もっと知りたい 田中一村 生涯と作品
先日の、東京でのB型肝炎訴訟の国会要請行動で、北海道のB型肝炎訴訟原告団などが作った「肝炎のつらさを綴る川柳集」を貰った。各政党への要請の際にも、国会議員に配布したものだ。長い闘病生活、肝がんの恐怖、差別、経済的負担、国の不誠実な態度など、国の医療政策のミスによる被害を一身に受けながら、毎日を生きている、患者・被害者の声が綴られている。
その中からいくつか紹介したい。
厚労省 今日もミスター 検討中
吾が子への 輸血もできぬ 役立たず
履歴書の 健康状態 嘘ばかり
B型の 今日運勢って なんだかなぁ
ガンだって よくよく聞けば 国がガン
注射 妻より怖い 回し打ち
裁判長 早くしないと 死んじゃうぞ
証拠が そんなに大事か 命より
まず謝罪 言い訳うんざり 聞きたくない
先のない B肝よりも 我民主
母子手帳 持たぬわれらが 悪いのか
毎回の エコー検査が 審判日
引き延ばし のばしたいのは 命だけ
妻の顔 いつでも微笑む 遺影かな
肝炎も 出会いがあれば これもよし
もっと知りたい田中一村―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
- 作者: 大矢鞆音
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もう一度行ってみたいものだ。