正体現した特定秘密保護法

 今朝(12日)の徳島新聞自民党の石破幹事長が、11日の記者会見で特定秘密保護法で指定された(どれが指定されているかは知らされない)秘密情報を報道機関が報じた場合に、「国の安全が極めて危機にひんするのであれば、常識的に考えた場合(政権が判断するのだろうが、安倍内閣に常識があるとは到底思えない)、その行為は何らかの方向で抑制されることになる。と語ったが、すぐにその発言を撤回したという。
 しかし、この石破幹事長の発言は安倍政権の本音であり、いずれ近いうちにそういうことにするのだろう。全く、森担当大臣の国会答弁(これもいい加減なものであるが)にも違背する発言である。
 しかし、この安倍政権の暴走を許すわけには行かない。多くの個人・団体が特定秘密保護法反対の声を上げている。
 同じ今朝の徳島新聞の文化欄に五野井郁夫さん(高千穂大准教授)が「民主主義を揺るがす秘密法」と題して寄稿している。
 特定秘密保護法の危険性を民主主義を守る立場から説明し、最後に民意を示す方法を提起している。
 「まず違憲立法審査権によって本法が憲法違反にあたることを司法に問うことができる。  中略  表現の自由に基づいて、法律が発効しても適用できないほど議会外からの民主主義として反対の声を上げ続け、法自体の無効化や撤回をさせることだ。これらは現在も憲法上わたしたちが有している権利なのである。」と書いている。
 特定秘密保護法集団的自衛権共謀罪などとともに、自民党解釈改憲を推し進める方針なのである。
 まさに憲法を守る、とりわけ憲法9条を守る運動が大事になってきていると思う。




我が家の絵馬  千葉県・松戸市  本土寺 紫陽花


 ウィキペディアによると、
 本土寺(ほんどじ)は、千葉県松戸市平賀にある、日蓮宗の本山。山号は長谷山。塔頭が一院ある(仏持院)。本土寺は、池上(東京・大田区)の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺とともに「朗門の三長三本」(さんちょうさんぼん)と称されている。「朗門」とは日蓮の弟子日朗の門流という意味であり、「三長三本」とは、上記3か寺の山号寺号にいずれも「長」「本」の字が含まれることによる。
 近年、境内には茶室も整備され、1000本のカエデ・5000株のハナショウブ・10000株のアジサイの名所として人気を集め「あじさい寺」として親しまれている。本土寺過去帳は、歴史を語る重要な資料である。

 この絵馬には、小林一茶
  「紫陽花の末一色となりにけり」  
 の句が花と一緒に書かれている。



どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○いやなお客の 親切よりも 好いたお方の 無理がよい
○客に嘘をば つくその罰が 誠あかせど 疑ぐられ
○気障なお客と 井に湧く水は 金気なくなりや 茶にされる