徳島県母親大会で守大助の会の訴え

 昨日は、第57回徳島県母親大会があり、参加した。会場とくぎんトモニプラザでは、仙台高裁宛の再審開始を求める署名の訴えや、会員さんから会費をいただくために役員が手分けして頑張った。300人余が参加した。
 また、午後の全体会では守大助さんへの支援の訴えを行った。
 以下は、その訴え。
 第57回徳島県母親大会の開催、おめでとうございます。
 わたくしは、仙台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんを支援する徳島の会会長の有川です。いつも徳島県母親 大会実行委員会の皆さん、この会に参加された皆さんには大変お世話になっています。ありがとうございます。
 大変残念なことに、今年もまたここに登場して、守大助さんへのご支援を訴えることになりました。
大助さんが、逮捕されたのが2001年1月6日、もう16年半が経過しました。当時29歳だった彼は46歳になって、千葉刑務所に未だに無期懲役の刑で入れられています。
 今年3月25日には仙台市で「3.25守大助さんの再審開始をかちとる全国集会in仙台」が開かれ、徳島からの代表を含め18都道府県から300名以上の方が集まり、集会と交流会、元病院の現地調査を行いました。それだけ全国の皆さんのこのえん罪事件についての関心が高まったことを表しています。
 しかし残念ながら、弁護団・裁判所・検察庁による三者協議の進行を見ると、全く守さんの主張を無視して裁判が進められようとしています。
 どうか皆さん、今私達の会が取り組んでいる、仙台高裁宛の再審開始を求める署名、会場などで行っている物品販売にご協力ください。また、まだ支援する徳島の会に入られていない方は、ぜひこの機会に会へのご加入を、そしてすでに入られている方は、お知り合いの方へ会への加入をおすすめください。
 8月に岩手で行われる日本母親大会にも私たちの代表が参加して、母親大会参加者へ守さんへの支援を訴える予定にしています。そして、岩手行きのバスの途中では守大助さんのご両親が案内役になって、宮城県の被災状況を説明してくださいます。
 来年のこの県母親大会にはご両親と大助さんの笑顔が見られるよう、ぜひ皆さんのご協力をお願い致します。

 連れ合いが、徳島県母親大会の実行委員長。
 記念講演は「標的の島 風かたか」の映画監督の三上智恵さん。三上智恵さんの話は、日米両国政府が押し付けてきている沖縄のおかれている現状と沖縄の人々の闘いがリアルに報告されていた。辺野古基地の問題は沖縄だけの問題ではなく日本の将来全体につながる問題で、「標的の島」は沖縄だけではなく、日本全体が「標的の島」にさせられていることが理解されるものであった。今国が日本がお金を出して建設を強行している辺野古基地は、軍港として完成すると、ベトナム戦争の時以上の危険を日本にもたらす。軍港は戦争への出撃基地であり、戦争になったら相手国にとっては必ず消滅させなければいけない施設になる。
 第二次戦争中の沖縄では米軍の攻撃によって殺された人よりも、日本軍によって殺された人の方が遥かに多い。私の両親は、沖縄からほど近い奄美大島郡の沖永良部島で生まれた。大した日本軍基地がなかった沖永良部島では、米軍機が上空を飛んでも攻撃されることはなかったという。日本軍基地のある沖縄はそれに反して壊滅的な攻撃を受けた。



台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
B型肝炎訴訟をお考えの方は、全国B型肝炎訴訟弁護団へご相談を!
「江戸端唄集」(岩波文庫
◯都々逸百人一首
 酒のさかなは まづとりあへず あきのもみぢの にしきうめ
 本歌:この度は幣(ぬさ)も取りあへず手向山(たむけやま)紅葉の錦神のまにまに(菅家)
 みねのもみぢに あかるい路を 小ぐら山とは たがいふた
 本歌:小倉山峰のもみぢ葉心あらば今一度の行幸待たなむ(貞信公)