啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

サウジアラビアでの雨

一般に、サウジアラビアでは雨が降りません。本当に降りません。教授が来て、雨に降られたという経験はわずか1日だけで、それも日本でいう「にわか雨」のしかも1時間も続かぬ「そぼ降る雨」です。車などに乗っていると、フロントガラスに雨の水滴が付いてくるくらいが、「雨」となります。
この「雨」が降ると、人口4百万人の大都会のジッダ市内は洪水となります。冗談のような本当の話です。日頃雨が降らないので、下水設備が十分に機能しないのです。テレビも新聞も、「洪水」の大ニュースで溢れます。したがって、「パラパラと空から雨粒が落ちたら「ジッダ市内」行きは直ちにやめること!」というのは、半ば格言にようにもなっています。