啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「ノーラッド」サンタ追跡60年

静岡新聞2015年12月23日(水)朝刊(総合面)に、面白いコラムが載っていました。「司令官のユーモラ発端〜サンタ追跡60年〜」との見出しです。
「ノーラッド」とは、正式には「NORAD」のことで、北米航空宇宙防衛司令部のことです。米国のコロラド州にあって、カナダとともに北米上空の防衛監視を本来の任務としています。
12月24日だけは、世界中の子供達の関心を集めるところで、サンタクロースの現在地をインターネットで情報提供しているのです。
1955年に、地元のスーパーが「サンタに電話しよう」という広告を打ったとき、間違えてノラッドの電話番号を掲載してしまったとか。司令官のユーモアで、こども達の夢を壊すまいと、サンタの追跡調査情報を発信し出したことが始まりと言うのです。何か、クリスマスイブに相応しいほのぼのとした話題を提供するコラムに、殺伐とした軍事防衛とサンタの平和なおとぎ話のギャップにもかかわらず、「粋な計らい」ともいうべき暖かさを感じてしまいました。


(静岡新聞2015年12月23日朝刊の総合面より、写真撮影で引用)< NORADのサンタ位置情報のURL: http://www.noradsanta.org >

サウジアラビアのアブドラ国王科学技術大学(KAUST)は、サウジ第2位の都市ジェッダから約60Kmほど離れており、車で約1時間半ほどかかります。大学からジェッダまで毎日無料バスが数本往復しており、ショッピングモールなどに連れて行ってくれます。もちろんサウジアラビアにはクリスマスはありませんし、お正月もありません。しかし、2-3歳の男の子を持つポストドクの人は、子供にわからないように、ジェッダの街までクリスマスプレゼントを子供に内緒で買いに行くと言っておりました。いい話です!