啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

KAUST(アブドラ国王科学技術大学)の新学長に米カルテック学長

KAUST(King Abdulla University of Science and Technology)というサウジアラビアのアブドラ国王科学技術大学の学長に、米国のカリフォルニア工科大学カルテック)の学長が決定したと広く報道されています。
 新学長はジャンルー・シャモー博士で、現学長チュン・フォン・シー(Choon Fong Shih)氏(前国立シンガポール大学長)の退任をうけてのことのようです。
 沖縄大学院大学(OIST: Okinawa Institute of Science and Technology)が、KAUSTをモデルに設立されたことは非常に有名です。
 教授は、昨年の2012年の3月に、この世界的に有名な大学院大学のKAUSTを訪問したことがあり、その質の高い研究環境の規模と人材の優秀さに圧倒されたことを思い出しました。

<引用【スワル(サウジアラビア)2013年2月20日PRN=共同JBN】>
 「キング・アブドラ科学技術大学(KAUST)は2013年2月16日、同大評議会の幹部会が満場一致でジャンルー・シャモー博士を次期学長として選任したと発表した。」
 「今年、第2代のKAUST学長になるシャモー博士(Jean-Lou Chameau)は2006年からカリフォルニア工科大学学長を努めてきた。」
 「KAUST評議会会長を兼務するアリ・ヌアイミ・サウジアラビア石油鉱物資源相は新学長の任命に当たって「当校としてはこれ以上ない学長を得た。ジャンルー・シャモー博士は研究者、教育者および学界の高名なリーダーとしての業績があり、KAUSTを次の段階へと発展させるためのリーダーの資格がある」と述べた。」
 「アリ・ヌアイミ会長は評議会メンバー、特に学長選考委員に対する謝辞の中で「10カ月におよぶ選考作業は厳しく、注意を必要としたが、シャモー博士というKAUSTにとっては完璧なリーダーを見つけて採用することができ、今では実りの多いものになった」と述べた」。
 「KAUSTの現学長チュン・フォン・シー氏は幹部会の決定に喜びの意を表して「シャモー博士とは過去にもご一緒したことがあるが、研究や教育に関して幅広い識見と深い洞察力とを持っている方だ。博士は教員、学生に対して心から愛情を持っている。KAUSTのメンバーとしては博士がバトンを引き継いでKAUSTを世界的なリーチとインパクトを持つ研究大学へ育ててくれることになって喜んでいる」と述べた。」