少し解熱したのもあって、久々に街へ出た。仕事着にする綿パンを買うのが目的で、セール品をあちこちで物色。年相応のとか言ってると、どんどん古臭くなるので、若者が多い駅前に行ってみる。
ちょっと前だと、メンズと言えばストリート系のお店が多かったけど、最近は割とキレイ目のデザインが多い。これならついていけるなあと思いつつ、結局は何も買わず、一番街に新しくできたカフェで休憩。
店内は若い子で賑わっていて、店員も忙しそう。通りが見渡せる窓際の席に腰を下したものの、いつまで経っても注文したものが来ない。そして待つこと、約20分。ようやく、アール・グレイのホットが運ばれてきた。
「このぉ、砂時計の砂がぜんぶぅ、落ちたらぁ、カップの上に乗ってるぅ、紅茶を引き上げてぇ、飲んでくださいねっ♪」と、いかにも私カフェで働いてます的な風貌の若い女子店員がのたまふ。完璧にマニュアルどおりの喋り。『おいおい、お待たせしましたもないんかい？』と心の中で叫びながら、言われたようにカップから紅茶を引き上げて一口飲んだはいいが、
『ウゲッ！！』
これは、アール・グレイではなく、オール・シブイではないか！
散々待たされた挙句に、この仕打ちとは・・・砂時計なんかで格好つけてるんじゃねぇ！！
って、別に言いませんでしたよ。だって、カフェなんだもん（笑）。
