揃われて,しばしお二人で歓談されました.夢のような対談が今ここに実現したのです!

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 僕もちょっとウルウルしてしまいましたね.打ち上げでも言われていたのですが,お二方とも,名字に「ヤマ」がついて,名前に「ヨウ」がつくんですよ.僕も山下洋輔さんに言われるまで気にとめていなかったのですが,「ヤマ・ヨウ」コンビを思いついてくれてありがとう!これまで誰も考えつかなかったんだからねとお褒めの言葉をいただきました!!

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(打ち上げでの記念写真です) 

 出演者のお二人に殊の外喜んでいただいて,僕も本当に嬉しかったです.夢を見ていると,いつかはかなうんだ,そんな気持ちになれたジャズmeetsアートでした!

2007-09-20

はじめてのお迎え(山本容子編)

 (続く)と書いた以上,山本容子さんのお迎え編を書かないといけないですよね(笑).その前に,ちょっと宣伝させてください.この週末にある「秋の桃太郎祭り」には実はOJFも協力していて,9月23日(日)の午前10時から岡山天守閣前広場にて,ジャズライブ(無料)が行われます.今年の後楽園幻想庭園にも出演していただいた2グループ:10:00AM~ペイジワンジャズオーケストラ,11:00~フェリーぺ中村ワールドジャズアンサンブルが演奏します.

 そして,12:00~オオタテツヤカルテットなんですが,何を隠そう僕のバンドです(笑).以前にやっていたジャズ系のバンドで,今回は全編僕のオリジナル曲を演奏します.通天閣OJFスペシャルの時とはまた全然違う感じなので,お暇があれば岡山天守閣前広場まで来て応援してくださいね!!

 

 それで,「お迎え」編に戻らないといけないですね.山下洋輔さんのお迎えで我が身の非力さを痛感した僕は,秘策を巡らしました.たぶん自分だけではダメだ・・また同じ事の二の舞になる・・それならば,助っ人を頼むべきだ・・・と考えたわけです.

 僕と山本容子さんの間に入ってくれる人物となると,OJF実行委員会の中に思い当たる女性が二人いました.AさんとFさんです.どちらも美術関係に強く,なおかつ物腰も柔らかで話題も豊富です(OJFには色々な人材がいるんですよ,ピース!).名付けて「くのいち」戦法です(笑).

 ただ,Aさんはジャズmeetsアートの当日運営で忙しそうだったので,その日に仕事の都合があって少し遅れてくる予定だったFさんに頼むことにしました.ちょうどジャズバトル2007のために渡辺香津美さん,吉田美奈子さん御一行も同じ便で到着予定だったため,『焼肉のことなら俺に訊け』の実行委員Hさん,ボランティアのOさんらとともに岡山空港へ向かいました.

 山下さんの時と同様,またドキドキもので待っていたのですが,まず,いかにもミュージシャ〜ンという風貌の一団が姿を現しました.渡辺香津美さん御一行です!楽器の運搬もあったため,渡辺さんの送迎は焼肉ならHさんにお任せして,僕とFさんは山本容子さんをそのまま待ちました.

 しばらくして,さわやかな白い服に身を包んだ山本容子さんが出てこられました.こちらも明らかにアーティストという雰囲気をただよわせており,すぐにわかりましたね.急いでかけより,「お,お,おかやま,ジャ,ジャズフェスティバルのものです」と幾分緊張気味にご挨拶をし,「お荷物は・・・?」と尋ねると,「いいわよ.軽いんだし,自分で持って行くから」と素敵な笑顔で答えられたんですね!!(はっきり言ってこの笑顔にはノックアウトされました,ハイ)

 これはいい滑り出しだ!と思いながら,僕の車に乗ってもらって駐車場を出たのですが,すかさず山本容子さんが「わたしも,このCD持ってるわ.これ聴きながら作品つくったりもするのよ」と言われたんですね!山本容子さんのために用意したBGMのCDがこれです.

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 ボサノバ歌手:アストラッド・ジルベルトのベスト版「イパネマの娘」です.けだるーい感じのボーカルが,とても心地よい気分にさせてくれます.山下洋輔さんのお迎えでは撃沈してしまいましたが,今回は「ゲッツ!」(ダンディ坂野ふう)でしたね!

 それで舞い上がってしまった僕は,恥ずかしながら空港を出る道を間違えたりもしたんですが,Fさんの仲立ちもあって終始なごやかに会話をしながら一路岡山市街へと向かいました.「くのいち」戦法,大成功です!

 山本容子さんは本当に気さくな方で,後部座席から身を乗り出して話をしてくれるんですよ.これからグループで旅行に行くんだよみたいな感じで,バックミラー越しに山本容子さんのお顔を拝見しながら運転するのなんて,副委員長のOKMTさんや事務局長のYMMTさんが聞いたらくやしがるだろうなあ〜〜と秘かに思ったのであります.本当に,どう〜もすんません(林家三平師匠ふう,これも古い!)(笑).

2007-09-19

はじめてのお迎え(山下洋輔編)

 ジャズmeetsアートの方は準備も万端となり,後は今宵の主役お二人をお迎えに行くという大役が待っておりました.何をかくそう,過去5回OJFイベントをやっていながら,僕はミュージシャンのお迎えをしたことがなかったのです.企画立案,そして街頭イベントを中心に担当していたのがその理由なんですが,今回は他の実行委員の方々には皆きちんとした仕事があって,現場を離れてお迎えに行くことができるのは,実行委員長の僕と副委員長のOKMTさんだけだったんですね.

 OKMTさんは元々ジャズフォーラム岡山という団体で,ジャズコンサートを自主企画開催していたのもあって,こういう経験は豊富なんですよ.しかし,僕は本当に「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめてのお迎え」で,おでこに初心者マークでもつけて行きたいような気分でした.

 だいたい,初対面の人には無愛想で,気の利いた話のひとつもできない僕にお迎えなんかできるの?と不安を感じつつ,まずは山下洋輔さんとマネージャーさんを岡山駅へお出迎えに行きました.OKMTさんは既に到着しており,電話をすると「あー,地下街の本屋で時間をつぶしとりますー」という,余裕綽々の声であります.

 僕の方は,入場券を買い,自動改札を通過したところで今か今かとそわそわしておりました.早くホームに上がろうとすると,現れたOKMTさんは「まだまだくりゃーせんから!ホームに上がると暑いから,もうちょっとしてから行きましょうや」と,のたまわれました.「この暑いのにスーツを着てるからでしょ,僕みたいにTシャツ着ないと」などと軽口をたたきながら,10分ほど小休止してホームへ行くと,新幹線のぞみ」がするするとホームへ入ってきました.やばい!ぎりぎりだ!とあせっていたら,実は1本前の「のぞみ」であったことがわかり,幾分ほっとしました.

 OKMTさん曰く,「こうやってミュージシャンを待っている時間がたまらんのよなあ.新幹線から降りてくる瞬間まで,本当に来てくれるんかなあという不安感があるんだけど,ドアが開いて出てくる姿を見ると,すんごい嬉しくなるんよ.」緊張していた僕は話半分に聞いていましたが,実際に山下洋輔さんが新幹線から出てこられたときには,すんごく嬉しかったです!わー,山下洋輔だ!!と,成田空港ヨン様を待ち受けるミーハーおばさんのようになってしまいました(笑).

 しかし,そんな僕を尻目に百戦錬磨のOKMTさんは,山下洋輔さんの元にすーっとかけより,「せんせ,お荷物をお持ち致します」と,まるで必殺仕事人のような手際のよさで山下さんのキャスター付きのスーツケースを受け取りました.慌てた僕も,「あ,あ,あ,ぼ,ぼくもて・・手荷物をお預かりいたします」と何とか口にして,黒いバッグを受け取ったのですが,うわー!これが重かったんですぅ.スーツケースの方が全然軽くて,それはないよー(ダチョウ倶楽部ふう)って感じでした(笑).

 駐車場まで案内して,山下さんとマネージャーさんを僕の車にお乗せしました.道中,どんなBGMをかけたらいいだろう?ピアニストピアノトリオもなあ..かといって管楽器主体だとやかましいかもなあ..と悩んで,結局僕がチョイスしたのはハービー・ハンコックの「GERSHWIN'S WORLD」です.

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 山下さんはジョージ・ガーシュインの曲をソロやオーケストラなどで演奏されていましたから,ハービー・ハンコックガーシュインを演奏しているのは,ちょっといいかも?と考えたわけです.

 しかーし,山下さんは車に乗るなり,いきなり両耳にイヤホンをつけられたんですよ!!いかん!これはBGMなんかはいらないという意思表示なのではないだろうか!!あせった僕は,すぐにカーステレオの音量を絞り車内は無音の状態で,マネージャーさんと今回のイベントについて会話をしてました.そしたら,イヤホンをしたままの山下さんが,いきなり「それはねー,きっとそうなんだよ.ワッハッハー」と会話に絡んでくるんですよね.

 僕は青ざめました..イヤホンして音楽聴いてたんじゃなかったの??山下さぁん,どうして?どうして?おせーて!(カトちゃんふう)混乱した僕は,何とか会話をつなぎながらホテルへお二方を送り届けました.

 トランクを開けて荷物を出そうとすると,またそこには必殺仕事人のOKMTさんが待ちかまえており,「ささ,せんせ,お荷物をどうぞ」とまた先手をとられてしまいました(トホホ).お二方は無事にチェックインを済まされましたが,一仕事終えたという安堵感よりも,言い様の知れぬ疲労感を僕は感じておりました.この次は山本容子さんのお迎えだ...いったいどうしたらいいだろう??やはり僕ではダメなのか??全くイベントとは関係ないところで,茫然自失状態でありました...(続く)

2007-09-18

ジャズmeetsアート前夜〜当日まで

 さて,早速時系列順に2nd. stageを振り返っていきましょう.まずは,ルネスホールの「ジャズmeetsアート」の前夜準備状況からです.

 今回は,イベント一週間前からルネスホール内「公文カフェ」に山本容子さんの作品を8点展示していました.この赤壁の制作者は,仮面の忍者赤影」ではなく(この駄洒落はちょっと古すぎますね)イケメンサンドイッチマンのTさんということは前にご紹介しましたよね.

 イベント当日には,ルネスホールの正面入り口から左側の壁を全て赤影ならぬ赤壁にするべく(しつこい!)前日,新たな赤壁を設置しました.

 倉庫からTさん作の赤壁を皆でエイッサホイッサと持ってきて,全部をひとつに組み合わせます.

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 そして,斜めにたてかけた赤壁をぐいっと壁に押しつけて,天井に圧迫するような形で固定します.

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 これで,釘の1本も打つことなく,ルネスホールの壁が全て赤影(ちがうって!)じゃなくて赤壁になりました.まるで,最初っからこうだったっけ?みたいなすっきりした感じです.山本容子さん事務所:オフィス・ルカス専属デザイナーのNさんも東京から到着され,このできばえに満足していただけました.我々一同,ほっと胸をなでおろしました.まあ,今更ダメだしされても遅いんですけどね(笑).

 同時並行的に,ホール内にステージを設置して,そこに反響板(これもTさん作です)を設置しました.一連の作業をしてくれたのは,真ん中に写っている事務局長Yさんと7人のサムライならぬボランティア&実行委員の面々です!

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 偶然かもしれませんけど,左半分にイケメンが揃っているような感がなきにしもあらずですね(笑).逆に言うと,右側に味だし系メンがそろっていうようにも思いますけど...でも,こうやってみると,OJFの男性チームも案外いいでしょう?私たちと仲間になりたい方は,事務局までご連絡くださーい!(ムリムリ)

 

 そして,一夜明けていよいよ,この赤壁に作品展示を行いました.山本容子ジャズ絵本「Jazzing」から13作品,そのうち一点は山本容子さん自らが銅版画を刷って彩色した原画です.作品の横には,「Jazzing」のタイトルとサイン,そして山本容子さんの顔写真と略歴という,いかにも展示会らしい雰囲気になってきました.

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 僕も,ジャズmeetsアートの企画者ということで,このタイトルの前で記念撮影をしました.実は左目が赤目なんですが,嬉しそうな顔してますよね(笑).ようやくここまでたどり着いたかと思うと感無量でしたね.ちなみに僕が着ているのは昨年のOJF5オリジナルTシャツです.赤のバックに黒のTシャツが映えてますよねー.これで,もうちょっとイケメンだったら,山本容子さんの顔写真の横にぴったりなんですけどね,残念!ジャカジャン,(これも古いけどサムライつながりということで赦してくだされ!)

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 では,お次をお楽しみに!!

2007-09-17

OJF6 2nd. stage無事終了!

  8月の1st. stageと,9月15,16日の2nd. stageのOJF6全日程を昨日終了しました.ルネスホールでの「ジャズmeetsアート」,市民会館での「ジャズバトル2007」,どちらも大盛況でなおかつ素晴らしい演奏を聴くことができました.

  また,雨天ではあったものの,オランダ通りでの「コラボレーション・オン・ザ・ストリートvol.6」,しろ地下広場での「しろちかジャズセッション」にも多数のお客様にご来場いただきました.

  特に大きなトラブルもなく,個人的には大成功!と言ってもいいんではないかと思っております.協力いただいた実行委員・ボランティア,関係各社のスタッフの皆様,そして何よりそれぞれの会場に出演していただいたミュージシャンの方々には厚くお礼を申し上げます.本当にありがとうございました!!

  たった二日間ではありましたが,色々な出来事がありました.得難い経験をすることもできました.多くの人に助けられ,このOJF6イベントをつつがなく遂行できたことに,ただただ感謝するばかりです.

  また,山下洋輔さんや山本容子さんをはじめ,出演アーティストの皆様からは暖かい言葉をいただきました. 記憶の許す限り,その言葉を皆様にお伝えしたいと思いますし,また僕の目からみたこの二日間の2nd. stageのことを,今後少しずつ記事にしていきたいと思います.

  貴重なカメラショットも沢山あります.OJF6に参加いただいた人も,そうでない人も,アフターイベントの楽しみとして,しばらく僕と一緒につきあってください.今度は毎日ブログ更新というわけにはいかないと思いますが,必ず書いていきますので...

 そして,「ジャズmeetsアート」のきっかけとなった,昨年のルネスホールでのイベントに参加していただいた鉄筋彫刻家の徳持耕一郎さんが,昨晩の「ジャズバトル2007」の演奏風景をスケッチしてくれてます.演奏を聴きながら即興的にペンを走らせた,徳持さんならではの作品で,昨晩OJF実行委員会へということでいただきました.最後に,その作品をアップしておきます.

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 音楽,とりわけジャズの神様に感謝!!

2007-09-14

雨ニモマケズ 風ニモマケズ

 いよいよOJF 2nd. stageも明日になりましたね!再度,二日間のスケジュールを書いておきます.

 明日,15日夕方からはルネスホールで「ジャズmeetsアート」,16日午後からは,しろ地下広場で「しろちかジャズセッション」,オランダ通りで「コラボレーション・オン・ザ・ストリート」,そしてフィナーレを飾るのが岡山市民会館の「ジャズバトル2007」です.

 おかげさまで「ジャズmeetsアート」に関しては,チケットはほぼ完売のため,15日午後5時から当日券を少しだけ販売する予定です.もし,ご来場いただいてもチケットがない場合がありますので,ご容赦ください.もし,ホール内に入場いただけない場合でも,山本容子さんの作品は観覧できますし,グッズも購入できますからね.

 「ジャズバトル2007」の方は,市民会館の2階席ならチケットをまだ用意できます.当日券は16日午後4時30分より販売しますので,まだお買い求めいただいていない方は市民会館まで早めにお越しくださいね.アンコールでは,ここでしか見られないメンバーでのサプライズ演奏があるはずですから!

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 「しろちかジャズセッション」は,昨年のイベント写真が本日の山陽新聞の特集ページに掲載されています.ビールを含むドリンク類も販売予定ですから,日曜の午後に少し一休みしながらライブ演奏を聴いてみてください.

 オランダ通りでは,赤田さんを中心としたストリートミュージシャンの演奏が繰り広げられます.天候に若干不安がありますが,赤田隊長は「雨天結構,雨天決行!」と言っておられましたから(すみません,当て字は僕の仕業です),何が何でもライブはやります.カッパを着てでもやると思いますから,是非応援に来てください!

 

 OJF6:第6回おかやまJAZZフェスティバルの進行状況をリアルタイムで案内しようと思って,このブログをつくったのが今年の2月初めで,OJFに関する最初の記事を書いたのが2月13日でした.それから,約7ヶ月...ようやくここまでたどりついたかという感じです.まだ細々とした不安要素や,予想ガイなことがあるのですが,何とか乗り切っていきたいと思います.皆さん,ご協力をお願いします.

 

 それから,9月に入って「OJF6 2nd. stageのために毎日ブログを書くぞ!」と宣言してから本日まで何とか毎日ブログ更新をしてきました.途中,脱線もしているのですが,我々OJF実行委員会の気合いとやる気,そして何とかイベントを成功させたいという思いを少しでもわかっていただければと思います.明日からはイベント本番なので,しばらく更新できないと思いますが,今度の記事には「大成功でした!ありがとうございます!」と書けるよう,皆さん応援を宜しくお願いします!

 

 さて,今日の記事の最後に,宮沢賢治の有名な詩を引用したいと思います.別に週末の天候のことばかり心配してるわけじゃないですよ(笑).一人のボランティアとして,ここまでやってきた心境を言い表しているように思うので...では,また!

雨にも負けず 風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち

欲はなく 決して瞋(いか)らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずに

よく見 聞きし 分かり そして忘れず

野原の松の 林の蔭の 小さな茅葺きの小屋にいて

東に病気の子供あれば 行って看病してやり

西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば つまらないから止めろと言い

日照りのときは涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにデクノボーと呼ばれ

ほめられもせず 苦にもされず

そういうものに 私はなりたい

2007-09-13

ウサギの目

 二日続けてマジなこと書いてしまいましたねー.真面目に書くと,(笑)とかが入らなくなるんですよ.毎日書いてると,あまりノッてないときにでも文章を書くじゃないですか.だから,タイムリーなことがあると,とつい真面目になってしまうんですよね.じゃあ,今日はおもしろいことを書くのか?と言われるとそうじゃないんですよ.昨日,僕の身体に起こったちょっとした異変について今日は書きます.

 一昨日の火曜日はイベント前の最後のOJFミーティングでした.皆,活発な議論をして終わったのが夜の10時半..遅い夕食を食べた後に,事務局長のYさんからいただいた中銀本店前での「通天閣OJFスペシャル」と「鳥越啓介トリオ」のライブDVD(著作権の問題があり,公開できないんです.スンマセン.出演者には配っています)を見たんですね.いつもフリーフライトさんにお世話になっているのですが,音も映像もきれいに撮っていただいてて,なおかつきちんと編集してあるので,楽しみながら見ることができました...というわけで少し寝るのが遅くなりました.

 翌日朝6時半に起床をし,洗面所でボケボケの自分の顔を見てみると,右目の白目の部分が赤く染まってました!前にも一度経験があるのですが,医学的には「結膜下出血」といいます.結膜(白目の部分)下の小さい血管が破れて出血したものです.

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 イラストで描くとこんな感じです.眼底出血なんかとは違って,視力低下や視野狭窄をきたすことはないんですが,見た目はおどろおどろしく見えます.かわいく言うと,「ウサギの目」みたいで,「うさちゃんって呼んでね」とも言えるんですが(ムリムリ),悪く言うと「番町皿屋敷」のお菊さんみたいに,「いちまーい,にまーい」と皿を数えながら目のなかに炎が燃えてるように見えるんですよ(笑).

 

 結膜下出血の原因は,疲れ,ドライアイ,飲酒などなどがあり,最近の僕は全て当てはまっておりました(○○の不養生ってやつです).だいたい1〜2週間程度でこの赤目は治るんですが,困ったことにOJFイベントが明後日からなんですよねー.おまけに「ジャズmeetsアート」では簡単な前振りの挨拶をしないといけないので,さてどうしたもんかと考えております.

 浜崎あゆみも以前になったことがあるらしく,その時には大きめのサングラスをかけて出てきたそうです.僕も,屋外なら紫外線よけのために,ステージ上で演奏するときには照れ隠しのために(笑)サングラスをかけていますが,芸能人でもあるまいし舞台挨拶にサングラスをかけて出るわけにはいかないっすよね.そんなことをしたら,女性を中心とした山本容子さんファンのお客様に,「なによ!あの人.変な人!」とか,「なんか勘違いしてるんじゃない?素人のくせして」とか絶対思われますよね.

 眼帯なんかをしていくと,どこかの農林水産大臣みたいに「なんかあったのよ.ぜったい」とか,「誰かに殴られたのかしら,こわいわね」とか思われますよね.まさか,「風林火山山本勘助みたい.さすがサムライね!」とか思ってくれる人はいないでしょう..

 ただ,片目が赤目のままで(そんなには目立たないんですがねー)出て行って,「きもちわるーい」とか「そんなんで出てこないでよねー」とか心の中で思われるとさすがの僕も傷つきます(笑).今回はイベントに関するアンケート用紙を配ろうと思っているので,「あの最初に挨拶に出てきた人がキモい」とか感想で書かれたりすると,ちょっと立ち直れないっすね.どこかの首相みたいに,心労が重なっていきなりOJF委員長を辞任してしまうかもしれません(笑).

 というわけで,赤目の状況を見つつ,周囲の実行委員とも相談して明後日どのようにするか決めたいと思います.いずれにせよ,「妙なやつ!」って思わないでくださいね.ちゃんとした医学的理由があるんですからねー!!

2007-09-12

バードランドよ永遠に

 今朝,新聞報道で70〜80年代にかけての代表的なジャズフュージョンバンド「ウェザー・リポート」のキーボーディストであるジョー・ザヴィヌル氏の訃報を知りました.昨日,ブログを書いている時に渡辺香津美さんのアルバムに続いて,ウェザー・リポートの「8:30」(エイト・サーティー)(79年)というライブアルバムを聴いていました.これも何かの縁だったのかなあと思います...

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 ウェザー・リポートというとジャコ・パストリアスの存在を抜きにしては語ることができないのですが,ジョー・ザヴィヌルが残した数々の名曲の中で最も有名なのは,「Birdland」(バードランド)でしょう.後にマンハッタン・トランスファーが歌入りでカバーしてますが,サビのメロディーが特徴的ですよね.

 YouTubeにジャコとドラムのピーター・アースキンがいた頃の演奏がアップされています.(なぜか,二人ともが上半身裸なんですけど・・)

D 

 あらゆる言語でコメントが寄せられているんですが,その中で印象的だったのは, 

hey joe..see you under better skys...

the weather report of today was so boring..

i knew that something is happening ...

a bad news coming...

 バンド名と今日の天気予報とをかけた詩的な追悼コメントでした.それから,

Bye Joe.. Thanks for Music!

Say hi to Miles and Jaco.. Godspeed

 天国にいるマイルスとジャコによろしくってことですよね.僕もちょこっとコメントを書いておきました.

 

 音楽って刹那的なものだから,目前で繰り広げられる演奏こそ素晴らしいとパンフには書いたのですが,こういう名演奏がネット上で情報化され,それが全世界の人々の元に渡り,いつまでも人々の心の中で生き続けていく..本当に語り継ぎたい音楽には,そんなeternity(永遠)をプレゼントしてもいいんじゃないかと思いました.

 

 あ,それから天上のジョー・ザヴィヌルさん!今週末の天気はどうでしょうか?大事なOJFイベントがあるので,Heavy Weatherだけは勘弁してくださいね!!

2007-09-11

80年代から今へ

 16日の「ジャズバトル2007」まで後5日になりましたねー.今回は,OJF6パンフレットに書いた「iMusic Life」という文章にも重なる1980年代の追想と渡辺香津美さんについて書きますね.

 実は,今「Mo'Bop / Kazumi Watanabe New Electric Trio」というCDを聴きながら書いてるんですよ.このMo'Bopシリーズは現在第三作目まで出てます.近年,香津美さんはアコースティックソロギターによる「Guitar Renaissance」(I~IVまで)というシリーズもライフワークにしてます.ただ,今回の「ジャズバトル2007」では,僕がエレクトリックでお願いしますとオファーを出したので,Mo'Bopに近いサウンドになるんじゃないかと思ってます.

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 もちろん,香津美さんのアコースティックギターも大好きですよ!また別なコンサートを企画したいなとも思ってるくらいです.だけど,香津美さんが日本の音楽シーンに大きな影響を与えた80年代の雰囲気を継承しているMo'Bop系の音を今回は是非聴いてみたかったんですよね.

 パンフレットに「OKAYAMA MOON」さんが香津美さんヒストリーを詳しく書いておられますから,このブログにはあまり詳しくは書きませんが,坂本龍一さんと競演した「KYLYN」(79年),大ヒット曲「Unicorn」収録の「TO CHI KA」(80年)から始まる活躍は素晴らしいものでした.毎年1枚くらいのペースでアルバムを発表して,そのどれもが魅力にあふれていました.実は,僕もこのころのアルバムをかなり持ってます.ただ,これらのほとんどがレコード(LP)としてなんです・・・

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 CD(コンパクトディスク)のソフトとプレイヤーが日本で発表されたのが1982年です.以降,86年を境にCDの売り上げがLPを追い越し,90年に入ってからはほとんどLPは生産されなくなりました.

 そのころジャズ界はというと,マイルス・デイヴィスが71年に「ビッチェス・ブリュー」を発表し70年代はフュージョンジャズの幕開けだったんですね.ジャコ・パストリアスがウェザーリポートに加入したのが76年,70年代後半は,フュージョンの爛熟期といってもいいと思います.同時期に日本でも様々なジャズ・ロック・ポップスの融合(フュージョン)が様々な形で試みられるようになってきました.その中で彗星の如く現れたのが渡辺香津美さんだったんですね.

 個人的に好きなアルバムは「GANESIA」(82年)でした.特に一曲目の「RIBOJ」という曲は変拍子のメロディアスなギターリフから始まるクールな曲で,僕も当時コピーしてバンドで演奏してました.香津美さんはギタリストとしても超絶技巧の持ち主ではありますが,作曲家としても素晴らしいんですよね.奇抜なタイトルとともに,様々なエッセンスが入った曲は今聴いてもまったく古さを感じさせません.

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 自分の話をすると,僕は88年に大学を卒業して広島の病院へ研修医として赴任しました.その時にはLPではなく既にCDの時代になっていて,岡山を出発する際に沢山のLPレコードを全部実家に置いていくことにしました.新しくCDプレイヤーを買い,ソフト類はCDとカセットテープのみ広島へ持って行きました.自分の人生の新たな1ページをこれから始めようみたいな気持ちもあったんですね.

 ですけど,すり切れるくらい聴いたLPレコードとともに,結果的に学生時代の思い出も郷里に置いてきたような形になっちゃったんです.そして,ちょうどその頃フュージョンジャズの時代もほぼ終わりを告げようとしていました.マイルス・デイヴィスが91年に亡くなり,ジャズ界の帝王もいなくなりました...

 今回の「ジャズバトル2007」で,けっして昔を懐かしんで香津美さんを聴きたいわけではないんですよ.勿論その後も様々な活動をされているわけですしね.でも,LP, CD, 今はMP3ダウンロードと音楽の流通形態が変わるにつれてリスナーにとっての音楽に対する接し方も変わってきますよね.その中で,その時々の生活状況も相まって,僕のように自分の中にある大切なものをどこかに置いてきたように感じることはないですか?

 二人のジャズマスターの演奏を通じて,古くて新しいもの,そしてけっして古びないもの,どこかにしまってあったけど以前と同じ輝きを持つものなどを再確認し,それとともにジャズマスターが「今」を生きつつ新しい音楽を創り出している姿を目撃できたらなあと思っています.LP, CD, MP3の中に封じ込められた情報としての音楽ではなく,今まさに目前で創りあげられるかけがえのない音楽を通じて...これも,僕が考える今の「iMusic Life」です.

2007-09-10

ジャズdeヘルシー

 土曜日から日曜にかけて連続して日直・当直で,当直明けにも色々あっために,昨日は家に帰るのが遅かったんですよね.(その割には,ちゃんとブログ更新しているのがえらいでしょ(笑).武士ですからね!)帰宅してから,そういえば,もう一回新聞にOJF6広告が出るの,そろそろかなあと思って山陽新聞を探してみました.ずっと見ていっても見あたらないから,まだなのかなー?と思いつつ,もう一つ別な挟み込みがあるのを発見しました.「山陽子ども新聞」です.

 これは,文字通り子供向けの別立ての新聞なのですが,小学生くらいの子供記者が実際に取材をして記事を書いたりしてるんですね(パチパチ).未来の新聞記者ニュースキャスターなんかが輩出されるかもしれません.なかなか頑張って書いてるじゃんと思いながら微笑ましく見ていると,何と!この子ども新聞にOJF6の広告が掲載されているじゃぁ,あーりませんか!(チャーリー浜ふうに読んでください)おまけにカラーだよ,全員集合!(いかりや長さんふうに読んでください)

 前回の新聞広告は白黒だったので,ちょっと寂しい感じがしましたが

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 今回のカラー広告は大変見栄えがいいです.

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 「ジャズバトル2007」の文字背景が赤,「ジャズmeetsアート」が緑,「しろちかジャズセッション」と「コラボレーション・オン・ザ・ストリート」が紺色と,イベント毎に色分けされていて,大変見やすいです.そうか,こういうデザインだったのねと改めて思いました.

 「子ども新聞」は写真などが全部カラーなので,たぶんこのカラー誌面に便乗させてもらったんでしょうね.山陽新聞社さんのご厚意に感謝です!

 ただ,ちょっと気がかりなのは,ジャズ好きな人がこの「子ども新聞」を読んでくれるかどうかですね(笑).最近興味深い新聞記事を読んだのですが,以下に引用してみます.

 

 「ロックスターの悲劇」

 今年、没後30年を迎えた米ロック歌手エルビスプレスリーら、北米欧州で1956〜99年に有名になったロックやラップなどのミュージシャン100人の享年や死因を調べたところ、売れてから5年以内の死亡率が、同じ年齢、性別、人種の一般人の約3倍に上ることが分かった。英リバプール・ジョン・ムーアズ大の研究チームが4日、英医学誌の電子版に発表した。

 スターの平均死亡年齢は北米で42歳、欧州で35歳。売れてから3〜25年後では、死亡率が1.7倍だった。ロックスターは短命との印象があるが、数字で裏付ける調査は珍しい。

 

 ・・・だそうです.確かにロックスターはねぇ.僕の大好きなQueenのボーカリスト,フレディー・マーキュリーも短命でしたからね.しかし,ジャズミュージシャンも同じようなものです.チャーリー・パーカーは35歳,バド・パウエルは42歳,ウィントン・ケリーは40歳,ジョン・コルトレーンは41歳で亡くなっています.

 ということは,ジャズは大人の音楽だ,夜だ,酒だ,煙草が似合うんだ・・・みたいな不健康なことを言わず,ちゃんと「子ども新聞」みたいな健康的な誌面を読んで,おかやまJAZZフェスティバルに出かけましょう!という,有り難いご配慮がこの広告にはあったのではないでしょうかっ!

 今回の「ジャズバトル2007」に出演していただくジャズマスターお二人はというと..山下洋輔さん66歳,ピアニスト歴48年,渡辺香津美さん54歳,ギタリスト歴36年です.まさにマスターですよね.やっぱり健康じゃないと,いい音楽は創れないですからね.来年は「ジャズdeヘルシー」と銘打って,健康的なジャズフェスティバルを目指しますかねー.といっても,今がけっして不健康なわけじゃないですけど(笑).

2007-09-09

銅版画のお勉強

 さてさて,昨日は少し脱線してしまいましたが,書きたかった内容というのはですね.「銅版画ってどんなだろう?」ってことなんですよ.そんな,銅版画展を企画しておいて,今更それはないだろう!と怒られるかもしれませんね(スンマセン).ただ,葛飾北斎写楽などの浮世絵でもそうですが,我々が見るときの版画ってすでに「絵」になってるじゃないですか?正直言って,ある特殊な技法やタッチで書かれた絵っていう感じがするんですよね.

 山本容子さんの銅版画も,独特の風合いがありますよね.(作品はホームページ上のweb美術館で見ることができます)今回も「ジャズmeetsアート」に「Sing, Sing, Sing」(ポスターの背景になってるもの)の原画を展示していただくことにしているんですが,この原画って絵に描いたものなの?あるいは銅版画で刷った本当のオリジナルなの?と漠然と疑問に思ってました.

 それに,よく考えてみると版画って自分が彫ったイメージと,刷りあがったものって左右が反対になりますよね.いわゆる鏡像ってやつです.小学生の頃に年賀状をつくるのに芋版を作ったことがありますが,「賀正」と彫るのですら,めちゃめちゃ難しかったのを覚えています.でも,山本容子さんの「Jazzing」にはジャズのスタンダード曲の歌詞が銅版画の中にちりばめられていますから,もしかしてこれ全部文字を反対に彫ってるわけ?と素人ながらの疑問が湧いてくるわけです.

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 先日,「ピカソ展」を見に行ったときも,ピカソが沢山の版画を作っていたのを初めて知って,かなりびっくりしました.描かれているのは,ちょっと教育上よろしくないような内容が多かったのですが(笑),あれだけの絵を描いて,なおかつ陶芸・版画までするとは・・と天才の仕事に感心した次第です.

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On-Line Picasso Projectより引用)

 で,また元に戻るんですが,銅版画ってどうやって作ってるんだろう?ただ絵を描くのと違って面倒な工程がが沢山あるのじゃないかなと素朴に思ったんですね.そういう疑問に関して,山本容子さんがホームページにてご自身の銅版画制作過程をアップしてくれています.リンクはこちらなので,こちらも是非事前に目を通しておいてください.

 実際に写真入りで制作過程を見てみると,思ったよりも大変なんですよね!(すんません,素人同然で・・・)ただデッサンして,その上に色をつけてといった単純な作業じゃあないんですね.それから,原盤から最初の版画が刷り上がる瞬間って,ご本人も書いておられますけど,かなりドキドキしますよね.トイザらスのマークみたいに,ひとつだけ文字が反対向きになってたら台無しですもんね!(すんません,しょうもないこと考えて)

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 とまあ,こんな背景を考えながら,山本容子さんの作品を見て欲しいんですよ.そして,作品を見ながら色々な思いを巡らし,ご本人はどんな人なんだろうなあって想像しながらイベントを待つって素敵な時間だとは思いませんか?

2007-09-08

プチ番外編

 来週のおかやまJAZZフェスティバル,2nd stageまでとうとう1週間になりましたね.今日の昼間,僕の仕事先へ「ジャズmeetsアート」と「ジャズバトル2007」の責任者に集まってもらって,ミニミーティングをしました.この前も書きましたが,僕は山下洋輔さん,山本容子さん,渡辺香津美さん,吉田美奈子さん達の送迎を担当することになりそうで,考えただけで緊張しますよ.こんな無愛想男にちゃんと勤まるのかなあと思いますが,とにかくスマイルを心がけるつもりです!

 「ジャズmeetsアート」の方は,当日のスケジュールがほぼ固まりました.このチケットはほぼソールドアウトに近い状態で,逆にちゃんと多数のお客様をきちんとホール内へ誘導できるように準備しないといけないなと思ってます.また後日に改めてご案内しますが,9月15日午前11時よりホール外で作品展示及びグッズ販売を始めます.ホール自体の開場は午後6時で,開演は6時30分です.全席自由なので,前売り券をお持ちのお客様は,できれば早い時間帯にお越しくださいね.

 「ジャズバトル2007」の方は,もう少し細部の詰めが残っています.来週火曜日にOJFミーティングがあるのですが,そこでほとんどのことが固まると思います.他にも「しろちかジャズセッション」「コラボレーション・オン・ザ・ストリート」などのイベントがありますから,実行委員はもとより,ボランティアの方々にも具体的なお願いをするようになります.皆さんご協力をお願いします!

 

 今日は他にも書きたい題材があったのですが,僕は昼から引き続いて仕事をしているため十分な時間がとれなくてですね(言い訳するなぁ!).次のイベントまでは毎日ブログを書く!と宣言したからには(武士に二言はありませぬ)何か書かねば男がすたるので,今日は特別に僕の夕食を紹介します(笑).決して手抜きではありませんからねー.OJF6情報を楽しみにしていた方々,お赦しくだされぇ〜〜.

 

 で,何を食べたかというと...

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 セブンイレブンの「うなぎ蒲焼弁当」です!コンビニで鰻かよ!と通常は思うかもしれません.それに,昨今中国産の鰻が問題になってますしねー.でも,先月の当直のときに無性に鰻が欲しくなってですね,思わず買ってしまいました.たぶんOJF6 1st. stageが終わったばかりで疲れていたのもあって,身体が要求してたんでしょうね.

 レンジで本体を温めた後に付属のタレと山椒を鰻とご飯にかけると,B級グルメの僕にしても,結構まいうーな味なんですよ!思ったよりも鰻も太くてしっかりしてるし,ちゃんとした蒲焼きでした.それで,今日もう一度買ってみたのですが,やはり前回と同じ満足感が得られましたね.

 昔,東京行きの新幹線で,浜名湖を過ぎるあたりから必ず車内販売で鰻弁当を売りに来てたでしょ?子供の頃東京へ行くというと,富士山を見ながら鰻弁当を食べるのをすんごく楽しみにしてました.最近では,「のぞみ」の車中で爆睡しているので,鰻弁当を売りに来ているのかどうかもわからないですけど(笑).

 セブンイレブンの「うなぎ蒲焼き弁当」にそこまでの思い入れはありませんが,こんな昔話を思い出させてくれる味ではありました.メガマックほどのずっしり感はありませんが(それでも742kcalあります),結構じわーっと効いてきます.焼肉好きのHさん,是非試食して感想を聞かせてください!

2007-09-07

ジャズmeetsアートのきっかけ

 昨日もご案内したように,「山本容子ジャズ絵本銅版画展」がルネスホール公文カフェで始まりました.事務局長のYさんによると,講談社からはお祝いのお花も届き,すでにグッズも女性のお客様を中心にお買いあげいただいているとのことで,順調な滑り出しです.皆さん,山本容子さんの作品目当てで来場されたらしく,やっぱり全国区の人なんだなあと改めて思いました.「ジャズmeetsアート」のチケットも,事務局に全国から問い合わせがありますからねー.

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 しかし,僕のまわり,特に男性陣はさっぱりでして...職場で一応宣伝してはみたものの,皆ちんぷんかんぷんでした(苦笑).いつもの仕事内容と,このOJFでやっていることが本当にかけ離れているんだなあ・・・と改めて感じた次第です.

 ただ,確かにこの「ジャズmeetsアート」ってイベントとしてはわかりにくいですよね.純然たる山本容子さんの作品展覧会だけでもなく,講演会だけでもない.また,山下洋輔さんのピアノ演奏だけでもない,「こういうイベントなんだ!」と簡単に言えるものがないんですよ.だけど,逆に言うとこれまでの型式に収まらないようなおもしろいイベントだとも言えるんです!

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 この企画を僕が考えたきっかけになったのは,山本容子さんの「Jazzing 山本容子ジャズ絵本」という本と出会ったことなんだというのは以前のブログにも書きましたよね.だけど,山下洋輔さんについても是非,演奏だけでなく講演をしてもらいたいとかねがね思ってました.そのきっかけになったのは,糸井重里さんのホームページほぼ日刊イトイ新聞」に連載されていた「はじめてのJAZZ」というイベント記録を見たからなんです.

 糸井重里さん,タモリさん,山下洋輔さんの3人がジャズに関して分かりやすく語るというもので,その企画段階の内容がこちらで,実際のイベント内容がこちらです.「ジャズmeetsアート」に行ってみようと思っておられる方は,是非是非事前に目を通しておいてください!

 この中で,タモリさんが「ジャズをたのしむには『俺の話を聞いてくれ』の,その話を聞いてあげる優しさを持たないといけないんです」って言ってます.すなわち,ジャズマンって,みんな「俺の話を聞いてくれ」と思いながら演奏してるっていうことなんです(笑).これを読んだときには目から鱗状態でした.小難しいことをやってるようで,実はすんごく何かを表現したいし,そしてそれを聴いてもらいたいと,ジャズミュージシャンって思ってるんですよ.

 だけど,即興演奏をするかぎりは,自分で演奏をしたものに関してよかろうが悪かろうが全部自分が責任を負わないといけません.山下洋輔さんもそう言ってて,タモリさんはそれを評して「剣の道」って言ってます(笑).たぶん,そんなこんなを分かりやすく山下洋輔さんなら話してくれるんじゃないかなと思ったんですね.

 ジャズとはこうなんだという定義が難しいだけに,様々な解釈ができる.だからこそジャズと関わるとおもしろい!そういうことをジャズを聴きながらではなく,別な形で体験できないか?と考えたのが,今回の「ジャズmeetsアート」だったというわけです.

 銅版画家山本容子さんが実はジャズ好きで,その作品を見ながらジャズに関する思いを語ってくれて,その後に山下洋輔さんのジャズに関するよもやま話を楽しんで,なおかつピアノ演奏まで聴けちゃうという,そしてもしかして二人がコラボレートしてくれるかも?みたいな何でもありのイベントです.つまり,このイベント自体がまさにジャズなんですよ!

 企画した僕らも,いったい当日どうなるんだろう?とわくわくしてます.サプライズ演出もあるかもしれません.今の調子でいくと当日券はほんのわずかになるだろうと思いますので,9月15日の「ジャズmeetsアート」に行きたいと思っている方は,今週中にOJF事務局かルネスホールにお早めに電話でお問い合わせくださいね.では,またー!

2007-09-06

山本容子のジャズ絵本銅版画展

 本日のタイトルの如く,今日からルネスホールの公文カフェにて,山本容子さんのJazzingというジャズ絵本の銅版画展を開催してます!期間は本日から来週の金曜日まで(火曜日は定休)で,カフェの中で8点の銅版画を展示しています.山本容子さんの銅版画が描いてあるポストカードやファイルなどのグッズ販売もしてますよ.

 そして,来週の土曜日9月15日は「ジャズmeetsアート」の本番です.山本容子さんご自身が岡山に来られて,作品の展示も増えます.それに,今回のポスターの背景にもなっている銅版画の原画も持ってきてもらえます.これはルネスホールのメインホール内で展示しますからね.

 昨晩はその準備を公文カフェで行いました.山本容子さん事務所のリクエストにて,白と黒のモノトーン基調のカフェの奥側の壁を赤一色にして,そこに作品をかけてます.

 しかし,これには苦労話があってですね..まず,ルネスホールというのは歴史的建造物であり,壁とかに釘を打ったりするのは厳禁なんですよ.公文カフェも同じで,以前は金庫であったところを改装してカフェにしているので,壁一つにしてもルネス改装を担当した建築家の方の相当なこだわりがあるんですね.

 もちろん,山本容子さんの方にも相当なこだわりがあります.これまで作品を画廊や美術館で展示をしたことはあっても,カフェに展示したことはないそうで,この公文カフェでの展示をOKしてもらうのにかなり粘り強く交渉しました.山本容子さん事務所のデザイナーさんが,わざわざルネスホールの下見に来られたのが6月10日で,最終的にルネスホール側と山本容子さん側との折り合いをつけられたのが7月に入ってからでしたね.一時は,こういう展示はできなくなるかもと気をもんだのですが,何とかここまでこぎつけることができました...

 そして,公文カフェの壁を赤くするのに尽力していただいたのが,中銀ステージでのイケメンサンドイッチマンこと,Tさんです.カフェの壁に1本の釘も打つことなく,白い壁の前面に新しく赤い壁を制作してもらいました.実際に見てみると,最初からこんなふうになってたんじゃない?っていうような素晴らしいできばえです!

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 (新たに壁を設置したところです)

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 (皆で作品を壁にかけています)

  最終的にはこんな感じになってます.かなりいい雰囲気でしょ?

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 この銅版画は限定50部しか制作されておらず,残りが僅少になっている作品もあります.それぞれにシリアルナンバー山本容子さんのサインが入ってます.是非近くで見てみてください.Jazzingの世界にひたることができますよ.

  

 最後に,壁制作者のTさんと事務局長のYさん(Tさんにハレーションが!とか言われながら何故一緒に写ってるんでしょう(笑)?だけど二人とも満足そうでとってもいい笑顔なのです!)をパチリ.

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 無料で作品展示は見られるのですが,できればカフェコーヒーの一杯でも飲んでいただいてゆっくり作品をご覧ください.提供はOJF実行委員会アート班でした!!

2007-09-05

岡山市民会館はいかが?

 昨日は,OJF実行委員会ミーティングがありました.僕は当直だったので,ミーティングの間だけ職場を抜け出して会議に加わったのですが,15日(土)の「ジャズmeetsアート」と16日(日)の「ジャズバトル2007」に関しては準備も佳境に入ってきて,いよいよ臨戦態勢になってきたという雰囲気でしたね.各イベントの担当者も気合いが入ってきてて,例によって委員長の僕は全体責任者ということで,イベント当日は特定の仕事の割り振りがないため(笑),15日は山下洋輔さんと山本容子さんのお出迎え並びに送迎係ということになりました.僕って初対面の印象が悪いので(スンマセン),できるだけにこやかに,かつきちんと洗車もして責任を持ってお二方をイベント会場とホテルまで送り届けようと思っておりますです.

 で,今日は岡山市民会館について書きます.OJF1~5まではメインコンサートを岡山シンフォニーホールで行っていたのですが,今年はどうして岡山市民会館なの?と疑問に思われる方もおられるでしょう.

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 その理由は....

 

 一言でいうと,文字通り岡山市民のための会館(ホール)なので比較的安く会場が借りられるからなんですね.昨年のシンフォニーホールでのコンサートはS席6000円,A席が5000円でした.それも前売り券も当日券も同じ金額でした.今年はというと...前売りがS席4500円,A席3500円です.全部が岡山市民会館のおかげというわけではないですが,何と,1500円もお安くなっているんですねぇ〜.この値段で,山下洋輔渡辺香津美,そして吉田美奈子・川嶋哲郎まで聴けるとなるとおトクだとは思いませんかぁ?

 そもそも,OJF:おかやまJAZZフェスティバルは岡山市民の皆さんに気軽にジャズを中心とした音楽を楽しんで欲しいとの思いで創ったものなので,手軽にチケットを入手できる方がいいだろうと考えての岡山市民会館だったというわけです.

 ですけど,ここからが本論です.この岡山市民会館って案外侮れないんですよ!先日下見に行ってきたのですが,音楽ホールとしていい造りだなあと改めて思いました.設計は,著明な建築家の佐藤武夫さんです.作品集はこちらにありますのでご覧ください.まず,感じたのはステージが広いことです.それも,北側の道路から直にステージ機材が搬入できるんですね.音楽のみならず演劇など多目的な演目に対応できると関係者の方が言っておられました.

 ロビー付近もレトロな感じでいいんですよね.ステンドグラスがはめ込んであって,歴史を感じさせるデザインです.岡山市民なら誰もが一度は訪れたことのあるところだと思いますよ.なんか,すごく懐かしい感じがします.

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 そして,ステージと客席との距離が近い!すんごくライブ感があります.それに加えて,これは岡山市民会館の特徴と言ってもいいと思いますが,1階席より2階席の方が客席数が多いんです.これは音楽ホールとしてはかなり珍しい設計だそうです.1階席はもちろんS席ですが,2階席の前方は,ステージの全体が俯瞰できて実はかなりいい席なんです(ですから,2階席にもS席があります).

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 (この写真は2階席最前列から撮影しています.2階からでもステージが近くに見えます)

 個々のミュージシャンの息づかいまで感じようと思えば1階席でしょうけど,全体のアンサンブルやバンドの各メンバー全ての演奏をまんべんなく見て聞いて楽しみたいという方は2階席がお勧めです.

 そういう意味では2階席奥側と両サイドのA席も,おトク感がありますよ.当日時間があって,ちょっと立ち寄ってみようかな?という方も大歓迎です.16日(日)は岡山市民会館へGo!ですよ.

 余談ですが,今週の日曜日に岡山市民会館前を通ってみると道路は渋滞,歩道には長蛇の列ができてました.いったい何のイベントだろう?と思ってみてみると,それは???

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 じゃーん.「ウルトラマンファンタジックライブ2007 in おかやま」でした!午前と午後の2回公演で全席指定のチケット2300円が完売してたそうです.さすがはウルトラマン,だてにM78星雲からやってきてないですよねー!山下洋輔渡辺香津美さんに加えてウルトラマンを加えたバトルだとチケットがソールドアウトになったでしょうか(笑).そのときは,やはりライトセイバーではなく,スペシューム光線でバトルしてもらわないといけないですかね!

2007-09-04

宣伝は難しい

 皆さん,今日の山陽新聞をご覧になったでしょうか?何と26面の岡山県版の下の方に,OJF6の広告が掲載されています!

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 我々も決して資金が沢山あるわけじゃあないんですけどね.でも,できるだけ多くの人にこのイベントを知ってもらいたいということで,昨年から新聞広告を始めてます.もう一回,今度はカラーで広告掲載されると思うんですけどね.あいにく,いつ出るかは僕も知りません(笑).イベントまでには必ず出るはずですから,毎日山陽新聞を読んでOJFの広告を探してください!!

 テレビでもジャズバトル2007のCMが流れているの,ご存じですか?こちらはOHK岡山放送系列で,H焼肉店情報によると(おかげさまでOJFのMLでもこの通称になりました,イエーイ),K−1ファイトの時にこのCMが流れたそうですよ.で,5/23のブログにも書きましたけど,この時に作ったコピーはですね.

山下洋輔渡辺香津美,二人のジャズマスターがぶつかり合うジャズバトル2007.お問い合わせは,OJF岡山ジャズフェスティバル実行委員会・岡山音協まで

 というものなんです.アナウンスするとだいたい10秒程度になると思うんですけどね.

 実は,その前に作っていたコピーはこんなのです. 

何故ジャズは私たちの心を揺さぶるのか?その答えがここにある.OJFジャズバトル2007.山下洋輔渡辺香津美,二人の強烈な個性がぶつかる.

 僕みたいな素人がCMのキャッチコピーを考えているというのもどうかと思うんですが,最初に考えていた方はやっぱり堅いんですよね(元々の性格でしょうか?).そこで,OJF実行委員の美人編集者Fさんに相談したところ,もっとすんなり心に入ってくる方がいいと言われて,今のCMコピーに落ち着いたんですよ.ちょっと物足りない感じもするかもしれないけど,やっぱりシンプルな方が印象に残りますよね.

 それで,このコピー中の「ジャズマスター」という言葉なんですが,これは結構悩みました.この二人をどう表現しようかと思って,「ジャズ巨人」とか「ジャズの巨頭」とか,とにかく「巨」という漢字がどうにも頭の中を離れなくてですね(笑).達人ということで「マエストロ」はどうか?とも考えたんですが,これじゃあ「のだめカンタービレ」みたいでしょ?なんか,シュトレーゼマン役の竹中直人さんと山下洋輔さんがちょっとだぶってしまいますよねー.で,ちょうど衛星放送でスターウォーズの再放送をやってて,「ジェダイマスター」という言葉を思い出したんですよね.「マスターヨーダ」とか「マスター・オビ=ワン・ケノービ」という感じです.

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 「二人のジャズマスターがぶつかりあう」とかいうと,なんか山下洋輔さんと渡辺香津美さんがライトセイバーを持って戦うような姿が想像できませんか?ルーク・スカイウォーカーVSダース・ベイダーみたいにね!こんなこと言うと,どちらがダース・ベイダーなんだ!と怒られるでしょうねー(笑).

2007-09-03

お尻に火がついた!

 先週は少しお休みをとったのですが,週も明けたらもう9月じゃないですか!(当たり前か)よく考えてみると,9月15日(土)の「ジャズmeetsアート」まで12日しかないんですよ.「ジャズバトル2007」までは13日です!これは気合いを入れていかんと改めて思った次第です.ハイ!今日からまた頑張ってブログを書いて書いて書きまくるぞー!

 まずは先週までのOJFの動きに関して書かないといけないですよね.1st. stage終了から今までのトピックスというと,何と言ってもパンフレットです!事務局長のYさんとデザイナーのTさんのコラボレートにより,例年より随分早くできあがりました.

 まず,この表紙を見てみてください.

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 これは本当にOJFのパンフレットか?と見まがうばかりに,お洒落な感じになっています.これまではどちらかというと結構クールな感じのデザインだったんですが,今回はまるでファッション雑誌のようですよね.ちょっと手にとって見てみようかと思うでしょ?ちなみに,OJF6Tシャツを着てモデルになってくれてるのはルネスのジャズdeナイトに出演してもらったMAKOさんです.こうしてみると,すっごい足が長いっすよねー!

 裏表紙は,縦長のパンフレットなのに敢えての横書きという,これも新しいデザインにチャレンジしております.

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 中身もかなり盛り沢山なんですよ.採算を度外視した(笑)カラーページの導入など,営利目的ならやらないだろうな〜というような誌面構成ですが(OJFならではと言ってもいいでしょう!),YさんとTさんのあつーい思いがこもった作品になっております.この二人,パンフ作成のためにあまりにも不眠不休で無理をしたために校了期日を過ぎても爆睡していたようです.この日,Yさんには半日以上,全く連絡がとれなかったんですよ.何かあったのではないかと真剣に心配しましたからね(笑).

 このパンフレットが早めに欲しいという方は,事務局までご一報ください.それか,9月15日(土)と16日(日)の2nd. stageイベントに来ていただければ無料で配布してますよ!僕も,例によってながーい文章を書いております(笑).もうひとつお勧めは,OJF1~4の委員長であり,現副委員長のOさんが,これまたいい文章を書いておられます.Oさんもこれ以上モテてもいかんと思いますが,Oさんの人柄に改めて触れることができますよ.

 さて,15日までは毎日ブログ更新をすることを目標に頑張りたいと思います.かちかち山の狸さんにならないようにね!